列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

大糸線(その1)

2006年08月13日 | 大糸線と路面電車の旅

                        ↑南小谷駅にて

7月29日(土曜日・曇り
 
(大糸線と路面電車の旅:その5


 (その4)のつづき

 20数人の客を乗せた2両編成の電車が、信濃大町へ向けて走っています。

 大糸線の車窓を絶賛する書籍は多けれど、僕はどうしてもそう思うことができません。曇天の時にばかり訪れているからかもしれません。遠くの山並みは霞んでおり、近くの山しか見えません。そして、その山のほとんどがスキー場で、ゲレンデの部分は大きく削り取られています。スキーの大好きな自分でさえ、大糸線に乗ったときは、山々の姿が痛めつけられたことを残念に思うのです。

 
 スキー場がデザインされた神城駅の駅名標

 そんな大糸線ですが、仁科三湖の横を走るあたりは素晴らしく、この線のベストだと思います。湖畔を走る電車から見える隠れ家的雰囲気の湖は、木々と水面がとけ合っている感じがし、美しいです。(曇っているからそう見えるのかもしれない)
 
しかしここでも、青木湖以外の2つの湖(中綱湖・木崎湖)では、水質の悪化が進んでいるといいます。

 この電車は、終点の信濃大町で折り返し、7:20発の南小谷行きとなります。このまま乗車して、終点の南小谷まで行きました。
 電車のドアは、押しボタンを押して開く方式でした。大糸線では、外の寒い冬だけでなく、年中この方式にしているようです。

 
 南小谷駅

 南小谷着8:21。白馬と違って、観光地という感じがしない駅でした。ここまで乗ってきた電車が、信濃大町行きとして発車していきます。次の糸魚川行きは9時25分まで来ません。駅は閑散としました。列車を待つ客もおらず、山村の静かな駅でいい時間を過ごせました。

 
 観光地っぽくないといっても、駅の中にはこんなコーナーがあり、少しは「観光地っぽい」のですが。(南小谷駅待合室)

 つづく



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