晴れ時々曇り。最低気温24.2度。最高気温30.1度。
今日は立秋。今朝家を出て、空を見上げたら鱗雲が広がっていた。季節は確実に秋へと向かっているようだ。とくにここ数日朝の陽射しが心なしか柔らかくなった気がする。
三週間ぶりにソウル駅で朝食を摂る。
今日は家を出たのが遅かったのでマックで手早く済ませることにした。まぁ、たまには良いか・・・と思いながらビックマックセット(ビンメッセテゥ=빅맥세트)でドリンクはホットコーヒーをオーダーした。いつも日曜日はすぐ隣にあるロッテリアがセットメニューを終日2,900ウォン(290円)で販売しているので、マックも対抗してセットメニューを3,000ウォン(300円)で販売している。だから今日もレジカウンターで3,000ウォンを出した。するとカウンターの女性が「3,900ウォンです」と言うではないか!小心者の私は「に、日曜日は、しゅ、終日、さ、3,000ウォンじゃ、な、ないんですか・・・?」と思いっきりの笑顔を若干引きつらせながら尋ねると「今の時期は夏休みの繁忙期なので、他店と同様に午前十一時~午後二時しか割引をしません」とのこと。
こんなことなら、隣のロッテリアにしておけばよかった。隣は今日もセットメニューが終日2,900ウォンだったのだ。と思って、3,000ウォンを引っ込めて、仕方なく5,000ウォン札を出した。1,100ウォンのお釣りとビックマックセットを持って入口近くの席に座ってコーヒーを飲んだ。煮詰まって苦いはずのコーヒーが涙でしょぱかった。これでフライドポテトを食べたら塩分摂り過ぎだなんて考えていたら、「あのぉ~お願いがあるんですけんどぉ~」といきなりお店に入ってきた中年のおじさん(アジョシ=아저씨)から声を掛けられた。
来たな!ソウル駅!何があっても驚かないぞ!と思って顔を上げたら、そのおじさん(アジョシ=아저씨)が着ているブルーのワイシャツに点々と血痕が着いている。ネクタイは外して手に握られている。その姿を見て一瞬怯(ひる)んでしまったカルビであった。しかし、ここで怯(ひる)んだら相手の思う壺である。思いっきり平静を装うカルビ。
「あのぉ~お願いがあるんですけんどぉ~」と同じセリフを繰り返すおじさん(アジョシ=아저씨)。だから、さっきも聞いたよそのセリフは。お願いって何?何なの?と無言でおじさん(アジョシ=아저씨)を見上げるカルビ。
「お金(がね)貸(が)してぐれないかな?」と目をウルウルさせながら訴えかけるおじさん(アジョシ=아저씨)。電話代か何か?黙っているカルビ。「地方の者なんだけんどぉもぉ~、帰(がえ)りの電車賃が足(だ)りなぐでぇ~」かなり強い慶尚道方言だ。「地方の者だ」ってわざわざ断らなくても、外国人の私にも充分に判るって。こういう場合は作戦ナンバー8番。「韓国語ワカリマセン!」作戦しかない。「ワタシ外国人。韓国語ワカリマセン!(チョヌン ウェーグッサラム。ハングンマル モッラヨ=저는 외국사람.한국말 몰라요!)」って、ヤバイ、今話してるの思いっきり韓国語じゃん!おじさん(アジョシ=아저씨)も抜け目無い。「外国人だって言うげんど、韓国語少しぐらい解かるっぺ?」(←一体どこの方言何だか・・・他意はございません)。さすがはおじさん(アジョシ=아저씨)。あなたソウル駅でかなり鍛えてますね?
