楠ヶ丘25P仲間の広場

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ラトヴィアには山がない

2010年09月08日 | 旅行
服部です。台風の影響で名古屋でも約1カ月ぶりに雨が降り、暑さにぐったりしていた街路樹も生き返りました。

10月の神戸での同窓会、盛会になりそうですね。横浜から織田さんも来てくださるとのことで大喜びしています。

さて ラトヴィア報告4日目です。
8月9日のリガはぐっと涼しくなりました。9時にホテルを出発、今日からはヤニス夫妻と車に乗って2泊3日の旅に出ます。最初に目指すのはスィグルダ。リガから北東へ約1時間のところにある渓谷でガウヤ川と深い森のあるリゾート地として有名です。また古くから開けた土地でここには13世紀にすでに城が建てられていました。とてもきれいに整備された、彫刻がいっぱいの公園を散策してからまずスィグルダ城址へ。13世紀の初めに建てられたものとのこと。



ここからガウヤ川と深い森の向こうに赤レンガのトゥライダ城が見えます。遠景に山がないのが不思議な感じ。ラトヴィアの国土は平たんで山らしい山がないのです。最高峰は300mくらいだとか。「でも”山にスキーをしに行く”とか”山で休暇を過ごす”とかいう”表現は”ラトヴィア語にもあるのよ。」とヘレナが笑いながら教えてくれました。



車でトゥライダ城(やはり13世紀の建築)まで来て右側の塔の上まで登ってみました。



塔の上からの眺望です。大きく蛇行して流れるガウヤ川と見渡す限りの広大な森。ラトヴィアには山がないのを実感する風景です。最近信州によく行って山を見るせいか、遠景に山がないのがあるべきものがない感じでなんとなく物足りない気がする私。



ツェーシスという古い町に行く途中のレストランでランチ。テラスの食事は最初は気持ちがよかったのですが風が吹くと寒くなってしまいジャケットを着こみました。食事しているうちに後ろのテーブルから大阪弁が聞こえてくることに気がつきました。振り返ってみたらラトヴィア人の日本語ガイドといっしょに旅をしているという大阪の年配の御夫婦が!リガでならともかく、こんなところで日本人に会うなんて、お互いにびっくり。「奥さん、なにしてはりまんのん、こんなとこで!」と言われてもねえ。「何語で話してはりまんのん?えっ、ロシア語?どこで習わはったん?」といろいろ聞かれてしまいました。



ツェーシスではヤニスの友人のリーガが待っていて町を案内してくれました。彼女はこの町の子供図書館の職員だそうで まず彼女の図書館を表敬訪問。本もたくさんありましたがコンピューターもあちこちに置かれていました。



コンピューターの順番を待っていたこの子にインタビュー。10歳でロシア語はわからないとのことでリーガにラトヴィア語で「本を読むのが好き?」と聞いてもらいました。答えは「あんまり、、」だそうで残念そうなリーガさん。となりの子はハリー・ポッターを読んでいました。



ツェーシスはすでに9世紀から栄えていた古い町だということでした。この城は13世紀にできたもの。左側の塔には登ることができます。



塔の上からの素晴らしい眺め。




それから古い建物が残る町の中を散策しました。ドイツの田舎にありそうな家。


ここは広場。人がほとんどいません。車も少ない静かな町でした。






この日はこの町の超reasonableホテル泊、パンとビールを買ってホテルのそばのリーガのお宅におよばれに出かけました。これまたwildなおうち!木造の一軒家ですが、草ボウボウの広い庭があり、りんごやなしの木、ハーブ園もあって野菜畑も広い!鶏小屋もあり、肉以外はほとんど自給自足の暮らしのようです。それにトイレは外!あんまりたてつけもよくなさそうだし、冬は寒そうなうちでした。

その自家製の卵を使って,大きなフライパンにリーガの夫アンドレアスが作ってくれたふわふわのオムレツです。卵8個を使って、上にはハーブがたっぷりかかっています。おいしい!


リーガはテーブルに座っておしゃべりばかりしていて、キッチンで働くのは夫。料理が得意だからというのですがちょっとうらやましいですね。この後彼の得意料理というレバーのゼリー寄せやチーズケーキも出て、リーガの愛犬ディライラも登場、にぎやかに過ごした夜でした。








二人で歩くリガ

2010年09月01日 | 旅行
服部です。今日も暑い、暑い名古屋からお便りします。

ラトヴィア旅行記の続きです。
リガについて三日目の8月8日、今日は夫と二人だけでリガの町を歩きます。
泊っていたのは旧市街にある小さなホテル"Radi un draugi".(親戚と友人たち)という面白い名前です。



今日は10時半にダウガヴァ川のクルーズに乗る予定。それまでの時間に昨日見に行った中央市場をもう一度見てくることにしました。食いしん坊の私たち夫婦はこのすばらしい市場にすっかり魅了されてしまったのでした。
ねぎやにんじんや香草類。



