カセージンのひとりごと

『奥多摩大好き』改題(2017年にタイトルを変更)

雲取山

2015年06月13日 | 奥多摩
「八丁橋」0830→(オロセ尾根)→「篶坂ノ丸」0950→(タワ尾根)→「ウトウノ頭」1025→長沢背稜合流点1100→ヘリポート1110→「水松山」1130→「長沢山」1200→「芋木ノドッケ」1315→「大ダワ」1340→”雲取山荘”1400→「雲取山」1420→富田新道分岐1440→(富田新道)→唐松谷林道合流点1550→車道1615→(日原林道)→「八丁橋」1710


 梅雨の晴れ間ということで出かけたが途中からどんよりと曇り、山頂付近は霧の中
 久しぶりに奥多摩山域の核心部、そして8時間を超える長丁場となった

 「八丁橋」まで車で入る、相変わらず「日原林道」は車両通行止め
 「天祖山登山口」の駐車スペースは工事関係車両が多くて満杯
 「八丁橋」手前に戻るがこちらも登山者であろう車でほぼいっぱい
 なんとか場所を確保した



 「天祖山」経由で「長沢背稜」の選択肢も有ったのだが「タワ尾根」を歩くことにした
 「孫惣谷林道」に入る



 15分くらい歩くと木製階段で作業道に取り付くことができる


 途中間伐が終わって比較的明るくなった植林の中を九十九折に登る
 セミの声が耳を聾する、熊鈴を鳴らしてみたがクマの耳には届かず殆ど役に立たないだろう

 30分以上黙々と登ったであろうか、分岐に着く



 右手に進路を取る
 少し上がると作業道は水平になり「金袋山」方面に巻いていくので尾根の取り付きを探す
 以前使ったルートではないが矢印を見つけたのでこれから入ることにする



 後はかすかな踏み跡と灌木に付けられたテープを参考に上がっていく
 


 道形は怪しいが藪は無く、何処を歩いても上に向かえばいずれ「タワ尾根」のどこかに出ることが分かっているので適当に進む
 木々の造形で遊んだり、小広く平坦なところではシートでも広げてのんびりしたい誘惑に駆られるが今日は先が長い



 せっせと歩くとしよう
 上り着いてみれば「篶坂ノ丸」のほぼ山頂付近



 この時点ではまだ日差しがあった
 密生していたスズタケが枯れなんとも殺風景だった地面だったが、この辺りは下生えの緑が目を潤してくれるようになった



 もうひと登り頑張って「ウトウノ頭」に着く


 このあたりから空模様が怪しくなって日差しが少なくなった

 「大京谷ノクビレ」に下って


 登り返すとしばらくはモノレールの軌道を道連れにする

 軌道が終点を迎えれば「長沢背稜縦走路」は近い



 縦走路に着けば進路を左に取って10分余りでヘリポートを見る



 左右が切り開かれ眺めの良い所だが遠景はかすみ、空はどんより
 「天祖山」方面



 「秩父」方面



 縦走路をわずかにそれて「水松山」に寄る



 道は一旦秩父側を巻いて、苔むした回廊となる



 セミの声は遠くなって鳥の声が主役になる、ウグイスやホトトギスがよくさえずる
 『ギャンギャン』とすぐ頭の上の梢で騒ぐ奴がいる、ようやく正体が見えてどうやらアカゲラだ

 再び道は尾根に戻り本日始めての登山者を見かける
 なにやら撮影に余念がないようだ



 美味そうなキノコ



 この花の少ない時期、ベニバナツクバネウツギが華やか



 「長沢山」に着いた時はちょうど正午


 このところの運動不足と加齢による体力減退が重なって情けない時間配分になってしまう

 座り込んで昼飯を食う
 先ほどの登山者が先へ行く

 先に進んで「シャクナゲノ頭」
 当然もう花は終わってしまっている


 トレイルランナー?とすれ違う
 大きめのザックを背負った登山者を追い越す

 皆単独で声を掛けても挨拶だけで寡黙だ

 「芋木ノドッケ」手前の倒木帯も緑が増えてきた



 「芋木ノドッケ」の登山道分岐



 南に下る
 もう遅いだろうと思っていたキバナノコマノツメがまだ咲いていた(トップの写真参照)


