特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

ミシミシ、ガタッ・・・

2005-06-30 23:59:45 | 韓国留学記
 曇りのち晴れ。最低気温22.3度。最高気温31.1度。蒸し暑い一日。

 ミシミシ、ガタッ、ミシミシ、ガタッ、ミシミシ、ガタッ・・・昨夜から耳障りな音が部屋に響き渡っていた。
 一定の間隔を置いて、音がするわけでは無い。忘れた頃にミシミシ、ガタッ、ミシミシ、ガタッ、ミシミシ、ガタッ・・・と言う音がどこからか聞こえて来る。しかしその場所は解からなかった。

 今朝は月末なので銀行に行ってお金を下ろして来た。七月分の食事代と、明日は通院日なので診察代と薬代が必要だったからだ。

 銀行で用事を終え家に戻り、洗い終えてあった食器をシンク台の上の食器棚に入れようとした時のことだ。シンク台の上に無数のコンクリート片が散らばっているのをみつけた。
 「変だなぁ~?」と思って食器棚を見ると、ご丁寧にも食器棚が私にむかって軽く会釈している。
 私に似て何て礼儀正しい食器棚なのかしらん!と感心していたら、ミシミシ、ガタッ・・・という音と共に食器棚が私に向かって更にお辞儀をしてきたではないか!
 良く見ると、食器棚が取り付けてある壁と、食器棚の間からミシミシ、ガタッ・・・という音とともに無数のコンクリート片が降ってきた。
 この時になって初めて、これから起きようとしている深刻な事態に気づいた。
 シンク台の上の食器棚が思いっきり前のめりに傾き、コンクリートの壁から落下する寸前だったのだ!
 食器棚の横に回って壁と食器棚の間を見てみると、食器棚を固定している六本のネジは、全てコンクリート壁から抜け落ちていたのだ!
 このままでは食器棚が最敬礼するのも時間の問題だ!
 下の階にいる管理人のアジュンマ(おばさん)のところに走り、事の次第を告げると、アジュンマは「退避~~~っ!」と叫びながら、私の部屋まで駆け上がってきた!
 アジュンマと二人で食器棚の中のものを急いで外に出し終えてから間もなくミシミシミシ、ガッタ~ン!!という轟音とともに食器棚は壁から外れ、落下した。
 アジュンマ(おばさん)も私も幸いケガ一つせず、中の食器類はもちろんシンク台にも被害が及ばなかったのは何よりも幸いである。
 アジュンマ(おばさん)曰く、「神様に感謝しなきゃね!」まさにその通りだ。
 それにしても、気がつくのが少しでも遅れていたら大変なことになっていただろう。今週の礼拝での説教ではないけれど「イエス様はいつもすぐ傍にいらっしゃる」ということを実感させられた出来事だった。

 さて、昨日に続いて『シャボン玉』のメロディーに乗せて、特上カルビが怒りを込めて歌います。題して『食器棚』。 
 ♪食器棚落ちた~ 壁から落ちた~ ♪壁から落ちて~ 死ぬかと思った~
 ♪手~抜きをす~る~な~ ♪良いシゴトしろ~!
 
 写真は食器棚が落下したあとのシンク台まわり。周囲を掃除した後に撮影したもの。コンクリートの壁に直接ネジで固定した部分に横一直線に亀裂が走り、ネジが外れ落下した

♪警察を~呼ばれたぁ~カルビやさかい

2005-06-29 18:08:26 | 韓国留学記
 雨時々曇り。最低気温21.7度。最高気温24.5度。梅雨空戻る。

 BOROの『大阪で生まれた女』のメロディーに乗せて特上カルビが熱く歌い上げます。題して『警察を呼ばれたカルビ』。
 
 ♪警察を~呼ばれたぁ~カルビやさかい 携帯鳴ってもぉ~よう出られん
 ♪警察を~呼ばれたぁ~カルビやさかい 本屋へはもう立ち読み行かん
 ♪話しぃ~疲れたぁ~ 本屋の帰りぃ~
 ♪携帯電話に不在中着信五件~

 先週の土曜日(25日)から丸三日間続いた迷惑電話や、ビザ更新期限(29日)の前日まで必要書類が揃わず、心中穏やかでなかった案件が一気に解決された。
 今まで張り詰めていた緊張感の糸が「プチン!」と音を立てて切れたせいか、今日は朝食も昼食も摂らず、思いっきり爆睡してしまった

