oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

ミッチ・アルボムのテーマは「死」

2006-08-09 | シンプルライフ
ミッチ・アルボムさん、日本での知名度は低いのでしょうね。『モリー先生との火曜日』(97年)や『天国の五人』(03年)という本がアメリカで大ベストセラーになった、『デトロイト・フリープレス』(新聞)のスポーツ・コラムニストです。『モリー先生~』は、不治の病に冒された大学時代の恩師とアルボムさんが15年ぶりに再会し、人生や死の意味について語り合うというノンフィクション。この本にしろフィクションの『天国の五人』にしろ、「死」が大きなテーマになっています。そして、来たる9月26日、アルボムさんの新作小説『For One More Day』がアメリカで発売されるとか。主人公は、死んだ母親となぜか一日一緒に過ごすことになった自殺願望を持った男性で、舞台は「この世とあの世の境」。やはり、「死」が大きなテーマになっているようです。

ちなみにわたしは、『モリー先生~』は以前読みました。「愛がどうだ」とかいう「touchy-feely(感傷的な?)」な話が苦手なので、本の内容はともかく、アルボムさんの話術(storytelling)というか文章が読みやすくて好きでした(日本語訳はどうなのか知りません)。さすがコラムニストですね。ちなみにこの本は、ジャック・レモンがモリー先生を演じてドラマ化され、NHKで放映されたようですが、現在ではDVD(上の画像)で観れるようです。「泣ける」そうなので、おバカさんコメディ趣味のわたし向けではないのかもしれないけれど・・・。

アルボムさんの本は気楽に読めるので、死について考えたい人の入門書としては最適かもしれません。「死について考えることは人生について考えること」であるならば、この夏、死がテーマの本を読んで人生について考えるのもよろしいかと・・・。なんて言って人に勧めている場合じゃないですね。まずは自分が読まないと!

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