死んだらどうなる?

誰もが一度は抱く関心「人間は死後どうなるか」を中心に、あの世、生まれ変わり、守護霊等について詳しく解説していきます。

悪霊に憑依された場合の特徴は「感情のブレが非常に激しくなる」こと

2007-04-24 | 地獄霊はなぜ地上の人間に憑依したがるのか
正太 「うん。地獄霊の憑依を受けると、憑依される原因になった心の傾向性が増幅して、理性的なコントロールがきかなくなってくるんだね。
 たとえば、色情霊に憑依されると、体が言うことをきかずに、理性的な判断ができなくなって、異性のことしか頭に浮かばなくなる、ひどくなれば、身体が自然に異性のほうに動いていってしまう、といった具合だね」

勇二 「ああ、そういうエッチな人っているね」

正太 「あるいは、阿修羅霊とかが取り憑いてくれば、それまではある程度理性で抑えていたのが、ブレーキがきかなくなって、真っ昼間からお構いなしに人の悪口をパッパパッパいい始める、周りの人が見ても信じられないような内容のことを言いだすとかね。
 ただ、悪霊が憑依してきた場合、共通して言えるのは「感情のブレが非常に激しくなる」ということ。特徴的には、非常に怒りやすくなり、すぐにカッカくるようになるんだ。また価値観や世界観がガラッと変わってしまって、全てが悲観的、否定的に見えてくるんだ。情緒が非常に不安定になるんだね。また、夜が眠れなくなる、というのも特徴だ。
 そして「人のために何かしよう」とか、「人に対して愛を与えたい」なんていう気持ちはサラサラ起きてこなくなって、いつも苦しく、被害妄想で人や環境に対する不満がたくさん出てくるようになるんだよ」

勇二 「なるほど、「感情のブレ」か。やっぱり、心の平静っていうか、心を穏やかにしていくことが大切なんだな。それと、半分冗談なのかもしれないけど、よく「霊を背負うと重い」とか言うよね」

正太 「うん。冗談とかじゃなくて(笑)、実際、悪霊が憑いていると、体は重いんだね。事実上、霊には重さがないんだけど、一名、あるいは二名、三名の霊の苦しみを背負うと、やっぱり重いものなんだ。体が重くて、毎日、調子が悪く、ちょうど梅雨時の、どんよりした天気の日に満員電車に乗っているような、うっとうしくて、体がだるく、やる気がでない感じが、悪霊が憑いているときの感じなんだね」

勇二 「ふーむ。じゃあ、霊が憑依してくる箇所っていうのは、よく言うように、やっぱり肩とか腰が多いの?」


「他人にも自分と同じ苦しみを味わわせたい」というのが憑依霊の行動原理 

2007-04-23 | 地獄霊はなぜ地上の人間に憑依したがるのか
正太 「そうそう。天国に還った霊人の場合は、天国の暮らしになじんで、この世の生活を忘れていくんだけど、地獄に堕ちた霊にとっては、この世というのは非常にありがたい世界で、うらやましくて仕方がない所なんだね。とにかく「人間として生きていた時代の方が今よりよかった」と思うわけなんだ」

勇二 「そうか。たとえ、この世がしんどかったとしても、地獄よりははるかにマシなんだろうね」

正太 「うん。だから、地獄にいる人たちの多くは、何とかして地上に自分の生活の場を見つけたいと思っていて、乗り移れそうな人がいれば、先を争って憑依してくるんだね。この世の人に憑依すると、肉体が仮に手に入るから、かなり、生まれ変わったような気分が味わえるんだ。彼らとすれば、かつて人間だったときの感覚を取り戻して、一息つけるんだよ」

勇二 「それじゃあ、地獄に堕ちている人にとって、憑依できる相手というのは、しがみつける浮き輪みたいなもんだね」

正太 「そうそう。そしてどうするかというと、取り憑いた相手を惑わしていって、自分の「コピー人間」に変えていくんだ。その結果、何年か、何十年か後に、憑依した相手が死ぬと、当然自分がいる地獄に堕ちてくるから、仲間を増やしたことになるんだね。すると今度は、その堕ちてきた人といっしょになって、別の地上の人間に憑依して、また次なる仲間を増やしていく…。これが地獄界拡大のメカニズムなんだ」

勇二 「おいおい、それはひどいじゃないか。そんな不幸の拡大再生産みたいなことをして。地獄という世界だって、しっかり反省すれば、また天国に上がってこれるのに」

正太 「そう。だから憑依霊というのは例外なくエゴイストなんだね。自分が苦しみから逃れたい一心で取り憑くから、自分が憑いている相手の幸福のことは考えないんだ。むしろ、彼らは、人が悩んでいたり、苦しんでいたりするのを見ると、愉快でしょうがないんだね。それで、「この人を、もっと苦しめてやろう」「この人を発狂させて殺してやろう」「この人の人生を、何とか破滅させてやろう」といった悪いことを考えているんだよ。人の人生を破壊して喜ぶわけなんだ。つまり、自分と同じ苦しみを味わう仲間を増やすことによって、自分自身の苦しみを和らげようとするんだよ」