 昨日(28日)は入管で滞留期限の更新手続きを行ったが、入管の雰囲気は病院の待合室の雰囲気に似ていると思った。
 誰もが神妙な面持ちで自分の順番を待っている。どの顔にも笑顔は無い。自分の申請が無事に受理・許可されるかが気になって仕方が無いのだ。今まで何度となく足を運び、申請書類もきっちり揃っていて、保証人も職場も有名な大学である私でさえ、自分の番号が呼ばれるまでは正直言って落ち着かない。

 自分の番が来て、担当の係官の前に座ってからは更に緊張する。特に係官が契約書の文言(もんごん)など一字一句詳細にチェックし始めたりすると、心臓がバックンバックン言っているのが聞こえて来るようだ。昨日の係官は女性だったが、かなり細部にわたって申請書類に目を通していた。
 
 日本の入管もそうであるが、不法滞在や外国人による凶悪犯罪が増えている現状では厳格な審査を行わざるを得ないというのも充分に理解できる。しかし外国人という外国人を、まるで犯罪者扱いするような態度は何とか改められないものだろうか。それでも韓国の入管も以前に比べれば大分丁寧な対応に変わっているようだ。

 以前は同じ内容の問い合わせをしても、担当者によって毎回言うことが変わったり、電話を何度かけても全く繋がらなかったりして一回の申請をするために何度も足を運ぶというのも珍しくなかった。きっと日本にいる外国人も同様の思いを多少なりとも経験していることだろう。

 そう言えばわが国の大使館の領事部の対応も韓国の人たちにとって、お世辞にも評判が良いとは言えないようだ。現地の大使館(領事館)はその国に対するイメージを大きく左右する場所だ。入管と違うところは、観光で訪れる現地の人も足を運ぶ機会があるという点だ。わが国は、外国人観光客誘致のために積極的な広報活動も展開いている。せっかく日本を訪れようとしてくれる善良な外国の人たちまでを「日本嫌い」にさせないためにも、世界各国にある在外公館の方々には是非とも日本の素晴らしさを伝える努力を怠って欲しくないものだ。

 朝十時過ぎに入管を訪れ、全ての手続きを終えたのは十一時半過ぎだった。ビザの更新に三万ウォン(三千円)、再入国許可(複数)に五万ウォン(五千円)の手数料がかかり、それとは別に身元保証書の公証手数料が二万六千ウォン(二千六百円)かかっているので、結局十万六千ウォン(一万六千円)もの支出になった。

 ※いつからそうなったのか知らないが、今までは再入国許可はビザの滞留期限満了日と同じ日付まで有効なものが交付されていた。しかし今回交付されたものは滞留期限満了日よりも四日ほど早く有効期限が満了を迎えるものだ。係の人に訊いたところ「現在は以前と違って、再入国許可の有効期間は全てそのように(数日短く)なっている」とのことだった。

 入管からの帰りに最寄の駅前のファミレスでランチを食べて一度自宅に戻ってから、国民健康保険料の支払いに健康保険公団まで出掛けた。三ヶ月で十四万三千七百ウォン(一万四千三百七十円)也。とにかく今日は何かと出費が嵩(かさ)んだ。

 朝から大学に書類を貰いにいったり、入管にも行ったので、今日はスーツ姿で一日を過ごした。
 今日本ではクールビズ(COOL BIZ)を推進しようと政府が躍起になっているようだが、私はスーツにネクタイは嫌いではない。スーツにネクタイを締めると、身も心も引き締まるので仕事する際には欠かせない。それに、入管などお役所を訪れる際には外見も重視されるので、馬鹿にできない。Tシャツにジーンズで就業ビザを申請に行くのと、スーツにネクタイを締めて行くのとでは係官の対応もおのずと変わってくるのが現実だ。別にブランド物に身を包む必要はない。正装をするのは自分のためだけでなく、何よりも相手や周囲の人たちへの配慮であるということを忘れてはならない。

 写真は去る25日に迷惑電話で苦しめられるきっかけとなった書店が入っているビル(今年の五月に撮影したもの)。
 垂れ幕には「誰が何と言おうと人が中心です!/その気持ちが光化門(クァンファムン=광화문)に横断歩道を作りました。/Hi Seoul」と書いてある。
 ・・・ということはですよ、地下道しか無かった今までは「誰が何と言おうと人が中心です!」という気持ちがソウル市には無かったってことなのか知らんソウル市長さん、一体これってどう言うこと

震え続ける携帯

2005-06-28 23:47:29 | 韓国留学記
 晴れ夕方から曇り。最低気温20.5度。最高気温28度。梅雨の中休み。

 今日のブログはとにかく長いので、お時間のある時にどうぞ・・・。

 ♪カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂~っていうコマーシャルはご存知ですよね?

