5月4日 (金曜日・休日 晴れ)
つづき
成田から成田線の普通電車で我孫子へ向かいます。
時刻表のさくいん地図を見ると、成田から北上するような印象を受けますが、実際には北西、いやほとんど西に向けて走っています。
(5) 成田線 普通838M 我孫子行き
成田 7:58 ⇒ 8:41 我孫子
⑪ クハE230-59
⑫ モハE230-110 ↑ 我孫子行き
⑬ モハE231-110
⑭ サハE231-169
⑮ クハE231-59
成田線の成田~我孫子間は、別名「我孫子線」という名前がついています。本来、我孫子行きは「下り電車」になるところ、列車番号は838M(偶数⇒上り電車)という風になっています。
鉄道の駅を作るのは大変だけど、バスの停留所はポールを置くだけで済むから楽だなって思いました。(実際には楽じゃないでしょう。少なくとも勝手に置くことは許されません。)
なだらかな坂を下ったところが下総松崎駅
線路は単線ですが、全部の駅で上下列車の行き違いができます。速度は速く、最高で100km/h近く出ていました。
木下(きおろし)という駅名を聞くと、阪神ファンではないのに「六甲おろし」を思い出します。いま走っている線路の南を、北総鉄道が走っています。間隔はけっこう離れていますが、1時間半くらい歩けば着くはず。
木下を出発すると、印西市から我孫子市に入ります。沿線は住宅地が増えてきました。関西のJR奈良線と車窓が似ている場所がいくつかあります。
5両編成の電車の乗客はどんどん増えます。我孫子で常磐線に乗り換えて、東京へ遊びに行く人たちが多いのでしょう。
そんな中、自分と同じような小さめのリュックサックを背負っている人を何人かみかけました。まさか、自分と同じ大回り乗車の旅をやっているとは思えませんが。いや、もしかすると‥‥この時、宮脇俊三氏が著した本の、次の一節がとっさに思い浮かびました。
”旅行者の心理には被害妄想的なところがあって、こういう場合、みんな自分と同じところに行くのではないかと考える。” (「最長片道切符の旅」新潮社 より)