着物の仕立て屋 花梨の日々つれづれ

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自分でやってみよう(胴抜き、続き・・・)

2013年03月11日 | 和裁


 先日の胴抜きの続きです。

前回、広衿をアップするといいつつ、探してみたらほどいて良い着物が見つからなかったので、なんとなく説明します。


衿先なんだけど、衿くけのほうは残ってて、手前の衿付け部分がほどけてるの、分かるかな?



脇の揚げ周辺の始末。



脇と衽の始末が出来たら、八掛を身頃にくけつける。
衽上と胴の部分は表に針目が出るので丁寧に付ける。3分(1cm)くらいの目でOK


袖口布に表からしつけをして(待ち針でもいい)、くける。
振りは三つ折りで始末する。






肩回りに力布をかます。三角に折ってバイアスをつくり、縫ってあるところに待ち針で留め、その上から付けていい。



衿を手前に置いて、縫い代は折ってあったように納めていく。衿肩回りは表に透けない生地で芯を入れる。天竺とかシーシングとかなんとか。
広衿の場合は、カパットかぶせてくける。


で、多分、出来ると思う。
脇・衽の始末は三つ折りが難しかったらそのまま押えただけでもいい。背縫いも二度縫いで良い。私は直し代をいただくのでダメなんだけど、自分のだったら良いんじゃね。


衿くけも終わったら、袖付け・身八つに閂止めをする。
あっ、ごめん、私はよう説明せんからこれ見て。



このお客様の着物は以前、布で補強の「あくち」(呼び名はいろいろ)を受けた事があったので、普段着系の紬にはこれを付ける。






これは和裁所によってやり方はまちまちで、私が知っている限りでは初めて習ってから4回くらい形が変わってる。なので、変とかどうとか思うのは個人の自由で、とにかく力布の役割をしてたら良いのでなんでもあり。


と、画像を取りながら待ち針が一本も写ってないけど、これは「わざと」です。
私は自分の使い勝手から頭付きの待ち針を使ってます。この事を他者に話すと途端に「素人は頭付きを使う、プロは使わないよ」と言われるが、これはただ単に、着物に入った針が取り出しやすいだけの事で、実際は入れなければどんな待ち針を使っても問題ないです。

習った学校は当然縫い針待ち針で、検針機にかけて針が入ってたとしてもちゃっちゃと取れますし、頭付きは下手をしたらほどかなくてはいけなく面倒なのも確かです。

検針機を持っているので、待ち針に対して使えれば良いよ、という感覚ですね。
しかし一つだけ、最近、パッチワーク用品で「マグネットピンクッション」(磁石針山)なるものが販売されている。友人も便利な物があるよ、と勧めてくれたのだけどとんでもない話。

磁石に針をくっつけたままにしておくと針が磁石になる事は誰でも知ってる。
という事は、検針機に反応しない。
なので、知り合いとか先生とがこれを使っていて着物を縫われている場合は、要注意、という事は頭に入れておいてほしい。



頑張ってくださいね。


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