山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

返り咲きのスミレ(菫)

2011-11-26 18:35:57 | 双子葉離弁花

スミレの花期は通常 4月~5月頃で、その時期には昆虫による花粉の媒介によって
他の花と多様な遺伝子交換を行い種子を作ります。

しかし、それ以後は花粉による遺伝子交換は行わず、開花しない閉鎖花で種子を
作ることもできます。

温暖な土地で11月頃に路傍のアスファルトの割れ目などで咲き出す花は、「返り咲き」
と呼ばれていますが、本来閉鎖花で種子を作るのに花粉は必要ありません。

つまり、「男はいらん」タイプ? 役立たずって言われても取りあえず人間でよかった

スミレ <スミレ科 スミレ属>  多年草スミレ

















スミレ



 

 

 

 

 

 

スミレの名は、この花を横から見ると大工さんが材木に直線を引くための道具「墨入れ」
の形に似ているのが語源と言われています。
しかしこれは牧野富太郎氏による推論で、定説ではないようです。
スミレ

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今秋始めて見るツグミ

2011-11-24 23:02:34 | Weblog

木津川河川敷の伐採地に冬鳥のツグミが帰ってきました。

枯れた真竹の梢に止まっています。

ツグミの名前は「口を噤む」からきているそうで、ほとんど声を出しません。
 
いよいよ冬鳥の季節到来!・・・しかし、こう枝が多くては絵になりませんなぁ~

でも鳥さん達にはこれが身を守るための天然のブラインドになるそうです。

まぁシャーナイな~今日のところは・・・3月くらいまでの長~いお付き合いですから

焦らずにいきましょうか。

 ツグミ <スズメ目 ツグミ科>  冬鳥

画像はクリックすると大きくなりますツグミ

 







 





ホオジロ <スズメ目 ホオジロ科> 留鳥
体はツグミより小さくスズメ位、留鳥なので年中この辺りで見られます。
体色が似ているので、遠目では見間違いやすい鳥ですホオジロ

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ミネカエデ(峰楓)& コミネカエデ(小峰楓)

2011-11-23 17:56:52 | 被子植物離弁花

カエデの種類は平地ではイロハカエデやオオモミジが多く、低山ではヤマモミジ、標高が
高くなるにつれてハウチワカエデやコハウチカエデが見られるようになります。

ミネカエデは標高800~1,000㍍級の亜高山帯に多く見られるカエデの仲間です。
掌形に5裂した裂片の縁に見られる深い重鋸歯 がこのミネカエデ系の葉の特徴で
狭い意味でのミネカエデはこの1種を指します。

この仲間には近似種に、ナンゴクミネカエデやチョウセンミネカエデなどといった多くの種類
があるそうですが、各品種間の違いはかなり微妙で、広い意味ではそれらを含めたものを
「ミネカエデ」と言っても間違いではないと思います。

下段の画像のコミネカエデのように、形の違いが明確で、我々のような素人でも判別可能な
ものだけを別種として扱えばいいと思います。

ミネカエデ<カエデ科 カエデ属>  落葉高木ミネカエデ

















ミネカエデ
















コミネカエデ <カエデ科 カエデ属>  落葉高木

上のミネカエデと比べて見て下さい、やや縦長の形であることが特徴です。
違い分かりますかね~
コミネカエデ

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大道芸

2011-11-20 09:32:27 | Weblog

8月末のアフリカ旅行のストックからです。場所は南アフリカ共和国ヨハネスブルグの
旧黒人居住区ソウェト「マンデラハウス」の前

この変な顔をしているおっちゃん・・・
な~んだ、ただの百面相か・・・と思いきや

 

 

 

 

   

 





いきなり、このポーズです・・・(手に注目)
後で腕を交差 ・・・アリエン??

驚くのはまだ早い「これでどうじゃ!」

 

 

 

 

 

 





拍手喝采にお答えしてもう一丁!

因みにこのおっちゃん、生まれつき超柔軟な関節をもっているそうです。
こんな芸当は絶対マネできませんので念のため・・・・

 

 

コメント (3)
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クルマバッタ(車飛蝗)

2011-11-01 22:00:49 | 昆虫

先日UPしましたクルマバッタモドキによく似ていますが、 体は一回り大きく、胸部背面の
X型模様がありません。

変わって特徴的なのは、胸部背面が扁平ではなく盛り上がっているのが同定する上で
一番有効な識別ポイントになります。

見られるのは里山の開けた草地など山間部が主で、河原や平地の荒れ地を主に
活動するトノサマバッタクルマバッタモドキとは明らかにニッチが異なります。

 クルマバッタ <バッタ目 バッタ科>クルマバッタ

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