oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

根っからの自転車野郎

2005-11-17 | 自転車
わたしが時々利用するアウトドア用品店が、行きつけのコーヒーショップのすぐ近くにあります。「時々利用する」というのは、言い換えると、行くのはほとんど割引セールの時だけ、ということです。『クレヨンしんちゃん』の母・みさえのように、わたしも「バーゲン」、「割引」、それに「無料」という言葉に弱いタイプ。わたしが好きなメーカーの服の半額セールなどが時々あって、その度にフリースなどを購入しています。このメーカーの多くの衣服がオーガニックの綿を使用しているのも、わたしがこのメーカーを支持している理由のひとつです。このようなメーカーを応援することが、消費者としての義務でしょう。とは言いつつ、割引でしか購入しませんが。この店の店員の一人も、やはりこのメーカーの製品を薦めています。

ちなみにこの店員の自慢は、「車の運転免許を持ったことがない」ということ。50歳代半ばのアメリカ人で運転免許を持っていないというのは、諸事情により運転ができない人、および貧困層を除けば、非常に珍しいのではないかと思います。この方は元々、自転車の修理工をやっていたという、ばりばりの「自転車&アウトドア野郎」。今でも月に3度はアウトドア(つまり山)に出かけるのだとか(そこまでも自転車で行くの?)。何はともあれ、車と、それに牛肉というのが、American Way of Lifeの象徴。運転免許を持ったことがないということは、そのような生活様式を否定している方だと理解していいでしょう。こういう方にとって、自転車に乗るということは、まさに政治的表明(political statement)。これで、牛肉食ってたら笑えますが。

本人に聞いたことはありませんが、50歳代半ばということは、1970年代にアメリカで環境運動が盛り上がっていたときに、この方は20歳代だったということ。おそらく、そんな運動に関わってきたのでしょう。実は日本に行ったことがあるそうです。行った場所は鎌倉。なぜそこに行ったのか本人にきいていませんが、もしかして禅の修業とか?

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