まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

20度台の爽やかな一日・・結社高齢化の行き着く果て/新俳句日記2016

2016-07-13 09:14:21 | 日記
魂魄のやがて飛び散る青水無月  まほろば
今日は数日ぶりに梅雨空に戻る。午後にかけて小降りながら雨の一日となる。気温は最高27度とあるので涼しさを味わうことがかなう。本業の山を少しでも片付けるにはちょうど良い。昨日持って出た【現代俳句の展開】と「俳句」7月号(対談『俳句の存在者』)はまだ手付かずなので、一気に読み進めたい。その内容はこの場所にアップするつもりである。さて、所属結社の新同人関連の原稿だが、あまり急がずに20日締切のレギュラーのものと併せてノンビリやりたい。それにしても歴史はあるが、高齢化の進む既存結社の無惨さといったらない。せめて4~50歳代の中堅を育てていればいいものを、あたら戦後俳句史に残る系譜を廃棄してしまうことになる。しかし、それも創刊者の遺言の一部(=伝統回帰)なら致し方のないことであろう。伝統とは必ずいったんは滅び去り、未知のものに更新されてゆくものだからだ。そこにあるのは《無》と帰した残骸では決してなく、新たな定型言語(表現)の有り様を示す何らかの萌芽のようなものであるはずだ。定型言語とは、本来、魂とも呼ぶべき人間の精神の根底に届く《核》のようなものであるからだ。とりあえず、いまここにある飢餓感と日常の悲喜こもごもを【俳句】という連続性に置き換えてみる作業を続けるのも幾分なりとも面白きかなである。・・・《続く》