昨日、ED61の写真を載せましたが、確か初代ED61が有ったはず。
探してみました。
ありました。こちらです。
TOMIXの香港製です。
「鉄道模型考古学 N」 松本 吉之 様著 によりますと1977年発売となっています。
今から33年前の製品です。
この頃、青い機関車に飢えていた夏風も飛びつくように買っています。
TOMY TOMIX N-SCALE という青い箱に入っています。
このケース、前身のトミーナインスケールと同じもののようです。
ケースのしまりが悪く、セロテープで止めた跡が汚く残っています。
箱から出してみますと、このようなお姿です。
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比べてしまうとかわいそうな気もします。
窓の厚みや、車体の幅など当時でも気になったのを覚えています。
そんなことは大した問題と感じず、
新型式の配備に大喜びして走り回らせたことも懐かしい思い出です。
こうして並べてみると
「うーん、すごいな~」としかいいようがありません。
モールドも甘く、塗り分けラインも不思議な丸みがあります。
カプラーの切り欠きの大きさも歴然です。
せっかく30年ぶりに箱から出してあげたのですから
「しなの高原鉄道」の路線を走らせてあげましょう。
ED18やED61(2代目)が引いていた貨車はKATOカプラーNに変更済み。
この機関車と連結するには片側にアーノルドカプラーを残した控車を使用します。
いまだカプラー交換がすんでいない(出来ない)機関車のために配備されています。
アングルは気に入ったのですが少し暗いです。
このくらいだとおもちゃ臭さが薄れます。
もそっと明るく写して上げましょう。
モールドの甘いお顔がはっきりと写っていますが
そんなに悪くありません。
こんな昔の車両でも景色の中に置いてあげると
何か生き生きして参ります。
ちなみに、走行状態がどんな様子かといいますと・・・。
最初は動かなかったのですが
昔の酷使で真っ黒になっていた車輪を磨いてあげると。
「がーがー」と大きな音をたてて走ってくれます。
30年の時を経ても、きちんと動くとは
香港製、侮れません。