鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

桜井市桜井

2011-10-20 22:04:55 | 奈良県
ayaさんに教えていただいた鍾馗さんを見つけたあと、意気揚々と桜井市へ向かいました。
桜井市には兄弟がいて、師匠のkiteさんが2006年4月に見つけています。=こちら
   大願寺さんの前にあります
と書かれているので、探し回る必要はありませんでした。






この家には、2体の鍾馗さんと大黒さん、恵比寿さんが置かれていました。



宇陀市榛原高井の鍾馗さん(左)と見比べてください。


もう1体の鍾馗さん


左隣の家にも鍾馗さんがいます。


また、寺の北側のお宅の塀には、既知の鍾馗さんがいました。






大願寺から約200メートル西方にも寺があり、その周辺を歩いていて見つけたのがこれ。
これまでに見てきた鍾馗さんとは似ても似つかぬ顔立ちです。
鍾馗さんに必要なものは備わっていても確信はありませんでした。
そこで師匠に問い合わせのメールを送りました。
   別の場所にあったのを、迷いなく博物館にアップしています。
   http://www.ne.jp/asahi/yuhi/kite/shoki/Representative/html/805_f.htm
   鍾馗さんということでいいんじゃないでしょうか。




この家の前を通っても手前の外壁が邪魔になって、奥の大棟にいる鍾馗さんは見えません。


こんなところから見つけました。

=いずれも2011年10月17日撮影

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2 コメント

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Unknown (さんろく)
2011-10-21 08:15:13
おとんさん、こんにちは。

大道寺前の鍾馗さん、刃部分を握っていますね。

しかも、これは金属製のもののように見えますね。金属製のものだとすると、おとんさんは瓦と金属を合成した瓦鍾馗を、他で目にされたことはありますか?

須坂の鍾馗さんも金属性の刀剣を手にしていると聞いています。楽しみですね。

Unknown (おとん)
2011-10-21 11:11:41
さんろくさん、こんにちは。

これは、鍾馗さんを制作したときにつけたものではなく、後からつけたものではないでしょうか。
先の尖った鋭利な槍様になっており、処分に困っていた家人(?)が、
指を丸めた隙間に差し込んだように想像しているのですが……。

須坂のMさん宅の蔵にいる鍾馗さんの剣は両手で握りしめていますよね。
これは最初からつけられていたもので、桜井の鍾馗さんの剣は“偽物”!、
Mさん宅の鍾馗さんの剣とは全然違うように思うんですよ。

>瓦と金属を合成した瓦鍾馗を、他で目にされたことはありますか?
後付けと思われるものはkiteさんの収蔵室でほんの数例だけ見たことがありますが、
一体でつくられたものは目にしたことはありませんね。
軟らかい粘土に、重量のある硬い金属をつけるのは難しいでしょうから、
技術の高い瓦職人さんでなければ、挑戦しにくいものがあると思います。

ツアーがあと2週間後に迫ってきました。
わがままを言ってお手数をかけていますが、どうかよろしくお願いいたします。