空から空へ

空に向かって、空から向かって。
立ち止まったり、歩いたり、ステキなこと、素敵な出会い、語りたい。

寺山修司2

2005年09月29日 | 読書
昨日の記事にふと思いだした歌を書いた。
彼の短歌が好きだ。長い時間、そう、日常の繰り返しの中で随分と遠くに来たのに
なぜか、よく覚えている。
なぜだろうか。
生きていた時間の中でもっとも空を見上げたり、風を聴いたりしていた頃だっただろうか。
昨日の記憶は遠いのに。

死の日よりさかさに時をきざみつつつひに今には至らぬ時計
                   寺山修司

時計、時計、時は何を刻もうとしていたのか。
私の中広がっていたはずの時はどこへ行ったのか。
まだどこかで、音もなく刻んでいるのか。

彼はあっという間に死の淵に引きずりこまれた。
手まねきされて消えちゃった。
そんな感じできえちゃった寺山修司。
最近よく思いだすのなぜだろう。

寺山修司

2005年09月28日 | 読書
地下水道をいま通りゆく暗き水になかにまぎれて叫ぶ種子あり
                     寺山修司

寺山修司のうたを、青春の短歌という。
彼のうたは、若い頃のものが多く、戯曲や映画の世界に入ってからは、歌の発表はなかった。
彼の短歌は、確かに青き歌かもしれない。
青き頃に彼の歌を知った。
多分言葉だけで、言葉の世界を遊ぶということを知った頃だったんだろう。
彼は現実でない世界も詠む。
そして世に中を知り始めた青き頃の私に、はじめて言葉で遊ぶことの世界がひろがった。
けれど、その言葉達がどれほど哀切で、鋭利で、混沌であるかを彼は教えた。
遠い昔そんな世界の中でもがいていた日々がよみがえる。

私は、どんな地下水道の中にいたのだろう。

11月の京都は、新撰組にどっぷり

2005年09月27日 | 日々
11月に予定の京都は、日野市立新選組のふるさと歴史館館長村瀬彰吾さんの
主催する京都ツアーです。

訪れますところは
新徳禅寺:鹿苑寺の末寺で、臨済宗鳳翔山新徳寺。
新撰組が最初に集結した場所です。

光縁寺:浄土宗満月山普照院光縁寺。
新撰組隊士のお墓が多くあります。

八木邸:新撰組の屯所があったところです。
その他盛りだくさん。

最初の計画では、「輪違屋」に上がるというものがあったんですよ。
高額のため中止になりました。
楽しみだったんですけど。
あの「輪違屋」ですよ。浅田次郎の「輪違屋糸里」にもあります伝統と格式のたかい300年から続く店ですよね。
太夫、こったい、かむろ、なんと優雅な響きでしょう。
残念ながら中止になりましたが、何とか雰囲気は味わってきます。
現在参加募集中です。


秋、京都へ

2005年09月25日 | 今週の一句
確定ではありませんが、11月に京都に行きます。
予定の日は職場では、ちょうど年に一度のイベント日。
休みづらいんですが。
上司にそっとささやく私。
そこはそれ、日頃のワーカーホリックぶりが利いて、
「いいよ。 いいよ。気にしないでね」と優しいお言葉。
「新撰組、心の旅」
自分では絶対無理な行程なんですよ。

昨年まででしたら、絶対あきらめてしまうところですけど
絶対仕事優先の人でしたから。
その前に子供優先でしたけど。
旅の優雅さは、またご報告します。ちょっと先ですけど。

今週の一句
 熱気落ち ヘッドライトの 夜半の道
               (おそまつ)

ブログの力

2005年09月24日 | お気に入りの人
気になっていた会津のお祭りの土方クンは、さっそく「やまへい」さんのブログで発見。
なんとお写真がすでにUP。
あれほどライブ配信で四苦八苦していたのに、結構臨場感あり。
これから、徐々に会津に行かれたファンサイトの方のレポがどんどんでしょうけど。
情報を受けとる幸福もありますが、情報を発信するエネルギーにも脱帽。
ブログの力。
情報を得るほうも、発信するほうもこの力を大事に使わなくては。
今日は「王様のブランチ」も見たし。(山本くん出演)
CD販売するのでしょうか。ファンクラブだけででも販売して。お願い。
その後、NHKでは麗しの土方歳三姿も拝見。満足。
やっぱり彼の土方は最高。


