エデュコ23期生の追い込みもいよいよ到達点を見据えたものになってきました。各自の過去問練習も、多くの方が2巡目に入ったようです。
重ねて、その練習目的を確認すれば、1巡目がじっくり腰をすえた問題研究だったのに対し、2巡目の目的は1巡目で確認された改善点を見直し、その上で、最大限に実力を発揮する要領を身に着けることといえます。決められた時間配分の中で、しっかり得点できる手順を作りましょう。
ところで、もう間もなく受験を迎えようとする23期生の過去問練習をみていますと、「自分に厳しい取り組み」を実行している方が多いのが特徴的です。
例年、保護者の期待を一身に受け、その期待を裏切らない気持ちが強い余り、実力に水増しした出来栄え(点数)を示す子が散見されます。
これに対して、23期生のほとんどは、厳しい自己採点で挑んでいるといえるでしょう。言い換えれば、保護者がわが子の実態をよく把握し、親子間での行き違いがほとんど見られないといえます。
このような親子関係が出来ている場合、イメージどおりの合格を果たす例が多くなります。23期生のほとんどの受験が、意義ある体験になることでしょう。
とはいえ、保護者の立場で言えば、不安も大きくなり始めます。例えば、この時期、保護者から頻繁にいただく質問の一つに、「合不号判定テストでは、ある程度の判定が出ているものの、過去問練習を見る限り、まだ点数が届いていないが…」というものがあります。
この評価の不整合は、公開テスト受験生集団内での評価が、その集団における相対評価なのに対して、過去問練習での得点は、到達したいレベルまでの距離を表す絶対評価であることによるでしょう。
仮に、現時点において、合格基準点まで15~20点及ばない程度なら、これから50日後には合格圏に到達することが、例年の問題適応力向上で確信できます。
子どもたちがいよいよ覚醒するのはこれから。プラスイメージを持ち続けて、家族で合格を楽しみにしましょう。23期生は合格にどんどん近づいています。