 ♪スパイは一番、警察二番、九番消防救急車~っていう通り、韓国では111がスパイ(間諜=간첩)やテロなどを専門に扱う国家情報院、112は警察そして119は日本と同じく消防・救急です。昨日のブログで警察官が我が家を訪れたことを書きました。実は私が呼んだわけじゃないんです。呼ばれちゃったんです

 先週の土曜日(25日)書店に出かけました。私の専攻している韓国語教育の専門書を買うためです。朝の十時頃だったと思います。土曜日の朝早い時間とあって、店内は比較的空いていました。目的の本をすぐに手に入れた私は、日本書籍売場に立ち寄ったんです。別に欲しい本があったわけじゃありません。ただ何となくいつもそうしているからです。
 私が新しく入荷した新書を眺めていると、韓国語で声を掛けられました。年配の男性でした。
 この売場では日本語を解せる現地のお年を召した方々が、まるで自分の書斎の如く、日がな一日過ごされています。病院の待合室にいるよりはマシだと思います。
 
 私に声を掛けてきたのも、そんな“お仲間”の一人でした。私は韓国語で返事をし、全て韓国語でその男性とやり取りをしました。その男性は“ある本”を私に盛んに薦めました。私のことを韓国人だと思っている男性は、その本の目次を韓国語に訳して、いかに素晴らしい本であるかを力説しました。さすがに、自分の母語である日本語で書かれた本の内容を、逐次韓国語に訳されて黙って聞いているにも限界というのがあります。私は韓国語で、日本人であることを明かし、男性が熱心に薦める本には興味が無い旨も伝えました。

 するとその男性は満面の笑みで私に名刺を差し出して来ました。「何故日本人なのに韓国語が出来るのか?」から始まって「年齢は?」、「結婚は?」、「仕事は?」、「出身は?」と初対面なのにも関わらずプライベートな質問を立て続けに投げかけて来ました。でもここ韓国では決して驚くようなことではなく、至極当然なことなので、私も丁寧に答えました。何故か年齢だけは三十五歳と答えました(別にサバを読んだわけではなく、キリが良い数字だったからそう答えたのだと思います)。

 その男性は私に「ぜひ名刺を下さい」とおっしゃったのですが、「あいにく今、名刺は持っていない」と答えました。すると男性は「ここに名前と連絡先を書いて下さい」と紙切れとペンを私の前に置きました。とりあえず、名前だけ書いてペンを置こうとした私に、男性は「電話番号とソウルの住所も書いて下さい」と言うではありませんか・・・。その時嫌な予感がしたのですが、相手の名刺を先に貰っていたので、私の気も緩んでいたのだと思います。携帯の番号と住所を書いて男性に渡しました。

 その男性は、日本に行った時の話しや、今までに読んだ日本の本の話し、そして最後には日本の政治家を名指しで批判し、私に意見を求めて来ました。さすがの私も露骨に嫌な表情を浮かべ、男性と目を合わせました。すると途端に「あなたも忙しいでしょうからね・・・年寄りの話しは面白くないでしょう」と言って、その場から立ち去って行かれたのです。

 朝から何となく嫌な気分になった私は書店を出て、近くで早めの昼食を摂り家に戻りました。
 書店を出てから家に戻るまでは、一時間ほどのことだったと思います。私は普段、携帯をマナーモードにしてシャツの胸ポケットに入れているのですが、その日は胸ポケットの無いシャツを着ていました。携帯はカバンの中に入れていました。マナーモードのまま。

 家に戻り、カバンの中から携帯を取り出すと携帯の画面に“不在中受信5件”とありました。発信元の電話番号を見て驚きました。何と、ついさっき会ったばかりのあの男性の名刺に書いてある自宅の電話番号だったのです

 時間を見てみると、書店で別れて約三十分後から五分おきぐらいに電話が来ています。とても尋常ではありません。今さらながら携帯と住所を教えてしまったことを後悔しました。逆にこちらから電話をしたり、電話を取ったりしたら相手の“思う壺”と考えた私は今後も、一切男性からの電話は取らないことにしました。本当は思い切って電源を切りたかったのですが、ビザの更新手続きの件などで、緊急の連絡が来る可能性があったので、マナーモードのままにして置きました。
 それからというもの、一時間に最低一回。ひどい時には十分おきくらいに携帯が机の上で震えました。土曜日はそんな状態が夜の十時半まで続きました。

