特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

ソウル市庁と戦闘機

2005-09-26 21:35:17 | 韓国留学記
 晴れ。最低気温17.5度。最高気温25.6度。

 ソウル市庁舎前に芝生の「ソウル広場(ソウルクァンジャン=서울광장)」が出来てから、市庁舎周辺で毎週のように多様な行事が開かれるようになりました。

 今朝(26日)バスで市庁舎前を通ったら、市庁舎とは似つかないモノが展示されていました。それがこれです。
 


 思わずバスを途中下車して「ソウル広場(ソウルクァンジャン)」へ向かいました。
 ソウル市は韓国空軍の協力を得て、テロ対策として戦闘機による防空警戒態勢を構築したとかしないとか・・・。
 冗談はさておき、この戦闘機は訓練機として最近開発されたもので、全幅9.45m、 全長13.13m、全高4.9m。注目すべきはマッハ1.4という最高速度です(市庁舎前にある説明文では最高速度はマッハ1.5となっていました)。
 T-50/A-50 ゴールデンイーグル(골든이글=Golden Eagle:黒ハゲワシ)はF-16の製作技術を応用した次世代高等訓練機及び軽攻撃機として、韓国政府と韓国航空宇宙産業(한국항공우주산업=KAI : Korea Aerospace Industry, サムスンテックウィン(旧サムスン航空)-旧現代宇宙航空(현대우주항공)-旧大宇重工業(대우중공업)各社の航空事業部門の合作法人)と米国のロッキード・マーティン(Lockheed Martin)が共同で開発。2000年2月に韓国航空宇宙産業(한국 항공우주산업)は航空機の名称を「T-50/A-50ゴールデンイーグル(黒ハゲワシ)と定め、高等訓練機と軽攻撃機をそれぞれT-50、A-50として開発したそうです。
 

 


 ところで、何故ソウル市庁前に戦闘機などを展示しているのか?というと2005年10月18日~23日までソウル空港(ソウルコンハン=서울공항)で開催されるソウルエアーショー(SEOUL AIR SHOW 2005)PRの一環だったのです。いくらPRとはいえ、最高の軍事機密である最新型の超音速戦闘機をこんな形で展示することはあり得ません。当然のことながら展示されているのはモックアップ(実物大模型)です
 

 


 国産の超音速戦闘機開発ということで数日前にTVニュースでも大々的に報道していましたが、実際にはロッキード・マーティン(Lockheed Martin)との共同開発なので、国産と言うのには少しばかり無理があるのではないでしょうか(特に最近の航空機は各国の企業が協力して開発するのが一般化しつつあります)。
 ソウルエアーショー(SEOUL AIR SHOW 2005)ではこのT-50をはじめとした公開飛行が多数行われるそうです。ソウルエアショーの一般公開日は10月22~23日の二日間(午前9時半~午後5時)です。航空機ファンの方は足を運ばれてはいかがでしょうか。
 
 追記(9/28):市庁前でのT-50の展示は9月27日で終了したそうです。

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