カセージンのひとりごと

『奥多摩大好き』改題(2017年にタイトルを変更)

天祖山

2013年05月04日 | 奥多摩
「八丁橋」0830→「大日大神」0925→「会所小屋」1030→「天祖山」1035→「梯子坂のクビレ」1100→「水松山」1135→「タワ尾根分岐」1200→「大京谷のクビレ」1225(ウトウ沢)1310(孫惣谷林道)「八丁橋」1400


 車で「日原」に入ったのだがさすがにゴールデンウイークまっただ中
 観光名所とあって駐車スペースが確保できない
 結局「八丁橋」まで行ってしまった
 「三ツドッケ」周辺を歩く予定だったのだが急遽予定変更で・・・

 「八丁橋」周辺も駐車車両が多くぎりぎりセーフといった感じで駐車スペース確保
 普通だったら運転してきたスニーカーのまま歩くのだが、こっちではバリルートも絡めるので山靴に履き替える

 「天祖山」の登山道はいきなりの急登から始まる
 昨日は知人の東京観光を付き合ったりしたためか足が重い
 ゆっくりゆっくり歩を進める
 尾根に上がって一息つき相変わらず上がりにくい足を前に出す

 水場はチョロチョロ、喉を潤すことはできるがこの位置で必要とする人は少ないだろう
 気象観測施設を見ていったん傾斜が緩み小休止
 「大日大神」脇から登山者が降りて来る
 『なんとも早いお帰りですね』と声をかけると
 『酉谷山に泊まった、殆どの人は雲取山を目指したが・・・』
 避難小屋は大盛況、収容しきれなくテン泊も少なくなかったとのこと

 また急登・・・
 針葉樹を抜け明るくなった雑木越しに振り返ると鷹ノ巣山辺りが見えている
 ミツバツツジも出迎えてくれる



 足元にはスミレ類が点々と咲く
 登り上げて緩斜地だが山頂はまだ先
 実に明るい



 今度は岩場の多い斜面
 小さな青紫の花
 菫にしては???と座り込んで眺めると・・・
 実に小さなフデリンドウか、全高2cm程しかない


 そのうち群生を見かけた(トップの写真)

 数人の登山者とすれ違う
 ようやく登り詰めて”会所小屋”前の平坦地



 すぐに山頂だ
 空模様が怪しくなってきた、さっきまであんなに明るかったのに
 「天祖山」”天祖神社”



 先を急ごう
 山頂周辺は全く芽吹き前



 「梯子坂」のミツバツツジは花芽さえ膨らんでない



 「梯子坂のクビレ」通過
 植物相は一ヶ月以上前の麓状態
 ハナネコノメは一株だけごく小さなのを見た
 


 ”長沢背稜縦走路”を横切って「水松山」
 


 東に進んで縦走路に戻る



 ヘリポートから・・・



 秩父側の眺め



 「タワ尾根分岐」



 レールに沿って歩く



 レールから別れ急斜面を下ると「大京谷のクビレ」
 白い張り紙を見る、トレイルラン開催の掲示である
 『どんな連中がどんなコースを通るのか知らないが道迷いなどしないでくれよ』とひとりごと



 ついに冷たいものが落ちてきた
 まだ雷鳴は聞こえないが予報では落雷注意も出ていた
 尾根を歩くのは剣呑なので下ることにしよう
 採石場は休みらしい、いつもの騒音は途絶えている

 いつだったかhillwalkerさんが『案外すんなりと降りられたよ』みたいなことを言っていた
 この言葉に騙されて・・・(笑)
 「ウトウ沢」に向けて下る
 『おいおいこれはゴルジュではないか、滝が有ったりしない?』



 水流はないが雨で濡れてきた岩は滑る
 下から振り返るとこんな感じ



 水が流れていたら間違い無く滝だ
 沢登りは何度かしたが降ることはめったにない
 まあここを過ぎればそれほどの不安もなく・・・
 緑のはじめの一葉が見えてきた、ここから一ヶ月ほどの時間をいっきに経験できるタイムマシだ!






 相変わらず雨はやまない
 横切っている巡視路を見る、うっかりすると見過ごしそうな状態になっている

 さて順当なのは例の砕石事務所に降る巡視路なのだが
 『このまま沢下りをやってみよう』と下流に進む
 以前にはかなりしっかりした作業道が有ったようで、石組みや小屋跡なども見る



 しかし沢沿いの道は埋もれてあるいは崩れてしまって辿ることは困難だ
 幸い流れは伏流部分が多く足を濡らさなくても通れるところが多い

 落差の有る滝の部分ではちょっとスリルを味わった



 程なく”孫惣谷林道”に合流
 雨はまだ降っている



 タイムマシンの続きを楽しみながら林道を歩く



 緑が濃くなってくる



 雨は小降りになってきた、というかこの辺りではあまり降らなかったようで道は乾いている









  おしまい
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4 コメント

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ウトウ沢 (いっき)
2013-05-06 09:05:15
自分は一度登ろうとしたけど 登る気が無くなって
止めてしまったことがあります。

沢を下ろうとしたことも有ります。
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Unknown (管理人)
2013-05-06 09:12:59
いっきさん
巡視路から見上げたときいつかは歩いてみたいなと思いました
下るのは想定外でしたが、つい出来心で・・・(笑)
返信する
私が歩いたのは10年以上前 (hillwalker)
2013-05-07 12:23:55
割とすんなり降りられたといっても、10数年前ですからねぇ。始めは恐る恐るだったけど、危なそうなところが近づくと、階段状になっていて足を置けて安心した覚えがあります。乾燥した時期ですから滑る心配もありませんでした。当時はこのルートが一部のレポでは主流でした。下部は、一旦巡視路を砕石場事務所に向かい、すぐの枝沢のところに下りの道が延びていて、そこからまた本沢に復帰しました。多分そこに段差(滝?)があって、避けて道ができていたのだろうと思います。
鹿の半ば白骨化した死体があったのを思い出します。
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Unknown (管理人)
2013-05-07 17:49:30
hillwalkerさま
komadoさんたちも難なく下っているようですね
まず落ち葉が深く積もり足を置く場所を決めるのに手間取りました
写真のゴルジュ状の部分では右にトラバースしましたがもう一つ先の沢筋がガレていて結局中間をおっかなびっくりの下降でした

巡視路から更に緊張しつつ下ったところに左からはっきりした作業道が合流していました、hillさんの使われた道だと思います
本文の写真の石組みがそれです
そこでホッとしたのもつかの間、先は道形が不鮮明で結局落ち葉に埋もれながらの下山となりました
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