「あっ、柿がある!」と思ってよく見たら、このオレンジ色のものはトマトでした。



花屋さんもあります。アスターとグラジオラスがいっぱい売られていました。



このきれいなお姉さんからさくらんぼを300グラム買いました。接客はソ連風。



ダウガヴァ川の遊覧船に乗りました。川から見るリガの旧市街です。教会の塔と赤い屋根が美しい素敵な風景。この船に私たちの他に二人の日本人が乗っていました。男性二人組。親子とのことで、お父さんは70歳代かな?なんと名古屋の方でした。一週間でバルト三国をまわる旅をしているそうでした。「えっ、ラトヴィアだけで1週間ですか?」なんて言われてしまいました。



船を降りてから旧市街に戻ってランチ、それから今日は新市街を歩きに行くことにしました。広々したエスプラナーデ公園を抜けて国立美術館で絵を見てから、その北側にあるアルベルタ通りとエリザベテス通りを目指します。ユーゲントシュティール建築の宝庫で最近とても人気のスポットになっているところです。

通りがかりに見た面白い家。この塔のような部分の内部はどうなってるのでしょう? 配色もおしゃれ。



そしてここはアルベルタ通り。ユーゲントシュティール建築とは、19世紀にドイツで起こり、別名アール・ヌーヴォー建築とも呼ばれる建築様式で、建物の外壁を人の顔や体などのモチーフを用いてびっしり装飾するのが特徴です。帝政ロシア時代のリガには豊かな商人たちがたくさん住んでいて競って当時流行のユーゲントシュティール建築の家を建てたのだそうで、この時代のリガを代表する建築家がミハイル・エイゼンシュタイン。このあたりの建物はほとんど彼の設計したものだそうです。ちなみに彼の息子のセルゲイ・エイゼンシュタインはあの「戦艦ポチョムキン」を撮ったソ連の映画監督です。



建物のファサードににょきりと突き出ている顔!


たぶんこれが一番有名な建物です。白とブルーできれいなんですけどね。あんまりすごい装飾で私は息苦しくなってしまいます。こういう家に住みたいかと言われると私はあんまり。(誰も住んでくれって言わないけど)てっぺんから見下ろしているのはライオン!



建築史上の遺産でもあるし、観光資源でもあるので最近は老朽化した建物の修復も進んでいるとのことです。あとからヘレナに聞いた話ですが、ソ連時代はこういう立派な建物はアパートとして使われていたそうです。それも大きな部屋を仕切って数家族で使い、トイレやキッチンは共用という悪名高いコムナールカというタイプのアパートだったとか。外は豪華絢爛、ここのコムナールカに住んだ人たちはどんなふうに感じていたのでしょう。



ポストマニアな私が外国で必ず行きたいところは郵便局。写真は中央郵便局です。残念ながら今日は日曜日、郵便局はお休みです。ああ、きれいな記念切手がほしい! 郵便はラトヴィア語では"pasts"です。



旧市街ではなかなかみつからなかったポスト。壁掛け式で色はドイツ風、形はロシア風。



ふーっ、今日もよく歩きました。リーヴ広場のレストランのテラス席で今日は早めの夕食です。ラトヴィアらしいものを食べようということで前菜はニシンの塩漬け。ハーブ(ディルかな?)を混ぜたコテージチーズを添えてサーブされました。ニシンに玉ねぎスライス、じゃがいも、ライ麦パンにこのチーズ、最高の取り合わせです!



続いてラトヴィア名物料理、豚足のロースト。


本日のビールはヴェンツピルスのビール"Uzavas"(ウジャヴァス、zの上に∨がついています)夫のお気に入りです。飲めない私もこれはおいしいと思いました。


ひとつ終わりました

2010年09月01日 | 近況
浦口です。

この暑い中 8月29日に三田郷の音ホールで第5回三邦会が無事終了しました。

もんのすごくイケメンのテノール歌手や女性コーラスなどの協賛で会場のお客様のアンコールまで頂いて 無事終了しました。
 少しは心配もありましたが、浦口さんもあつかましく5曲もでました。 琴、17絃、三味線ともってる楽器を総動員して、挑みました。
  
 次は9月26日の尺八演奏会に出ます。
 また練習に励まなくては!!!

 郷の音ホールは音響もそこそこ良いので弾いてるのにも楽しくて、お義父さんのお葬式や初盆など、田舎ならではの諸行事で合奏にあまり参加できず、私個人的にはちょっと消化不良でしたが、邦楽の舞台でアンコールがかかったのは、これまでになく、出演者もびっくりでした。 来年も多分開催されますので、暇~~な方は三田くんだりまでいらしてください。

 島津さんみたいにフォトが添付できないのが残念です。

 ではまた10月のミニ同窓会で。