今日の朝日新聞に「太りすぎ10億人超」の記事。
それによると世界人口60億人のうち10億人以上が太りすぎで2015年までには15億人になるそうですよ。
そして低中所得国において増加しているとのこと。
かっては先進国の問題であった肥満が途上国に広がっているとのこと。
今後こられの国では、慢性疾患が膨大にふえる見込みだそうですよ。
アメリカでも低所得者層の肥満が多いと聞いたことがありますが、
健康さえもお金持ちのものですかね。
かのハリケーンでも犠牲になった人は車を持たない層だったとか。
暗澹たる思いがする。

じわじわ不安‥

2005年09月23日 | 日々
今日は、山本耕史くんの土方が会津のお祭りにご出陣の日でしたので
ライブ配信というのを信じて、PCの前でイライラしましたが、まったく見られず。
私みたいな人は多いんですね。多分とても込み合ったのでしょう。
インターネットがなかったら、見ることもあきらめるのに、
電子機器のおかげで人間はずいぶん欲張りになりました。

この欲張りな人間のせいで、ハリケーンはどんどん大きくなるわ、サソリはでるわ、
カミツキガメなるものも出没しているそうです。
どうなる地球。
日本はそのうち亜熱帯。
スコールと干ばつの隙間で、お花見やお月見を思い出すのでしょうか?
でもとりあえず、ハリケーンの被害ができるだけ少なくてすみますように。
台風の被害がありませんように。
ちいさなお祈り。

新撰組!!

2005年09月22日 | お気に入りの人
かの土方歳三は、明日会津に現る。
馬上の人となり、身を写すか兼定と、異国の衣服を身にまとい。
胸に流れるは、友への想いと、おのれの誠。
鶴が城は、静かなる世に暖かくそびゆ。
幾多の人の血と涙をみせまいとして。


明日は会津は大変ですね。

会津行けないので、つぶやいて見ました。
お正月は、もう近い。
お楽しみはこれからだ。


ブログ

2005年09月21日 | 日々
ブログまず毎日書こうと思っています。
でも、今日はちょっと、心に風が吹いているので。
あまり書けません。

濁流に捨て来し燃ゆる曼珠沙華あかきを何の生贄とす
                    寺山修司

ふと、この歌を思いだしました。

読書

2005年09月20日 | 読書
読書がすき、と書いています。
なんでも手あたりしだい読みます。
とりあえず
歴史好きになった読書は、「新撰組血風録」
以来司馬遼太郎はほとんどよみました。
「龍馬がゆく」
「花神」
「王城の護衛者」がお気に入り。

古代史は梅原猛から入りました。
「水底の歌」
は一気によみ、その万葉の世界の検証にひたりました。

ただ
高校生の時、図書室の本棚で手にとり、なにこの本と思った。
「昭和史発掘」
この全巻をあっという間に読み上げ、ひとつの歴史手的事象に対する
疑問とその検証に魅せられ、司馬作品の明るい日本人が日本人であることを肯定的に見つめる世界とは違う世界を見ました。

カテゴリーに読書をいれました。
まだ何も書いていません。影響された作品。反発した作品。感動した作品。
どれも私の感性です。雑読ですので決まった傾向がありませんが、一冊づつ語っていきます。

追記
歴史好きを明言したので、まずは歴史の本についてでしたが、一番私自身に影響を与えた作家は寺山修司です。彼の言葉を語ろうとすると、何から書いていいのか混乱するくらい彼の言葉がすきです。
少しづつ語ります。

チャ-リーとチョコレート工場

2005年09月19日 | 映画
ゆうさんのCinemadiaryで絶賛の「チャーリーとチョコレート工場」。
行ってきました。さすが休日です。
ちょうどほどよい時間に行ったんですが、前から3列目。首が‥‥イター‥。
ちょっとご不満な状況の中で、はじまりましたが、ゆうさん、ありがとう。よかった。
あの大人気のジョニー・デップなのに、そんなに好きではなかったんですが、好きになったかも。
最初は、ふうんーってな感じだったんですがね。
不思議な世界は、予定どおりなんですよ。でもウォンカの「両親‥」って言う時のあの表情がとてもいいですよ。
うまい。

そして、だんだん物語の中に自分も入っていって。楽しめました。
物語の流れ的にはクリスマスキャロル風ですが、味付けはファンタジーそのもの。
チョコの香りがほらそこここに。
終盤、背広のウンパ・ルンパのカンセリングをうけているウォンカが笑えましたね。
アメリカ的だな。デフォルメされた4人の子供。その親たち。笑えるけれど。
まあ大事な要素ですよね。家族っていうテーマですから。
久しぶりの幸せなファンタジーでした。