 「大ダワ」までの間は霧が深かった



 登り返して”雲取山荘”も霧の中



 山荘前で水を補給して更に登る

 「雲取山」頂上の遠景は全く得られない



 「石尾根」方面も霧の中



 「ブナ坂」まで下って「唐松林道」で帰りたかったが、以前来たときは通行止めだった
 来合わせた登山者に問うとやはりまだ通行止めらしい
 しかたがないので「富田新道(野陣尾根)」を使うことにする
 広く刈払がされていて快適な道



 『おしまいの下りが苦手なのだが』とひとりごとを言いつつ・・・

 ようやく「唐松林道」分岐



 吊り橋をわたって登り返して「日原林道」



 あとこの車道を歩く



 「八丁橋」に”2kmポスト”が有るから4.5kmで到着できる『ほぼ一時間か・・・』


  おしまい
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8 コメント

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Unknown (徒然写真帳管理人)
2015-06-14 20:51:59
写真を拝見するとニホンジカの食圧による林床植生への影響が大きいように感じます。(写真を見るとディアラインが明確に出ているな~と感じます)
スズタケの枯死は食圧による消失、緑が多いところは有毒植物が目立つので・・・
山を歩くとシカをよく見られるのではないですか?
Unknown (管理人)
2015-06-14 21:31:57
徒然さま
鹿が多いどころではありません、この地に有った多くの高山植物はほとんど消滅してしまったそうです
今では繁茂している植物は有毒のハシリドコロ、トリカブトやシカが食わないマルバダケブキなどが多くを占めてしまっています
この日も何度かニホンジカを見かけました、登山者の多い石尾根ではすぐ道脇でまるで観光客にポーズをとっているかのような光景を見かけました
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5d/e01fa798703d18c1592aa89aa2496adb.jpg
Unknown (こいずみ)
2015-06-15 08:19:40
はじめまして
長沢山とかで声を掛けていただいた者です。
キバナノコマノツメはまだ結構咲いてましたね。
実はこちらサイトで芋木ノドッケのことを知り、
この時期は毎年のようにこの辺りを歩くようになりました。
他にもいろいろと参考にさせていただいています。
どうもありがとうございます。
Unknown (管理人)
2015-06-15 10:34:54
こいずみさま
私のサイトを御存知だったとは奇遇ですね
本来ならばシャクナゲの季節に歩くのですが、このところ親の世話で半分くらい郷里で過ごしているためなかなか思うような時間が取れません

昨今は登山ブームらしくてメジャーなルートは人が多すぎでぼくは苦手です
かといってあのルートは体力的にいっぱいいっぱいです、いつまで歩けるか老化との戦いになります
Unknown (タマチャリン)
2015-06-15 12:38:25
雲取山は日帰りでも余裕で行けちゃうものなのですか??
私も行ってみたいんですけど、手ごわそうで躊躇してます
いずれ、大五郎持って行ってみようかなぁ。
Unknown (管理人)
2015-06-15 17:02:52
タマチャリンさま
貴男なら雲取山日帰りなど余裕でこなせますよ
一般的な鴨沢ルートならルートファインディングも必要ありませんし・・・
現在一般車両通行止めの後山林道をチャリでさばき、三条の湯からの往復なども良いのではないでしょうか
雲取山 (jj1lbd)
2015-07-03 21:34:22
Shimadaさん、
しばらくです。そうですか。。。6月13日は雲取山でしたか。。。
私の当日は、小袖乗越からの往復、12:00-12:30に雲取山山頂にいました。約2時間の異なりでしたね。お会いできなくて残念、、、、、
Unknown (管理人)
2015-07-06 13:57:37
jj1lbdさま
ご無沙汰しております、お元気そうで何よりです
かつてののホームページを閉じられてからご動向が拝見できず寂しく思っています
またいつかご一緒したいと願っております

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