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気根から幹へ

2009-11-19 | 加計呂麻島
前回の記事で書いた、ガジュマルの気根が幹になっていく過程について、於斉のガジュマルがちょうどいい例を見せてくれていたので、写真を撮っておきました。




(1)まず、こちらが「気根」です。枝からこういうものがいくつも垂れ下がっています。



(確かに「根っこ」っぽい感じがあります。)





(2)気根は、年月とともに、太くなり、いつの間にか下に伸びる枝の束のようになっていきます。



(かなり複雑にからみあっています。もはや「根っこ」という感じはしません。)




(3)地面に達した気根。そして今度はここから地中に根を張ります。



(地面すれすれのこういう状態のものを見つけるのは難しいです。)



(4)そして、最後には、このような立派な幹になります。







(1)~(3)は、すべて同じ1本のガジュマルの木(4)の別々の部分です。

1本の木で、成長の過程がよくわかる、博物館のような於斉のガジュマルの樹でした。


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4 コメント

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Unknown (kindon)
2009-11-23 23:32:54
よく観察して、さらによくぞパチリ!まで、してますねー。

沖縄のガジュマルの木は、きじむなーが出ないよう、
クギが打たれていたと記憶していますが、
奄美のガジュマルはどうだったんだろーー?

しかし立派な木!絶対何か、宿ってますね。
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Unknown (しばっく)
2009-11-24 19:36:38
★kindonさん
キジムナーって、いたずら好きだけど憎めない良い妖怪というイメージがあったので、釘で縛り付けるというのは意外でした!
今度、沖縄の人里にあるガジュマルを見るときには、釘があるか注意してみますね。
ちなみに、この加計呂麻島のガジュマルには、金属プレートのようなものがめり込んだまま成長し、もうすぐ完全に幹が飲み込んでしまいそうでした。
南国の樹の成長力はすごいです!
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Unknown (Luna)
2009-11-29 10:45:45
上から降りてきた気根が地面に根をはるということは、地面を掘っていくってこと?!
ちょうど着地したところが、硬かったら大変だなぁ。雨が降って、やわらかくなったすきを狙うのかなぁ。すごいですね。ガジュマル。

骨折、大丈夫ですか?
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Unknown (しばっく)
2009-11-29 23:25:41
★Lunaさん
地面に着いたら、次は地下に向かって掘り進むということだと思います。
着地したところが堅い岩などの場合、ガジュマルの根が岩を包み込み、最後には飲み込んでしまいます!
↓こちらの方のブログに、いい写真があります。
http://gusuku365.seesaa.net/article/129075382.html

骨折、ようやくギプスもとれ、ある程度歩けるようになりましたが、がんがん歩くのはまだ少し先になりそうです…。
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