野菜がゆっくりと育つ冬は、栽培管理だけでなく、堆肥づくりや温床づくりといろいろな農作業がたっくさん。まさに、百の仕事をすると書いて「百姓」でございますね。
今日はもみ殻くん炭(もみがらくんたん)作り。昨年収穫したお米のもみ殻をこの冬のうちにじゃんじゃかと薫炭にしていきます。
今日作ったのはこの方、百姓見習いのあきらさんです。じゃん。
こちらが霜里のもみ殻くん炭機でございます。
まず、タンクの中にもみ殻をいっぱいに入れて、その上に着火用の新聞紙をビリビリと破いて敷き詰めます。
そして着火。ふたを開け空気を入れながら、上部のもみ殻に火を移します。
このときはばかりは、火がごうごうと、熱い!!あきらさんも必死でございます。気をつけてあきらさん!!
そして上部のもみ殻に火が移ったところで、ふたを閉め、これまた火が消えてしまわないように、上部側面の窓から息を吹き込みます。
このときばかりは、酸欠の危険が、苦しい!!あきらさんも必死でございます。気をつけて、あきらさん!!
最後に、煙突をセットして完了。火は徐々に下に移っていって、底辺のもみ殻まで火がついたところで、下からの空気窓が閉まります。
だいたい火をつけてから2,3日で完成でございます。
霜里農場では作付前に、畑に堆肥と鶏フン、そしてこのもみ殻くん炭を撒きます。
このくん炭、しっかりと燃やしているので病害菌やウイルスがいません。しかも多孔質なので、畑に撒いた後は微生物さんの住処に。そしてこの微生物さんが、土の中に固定されてしまっているリンを、作物が吸収できるようにして下さるのです。
すごいですねもみ殻くん炭。
土づくりはもうすでに冬から始まっているのですね~。
さあ、あきらさんが今日作ったもみ殻くん炭はきれいにできるでしょうか。
完成は3日後。じゃん。
さおとめ