 翌日曜日は、朝の八時過ぎに一回目の電話が来ました。教会に向かうバスの中でのことです。礼拝中だけは電源を切っておいたのですが、礼拝後に電源を入れると、予想通り礼拝中にも電話が来ていました。更には「至急連絡乞う」という携帯メールまで来る始末です。日曜日だけで合わせて三十回以上の電話とメールが送られて来ました。自宅の電話のみならず、名刺には書いていなかった携帯電話からも二度ほどかかって来ました。何故判ったかというと、自宅の電話番号の下四桁の番号と携帯の下四桁の番号が同じだったからです。韓国では携帯の電話番号下四桁(もしくは五桁)を自分の好きな数字にすることが可能です。実際に自宅の電話番号と同じ番号にしている人が多いのです。しかも十分としないうちに、同じ携帯電話からかかって来たのですから間違いありません。この日の最後の電話は夜の十一時半過ぎでした。

 そして、昨日の月曜日。朝七時半に一回目の電話がかかって来ました。
 前日の日曜日に比べて回数自体は減ったのですが、逆に直接訪ねて来るのではないかという不安が高まりました。月曜日は全部で九回の電話がありました。さすがに精神的にも参ってきて、午後三時過ぎから部屋の電気を消して、横になっていました。

 そして四時過ぎ。『ピロパロピロパロ(警察無線の呼び出し音)』という音とともにドアを叩く音がしました。外には警察官と管理人のアジュンマ(おばさん)が立っていました。
 警察官とおばさんの話しを総合すると、この三日間私に電話をかけ続けた“かの男性”が112番通報をしたとのこと。「私の“友人”に三日前から電話をかけているのだが、全く電話を取らない。心配なので家に行って確認してくれ!」との由。

 うちの管理人のおばさんが不審に思って、男性に直接電話したところ、その男性は電話口で「特上カルビさんが買いたいといっていた『○○』という本を、私(男性)が持っているので、買う必要は無いと伝えたかった」と言ったそうである。
 
 言っておきますが、私はその男性にそんなことは一言も言っていません。ましてや男性が口にした『○○』という本は、書店でその男性が私に盛んに薦めた、まさにその本のタイトルそのものなのです!

 警察官が私の無事を確認し、警察無線で本庁にその旨連絡を入れるとすぐに帰って行かれました。警察官曰く「市民から通報を受けたらどんな内容であれ、出動して確認しないわけに行かない」とのことです。至極ごもっとも。それであっての市民の安全と治安を守る警察です。
 本来なら私が逆に警察へ通報したいぐらいだったのですが、警察官には黙っておきました。

 それから五分もしないうちに私の携帯が震えました。私も思わず震えました。
 ご丁寧にも警察に通報までして、“友人”である私の身を案じて下さった方(かた)からです。とりあえず、今回も電話は取りませんでした。あまりにも感情的になり過ぎている自分の状態が解かったからです。今電話を取ったら私自身、男性に対してどんな態度を取るかわかりません。とにかく冷静になるまで待とうと思ったのです。

 それから三十分後、男性宅へ電話を入れました。男性の声に悪びれた様子は全く感じられませんでした。かと言って“友人”である私の無事を喜んでくれているようでもありません。その声はとても冷たく感じられました。

 私:「警察に通報されましたね」
 男性:「はい」
 私:「何故通報されたのですか?」
 男性:「あなたがね、電話を取らないからですよ。私は朝の七時半にも夜の十一時半にもした!」
 私:「家族ならともかく、たった一回会ったきりで、早朝や深夜に電話をかけるのは失礼じゃないですか?」
 男性:「あなたが電話を取らないのがいけないんだよ(逆ギレモードに突入)!」
 私:「だからって、たかだか三日間電話を取らないからといって、警察に通報する方がどこにいらっしゃるんですか?」
 男性:「ここにいるよ(完全に逆ギレ)!」
 私:「もう、二度と私に電話をしないで下さい。もし電話をされたら今度は私が警察に通報します!よろしいですか?」
 男性:「(日本語で)ワカッタヨォー!(ガチャン!)」