勇二 「いくら地獄に堕ちて苦しいからといったって、それは人間として最低の心境じゃないか」

正太 「ただ、こうした心というのは、地獄に堕ちている人だけに特有というよりも、この世の人間にもどこかにあるんだね。つまり、自分自身が幸福になれそうもない場合、「せめて他人も不幸になれば喜べる」とか「誰かが失敗すればスッキリする」とか、他人の不幸を喜ぶような心がどこかにあって、これが地獄の心の始まりなんだけど、地獄霊というのはそうした思いがストレートに出てきているわけなんだ」

勇二 「でも、そんな悪いことをすれば、本人だってますます罪が重くなるんだよね」

正太 「そのとおり。地上の人間に憑依して悪さを重ねると、その霊は地獄界で罪が重くなるんだね。地上の人に憑いて、人を死なせたり、破滅させたり、借金地獄に落とすとかして、罪が重くなっていくと、それまでいた地獄にいられなくなって、もう一段下にドーンと堕ちていくんだ。
 しかし、そこでまた悪さをすると、さらに下へ堕ちていくんだね。悪さをするたびに下に堕ちていって、どんどん苦しくなっていくんだよ。罪が重くなってしまって、ますます地獄から出られなくなってしまうんだね」

勇二 「うーん、そうか。じゃあ、逆に、地獄霊に憑依された側の人には、どういう変化が起きるんだい。たとえば、自覚症状としては、どんなことが挙げられるの?」


地獄霊は、地上の人間に憑依すると、地獄の苦しみから逃れた上、生前の感覚を味わうことができる

2007-04-22 | 地獄霊はなぜ地上の人間に憑依したがるのか
正太 「うん、地獄という世界は非常に苦しい世界なんだね。ちょうどプールや海の中に潜って長く息を止めていたら苦しいように、地獄にいる霊たちも暗黒の世界にいたら、やはり苦しいんだね。そこで地獄の苦しさから逃れるために、一時期、地獄から這い出そうとして、地上の人間に憑依するんだよ」

勇二 「ふーむ、そうか。地上の人間に憑依していれば、その間、苦しい地獄から抜け出せるというわけなのか」

正太 「そうなんだよ。それというのも、前にも言ったけど、憑依ということが起きる根本には、「地獄界からは地上には生まれ変わってこれない」という事情があるからなんだ。地獄にいる人は、反省して、最低限4次元幽界の精霊界(4次元幽界の中の地獄でない領域)まで上がってこないと、生まれ変われないことになっているんだね。
もし、地獄から生まれ変われるなら、彼らも赤ちゃんとしてこの世に生まれてくればいいわけだけど、それができないからこそ、地獄の責め苦から逃れたくて、生きている人間に取り憑いて、惑わし苦しめるということをやっているんだよ」

勇二 「なるほどね。彼らとすれば、それこそ、「溺れる者は藁にもすがる」感じで、地上の人間にすがり付いてくるわけだ」

正太 「そう。それと、地獄霊が憑依してくるもう一つの理由は、地上の人間に憑いていると、生きていたときと同じ感覚が味わえるからなんだね。たとえば酒乱の霊が自分によく似た地上人にとりついて酒を飲むと、同じ感覚が味わえるんだ。霊体だけだと、そこまでは感じないんだけど、他人の肉体に入ると酒の感じ、舌触りがよくわかって「ああ感じる。これはやめられないな」と思うんだよ。
 また色情地獄、血の池地獄ともいうけど、こういう世界も現実にあって、そこに堕ちている霊は地獄で男女の絡みをやっているわけだけど、肉体がないので、どうしてもこの世的な欲望を満たすことができないんだね。ところが地上で自分と同じ執着を持っている人間に憑いて肉体に入ると、そうした感覚が味わえるんだよ。だから盛り場だとか色街、歓楽街なんかには、そうした酒好きの霊や色情霊がウヨウヨいることも事実なんだ。
 あるいは、人の悪口ばかり言って地獄に堕ちた人は、地上にいる、自分とそっくりの人に憑いて他人の悪口を言っていると、胸がスッとするんだね。ストレスが解消できるんだ。あるいは、すぐカッと怒って人とけんかや争いごとをする阿修羅地獄霊が、自分と同じようなタイプの、たとえばヤクザとかけんか好きの人間に憑いていれば、思い切り暴れて、その人なりの自己実現が果たせるんだね」

勇二 「なるほどね。地獄の苦しみからは逃げだせて、しかも生きてたときと同じ感覚が味わえるというんじゃ、地獄霊にとっては一石二鳥だよね。それじゃあ、憑依というのはなかなか止まないだろうね」