藤枝宇宙開発事業団ブログ出張所

ウェブ日記形式だと更新が難しくなったのでこっちに出張

過去の箱ジオ作品を振り返る4

2012-06-30 20:44:31 | 模型
前作の地下鉄盆ジオ「大和」で20m車両の走行が可能であったことによるパフォーマンスの良さに気を良くし、その地上線版を計画

それが、この内部呼称「尾張」

可搬式としての運びやすさを追求し、エンドレスを半分に分断。
運ぶ際には半分のサイズで運べるようにしてました。

そして、その格納サイズを最小にするために、片方には切り通し、片方は築堤として格納時にはそれぞれかみ合うようにするというアイデアも盛り込まれ、さらに「エンドレス半分」による分割状態を利用し、中間部に直線モジュールを挿入して拡大するアイデアもありました。

全てが完成した時、即売会によし、家庭内レイアウトによし、状況に応じて多彩な発展性を持つ「大和」を超える存在となるはずでした。



だが…完成直前、試運転時にトンネル内に設置したDCフィーダーの位置が悪く車両が接触することが判明、修正にかかろうとしたところで丁度河童海老仙さんが来訪。これを見せる。


そこで…致命的な欠点が指摘される。


レールのジョイントだけで接合する構造上強度がきわめて弱く、即売会のブースに置いた場合不測の衝突などで壊れる危険があるのだ。

もちろん、即売会のテーブルのような場所でなければ問題はないのだが、これで即売会や盆ジオサミットへの出典の道は閉ざされた。

では、家での据え付けレイアウトとしての活用は?と言う方向へ行ったのだが、そうこうしているうちに、後作の「播磨」がこれ以上のパフォーマンスを発揮。
詳細は今後書きますが、性能面では「播磨」は「尾張」を完全に超えていて、この瞬間「尾張」の存在意義は失われた。

本来なら速攻修正できるはずのDCフィーダーの取り付けすら修正されないままほったらかしとなり、箱ジオシリーズでは唯一、活躍どころか車両が走ることすらほとんどないという「駄っ作レイアウト」となってしまいました。

ここで試用された軽量紙粘土や山や川の制作、壁面の技術が後の作品に生かされたことのみを救いに、「尾張」は今日も格納状態のまま部屋の片隅で文字通り埃をかぶっているのであった…

現在の箱ジオ作品を振り返る(何)

2012-06-29 07:45:19 | 模型
てなわけで、今日も新たなミニレイアウトが完成しました。


といっても、今回のは車両お立ち台なんで、それ自体ではレイアウトとして運用できせんから「可搬式レイアウト」の定義からは外れますが、ちっと作ってみたくなったんですよ


これに試しに500系を乗せてみたら・・・おおぉ、カッコいい(ため息


これを作る際のコンセプトは「速成」
よって時間や手間のかかる技巧は全排除、お立ち台としての最小限の情景のみで総制作時間一週間以内を目指し、それを達成したのがこれ


しかし、やはり新幹線はストレートが似合いますなぁ

過去の箱ジオ作品を振り返る3

2012-06-28 18:59:00 | 模型


過去のミニレイアウト公開日記第三回はこれ


地下鉄盆ジオ


内部呼称「大和」

その名の通り、制作中のコンセプト秘匿は厳重を極め、わざわざ3枚目のような偽画像まで用意して「路面電車盆ジオ」に見せかけました

これも可搬式で、専用のボックスに格納して運べます 

事実、完成直後にこれを担いで東海道線を18キップによる鈍行乗り継ぎにて東京へ乗り込み、人形町の鉄道居酒屋「キハ」で第一回盆ジオサミットをやったものでした

過去の箱ジオ作品を振り返る2

2012-06-27 07:50:08 | 模型

先日に続き箱ジオ紹介第二回


内部呼称「長門」


前作鳳翔とは違うコンセプトで作ったブツで、もとはといえば大学在学時に「就職で遠隔地に一人暮らしになった際に対応できるレイアウト」としてあらかたの構想をまとめていた(そして、結局その必要がなくなったためお蔵入りしていた)ものに、ジオコレやミニレールといった当時なかった要素を加えたのがこれ



だから、当初はブースでの走行は考えてなかったのですが、100円ショップで売ってた懐中電灯を改造してコントローラーをでっちあげ、しばらく展示運転されてました


持ち運び自在かつ列車交換など多彩な運用遊びが可能なためなかなかに使い勝手がよかった一作でした


ちなみに、構想の大本はミニレイアウト業界の伝説的存在「千城木電鉄」

これを一回りちいさく、しかしより多機能にできないかってのが原点でした


なお、完成直後は二枚目の画像の状態でしたが、郵便局を最新作に供出した結果現在はかくのように

過去の箱ジオ作品を振り返る1

2012-06-26 07:54:12 | 模型
今回東京ゆきにもちこんだ最新作の完成により、私が作った可搬式れいあうとは10作品の大台に乗りました




ここに、過去を振り返る意味で、いままでの作品を列挙したいところ




まずは第一作

内部呼称「鳳翔」(いちいちどれがどれと区別するのややこしいから便宜上つけた名前)

すべてはここからはじまった



単3電池4本による駆動方式とポケットに入るサイズで即売会ブースで外部電源なしで運転会をやり、度肝を抜いたのもいまはなつかしい

今はなき急行銀河の寝台で運転会をやったりと大活躍しました



サイズは見ての通りVHSビデオのケースと同サイズ

運ぶときには衝撃緩和ケースにしまって運ぶ

R46という余りの急カーブゆえ走れるのは画像のテキ6のみ