今日も堀切菖蒲園の写真。今回の撮影にはPLフィルターを使った。初夏や夏の光は思った以上に強烈で、花の色によってはかなりの反射光を含んでいる。露出の調整である程度本来の色を出すことも可能だが、露出を変えずに反射光を抑えるにはPLフィルターは有効な気がする。
PLフィルターは回転式で、簡単にいえば反射光の程度の調整はこの方法で行う。どれくらいに抑えればよいかということは実際にファインダーを覗きながら行わなければいけない。そして、調整の度合いはカメラマンの感性に任せるしか無い。
下の写真は菖蒲がたくさん咲いているところを表現したくて、手前に木の影があるところから撮影した。PLフィルターにより花の反射を抑えているので狙った花の識別がつきやすくなったかもしれない。実際はもうちょっと浮かび上がらせたかった。
水面などを斜めに見ながら調整すると、その効き具合がよく分かる。そして、効かせ具合は個人の好みでも良いと思う。
効果の程を確かめる方法として、液晶テレビを覗いて調整してみると良い。光の波長の仕組みがよく分かる。
今回の撮影では回転は1/4程度に抑えた。1/2で最大だがそこまでは必要なかった。反射からもたらされる輝きというものも立派な画像であるからだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます