藤枝宇宙開発事業団ブログ出張所

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音楽の教科書

2012-03-28 07:40:55 | 模型
いきものや嵐 音楽の教科書にのるそうな

いつから音楽で生物や気象を扱うようになったんだ?


・・・てな軽いギャグはさておき、毎年のように「音楽の教科書に○○が」と流行りの歌手が出てきてニュースになってますけど、こういう五年たったら知らない人だらけになる曲を教えて何になるんでしょうかね?

そういう身近な題材をもとにして「こういう曲はどのように作るのか」で作曲の基本を教えたり、「どのように歌うとよいか」で発声や腹式呼吸をおしえるならともかく、楽譜のせておしまいではただのカラオケではないでしょうかね?


そういうのがクローズアップされるかたわら日本の伝統音楽やクラシックは「あって当たり前」の空気のような存在になり、「古くさいもの」「なくてもよいもの」と捉えられるというのは危険ではないかと思うわけです


流行の曲だって五線譜を使う以上はクラシックやジャズなどがすでにそのフィールドで数多の積み上げをしてきた上で作られるものであって、それなしではただの鼻歌と変わりません

基礎がない建物はすぐ崩れます


流行曲をのせるより前に、以前から教科書にのってるモーツァルト、ハイドンやベートーベンブラームスがいかなる世界を切り開いたか、そして、ジャズや歌謡曲がそこに何を付け足したか。そういうことにいかに興味を持たせるかというのが「授業としての音楽」ではないかと思うのです

クラシックが退屈なのではなく、聞く人が退屈だからそう聞こえるだけ

音楽の授業ではそれにまったく気づかず、自分がその一員になってはじめてそれに気づいた私に言わせたら音楽の教科書が「有名歌手の表彰台」になってるのはなんか違うんじゃないでしょうか?

そんなののせるより茂木大輔氏のエッセイのせたほうがためになるんじゃないかとか思う次第

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