 私が自分自身で蒔いてしまった種だから仕方の無いことだけれど、まさか警察のお世話になるとは思いませんでした。どんな国にも良い人もいれば、悪い人もいるということです。そういう意味では大変良い経験になりました。一つだけよかったことは名刺を渡さなかったこと。職場に迷惑をかけずに済んだだけでも幸いです。

 管理人のおばさん、おじさん。心配掛けて申し訳ありませんでした。我が家を訪ねて来て下さった警察官の方も暑い中、お仕事ご苦労様でした。管理人夫妻にはこの三日間の出来事を全て話しておきました。

 今日は朝から大学へ向かい、契約書にサインをして無事にビザの滞留期間延長手続きを終えて来ました。

 追記(6/30):29日のブログのタイトルと似通っているのでタイトルを変更しました。また、書店名を明かしているのは、無用のトラブルに巻き込まれないように注意を喚起する為であり、営業妨害などを意図したものではありません。

 写真はソウルの出入国管理事務所です(今朝ビザ更新手続きに行った際撮影したもの)。

カナダラソング2

2005-06-27 20:39:41 | 韓国留学記
 雨のち曇り。時々小雨。最低気温21.2度。最高気温24.2度。涼しい一日。でもジメジメ。 

 『ピロピロピロピロ(警察無線の呼び出し音)!』夕方、警察官が我が家を訪れた。

 お陰で、ここ三日間ほど悩まされ続けた出来事に終止符を打つことが出来た
 それにしても、警察沙汰になるとは・・・。今日はとにかく疲れたので、詳細は明日にでも書くことにします。
 事故に遭ったとか、泥棒に入られたとかではないので(←違いますよ!という意味)ご安心を。

 さぁ、気分を取り直して今日のブログは全然関係無い話題で~す!
 二週間ほど前に書いたブログで取り上げた♪オモナは私たちに強烈なインパクトを与えてくれました

 強烈なインパクトと言えば♪カナダラソングも負けていません。この歌、昨年(2004年)ネット上で発表されるや、日本の韓国語教育界では非難囂々(ひなんごうごう)いや失礼、喧々囂々(けんけんごうごう)、賛否両論入り乱れて大変なことになりました(個人的にはこういう馬鹿馬鹿しさが案外気に入っているんですが・・・)。

 それが、あら嫌だぁ何とまぁ、気がついたら♪カナダラソング2まで出来上がっているじゃないのぉ
 でも映画の続編の場合と同じく、残念ながら前作ほどの強烈なインパクトは感じられません。♪数字♪挨拶の歌なんてのもあるので、詳しくはここを見てね。

 「韓国語を楽しく学ぼう!」という製作意図は評価に値するのですが、それにしても韓国語の発音悪すぎぃ~。日本語も堪能なネイティブの友人曰く「못 알아듣겠어(モダラデゥッケッソ=聞き取れない)・・・」。韓国の人に聞き取ってもらえなかったら意味無いじゃん! 

 ところで、あさって(29日)が滞留ビザの満期日なんです。
 今までビザ延長に必要な書類が揃わずハラハラドキドキしていたのですが、つい先ほど書類が出来た旨、大学から連絡がありました
 明日は大学で契約書を作成して入管へ足を運ばなければ

 今回のイラストは韓国の警察庁のマスコットである『PODORI(포돌이=ポドリ)』で~す!
 「忠誠(チュンソン=충성)!」韓国では警察や軍隊で敬礼をする際には必ず「忠誠(チュンソン)!」と言いながら敬礼をします。

 今日のブログったら、HTMLタグを“コピペ”しまくって、書き上げるのに時間がかかった割りに短すぎる・・・(ま、こんな日もあるよね。梅雨だしね)。

韓国梅雨入り!

2005-06-26 23:24:59 | 祈り
 曇りのち!最低気温22.3度。最高気温29.1度。

 韓国にもいよいよ梅雨到来です。
 韓国気象庁は今日(6/26)付けで梅雨入りを発表しました。これは平年(過去10年)より2~3日遅く、昨年(2004年)(南部24日、中部25日)並みだそうです。

 いやぁ~、それにしても韓国の梅雨は気持ち良いぐらい激しい雨が降ります。梅雨入り初日の今日も夕方から台風並みの激しい雨に見舞われております。昨日(25日)、おととい(24日)は蒸し暑さに耐え切れず、思わずクーラーのスイッチを入れてしまったワタシですが、さすがに今夜はクーラーのお世話にならなくとも済みそうです。一つ難を言うとすれば、窓を全開にしているので、雨の音がうるさいといったところでしょうか

 幸い、私の部屋の前には屋根が付いたベランダがあるので、窓を全開にしても雨が降り込んで来る心配がありません。同じ階の方が部屋を出入りされる際には部屋の中が丸見えですが、見られて困るようなものもありません。

 梅雨入りを前にして、洗面所兼シャワー室の入口脇には今日(6/26)カーテンも取り付けました。これで、シャワーを浴びる度に窓を閉める必要もありません(もともと覗かれる心配も、私の部屋を覗く奇特な方もいらっしゃらないとは思うのですが)。万が一にも私のアラレモナイ姿を他の方に曝(さら)しては失礼に当たりますし、こんなことで日韓関係が悪化した日には困ってしまうので、最低限のモラルは守ろうと思った次第です

 さて、先週は“抗うつ薬”の影響で礼拝に行くことが出来なかったのですが、今朝はいつも通りに七時過ぎに家を出て、バスを乗り継ぎ教会へ向かいました。朝食は例のごとくソウル駅で摂ったのですが、今朝のソウル駅構内はいつにもなく空いていました(梅雨入りとの天気予報で遠出を控えたのかも知れません)。逆に暑い夜を少しでも涼しく過ごすためでしょうか、駅前広場には地べたに横になっているホームレスの方々の姿がいつも以上に目立ちました。
 主日(日曜日)の礼拝に行く度に目にする光景ですが、ソウル駅の真新しい駅舎とのギャップに韓国社会が抱えている問題を毎回突きつけられるようです。駅前広場ではいつも朝早くからキリスト教の伝道が行われているのですが、身も心も憔悴(しょうすい)し切って、目を閉じ地べたに横たわっているホームレスの方々の前では、スピーカーから流れる賛美や神様のみ言葉も空(むな)しく響く気がしてなりません(私の信仰が弱いからでしょうか・・・)。

 9時からの韓国語礼拝に出席しました。
 今日の説教は『死から復活なさったイエスキリスト』(ヨハネによる福音書20章1~18節)でした。
 今日の説教で印象に残った箇所を書いておきますね。
 
 「皆さんは、日曜日の朝教会で何を見ていますか?車を停める駐車スペースですか?賛美をしている聖歌隊ですか?教会で奉仕している教会員の皆さんの姿ですか?隣に座っている愛する夫や妻や家族ですか?それとも、今説教をしている私(牧師)の顔ですか・・・?
 みなさん、日曜日の朝、礼拝に来て私達が本当に見なければいけないもの。それはイエス様です。イエス様の復活を知らせた天使たちです。
 私達が疲れ切って祈っている時、何故だか急に力が湧いてくる時があります。そんな時はイエス様が力を貸して下さったのです。天使が皆さんのすぐ近くに現れたのです。もっと正確に言えば、今ここにもイエス様はいらっしゃいます。天使たちが礼拝堂の中を飛び回っているのです。でもそれが見えないだけなのです。

 本当に愛している人がいれば、たとえどんなにその人と遠く離れていても、その人の姿を思い浮かべられますね。その人の息遣いも聞こえてくるでしょう?違いますか?子供の姿は思い浮かんでも、旦那さんや奥さんの姿が思い浮かばないという方、意外と多いんじゃないですか?(笑)

 それでは、イエス様を本当に愛していますか?『神は愛なり』という有名な言葉がありますね。イエス様は愛のお方(かた)ですから、私たち一人一人の姿をもれなくご覧になっています。今もですよ!では、逆に皆さんにはイエス様の姿が見えますか?天使たちの姿が見えますか?イエス様がそうであるように、私たち一人一人がもれなくイエス様の姿が見える者となれるように祈ります!

 実は私(牧師)も今はイエス様の姿が見えません。天使たちの姿が見えません。でも、今まさしくこの場所にイエス様や天使たちがいらっしゃることだけは確かです。そして、私たちのことをイエス様や天使たちがご覧になっています。私たちが利己主義的な考え方や、傲慢な気持ち、不安や恐れといった気持ちを捨てられた時にこそ、イエス様の姿が、天使たちの姿が見えるのです」 

 今朝の説教を聴いて、今週はイエス様と天使たちがどこにいるのか一生懸命探して見ようと思いました。もしかしたら、今、大きく開け放った窓の外から私の姿をご覧になっているかも知れませんね。
 「イエス様、もしよろしければ雨宿りされて行きませんか?」 

 皆さんにとって、今週も素敵な一週間でありますように

 写真は韓国で撮った紫陽花(あじさい)です。