「韓国語ワカリマセン!(ハングンマル モッラヨ=한국말 몰라요!)」と何度も繰り返すカルビ。解からない割りに発音は良かったりする。「だったのぉ~6,300ウォンだけでいいっぺぇ~」とおじさん(アジョシ=아저씨)。えっ!何だとぉ~!ろ、ろくせん、さんびゃくウォンだってぇ!100ウォンや200ウォンならともかく、6,300ウォンを初対面の、しかもマックでお食事中の人を捕まえて「貸してくれ」って気軽に言えるわねぇ~!一体どういう神経してるのよ!思わず呆れて、頭に来たカルビは思わず大きな声で叫んでしまった。「(お金は)ありません!(オプソヨ!=없어요!)無いんだってば!(オプタニカニョ!=없다니까요!)」急にワタシが大声を出したものだから、店内のお客さんはもちろん、従業員の人たちの視線が私のテーブルに一気に集中。厚顔のおじさん(アジョシ=아저씨)もさすがにこれには参ったのか「ちぇっ!ついてねぇ~やぁ、まったく!(ア~シッ!チェスオプタヤ~。チョンマル!=아~씻 ! 재수없다야. 정말 !)」と呟(つぶや)きながら、駅構内の雑踏の中へ消えて行きました。
それにしても、何で私がそんなこと言われなきゃいけないの?そりゃ、私のセリフだよと思いつつも、ここが韓国のソウル駅構内であることを勘案すれば、別に驚くべきことでもないかと妙に納得してしまった日曜日の朝でした。
どうやらカルビも在韓四年にしてすっかり現地に溶け込んでしまったようです(良いんだか、悪いんだか?)。日本にいた時よりもかなり性格がキツクなってます・・・。
追記(8/8):日本語訳した方言はあくまでも想像力を働かせて書いたものであり、特定の地域出身者や方言を誹謗中傷する意図がないことを明示しておきます。
今日は立秋。今朝家を出て、空を見上げたら鱗雲が広がっていた。季節は確実に秋へと向かっているようだ。とくにここ数日朝の陽射しが心なしか柔らかくなった気がする。
三週間ぶりにソウル駅で朝食を摂る。
今日は家を出たのが遅かったのでマックで手早く済ませることにした。まぁ、たまには良いか・・・と思いながらビックマックセット(ビンメッセテゥ=빅맥세트)でドリンクはホットコーヒーをオーダーした。いつも日曜日はすぐ隣にあるロッテリアがセットメニューを終日2,900ウォン(290円)で販売しているので、マックも対抗してセットメニューを3,000ウォン(300円)で販売している。だから今日もレジカウンターで3,000ウォンを出した。するとカウンターの女性が「3,900ウォンです」と言うではないか!小心者の私は「に、日曜日は、しゅ、終日、さ、3,000ウォンじゃ、な、ないんですか・・・?」と思いっきりの笑顔を若干引きつらせながら尋ねると「今の時期は夏休みの繁忙期なので、他店と同様に午前十一時~午後二時しか割引をしません」とのこと。
こんなことなら、隣のロッテリアにしておけばよかった。隣は今日もセットメニューが終日2,900ウォンだったのだ。と思って、3,000ウォンを引っ込めて、仕方なく5,000ウォン札を出した。1,100ウォンのお釣りとビックマックセットを持って入口近くの席に座ってコーヒーを飲んだ。煮詰まって苦いはずのコーヒーが涙でしょぱかった。これでフライドポテトを食べたら塩分摂り過ぎだなんて考えていたら、「あのぉ~お願いがあるんですけんどぉ~」といきなりお店に入ってきた中年のおじさん(アジョシ=아저씨)から声を掛けられた。
来たな!ソウル駅!何があっても驚かないぞ!と思って顔を上げたら、そのおじさん(アジョシ=아저씨)が着ているブルーのワイシャツに点々と血痕が着いている。ネクタイは外して手に握られている。その姿を見て一瞬怯(ひる)んでしまったカルビであった。しかし、ここで怯(ひる)んだら相手の思う壺である。思いっきり平静を装うカルビ。
「あのぉ~お願いがあるんですけんどぉ~」と同じセリフを繰り返すおじさん(アジョシ=아저씨)。だから、さっきも聞いたよそのセリフは。お願いって何?何なの?と無言でおじさん(アジョシ=아저씨)を見上げるカルビ。
「お金(がね)貸(が)してぐれないかな?」と目をウルウルさせながら訴えかけるおじさん(アジョシ=아저씨)。電話代か何か?黙っているカルビ。「地方の者なんだけんどぉもぉ~、帰(がえ)りの電車賃が足(だ)りなぐでぇ~」かなり強い慶尚道方言だ。「地方の者だ」ってわざわざ断らなくても、外国人の私にも充分に判るって。こういう場合は作戦ナンバー8番。「韓国語ワカリマセン!」作戦しかない。「ワタシ外国人。韓国語ワカリマセン!(チョヌン ウェーグッサラム。ハングンマル モッラヨ=저는 외국사람.한국말 몰라요!)」って、ヤバイ、今話してるの思いっきり韓国語じゃん!おじさん(アジョシ=아저씨)も抜け目無い。「外国人だって言うげんど、韓国語少しぐらい解かるっぺ?」(←一体どこの方言何だか・・・他意はございません)。さすがはおじさん(アジョシ=아저씨)。あなたソウル駅でかなり鍛えてますね?
「韓国語ワカリマセン!(ハングンマル モッラヨ=한국말 몰라요!)」と何度も繰り返すカルビ。解からない割りに発音は良かったりする。「だったのぉ~6,300ウォンだけでいいっぺぇ~」とおじさん(アジョシ=아저씨)。えっ!何だとぉ~!ろ、ろくせん、さんびゃくウォンだってぇ!100ウォンや200ウォンならともかく、6,300ウォンを初対面の、しかもマックでお食事中の人を捕まえて「貸してくれ」って気軽に言えるわねぇ~!一体どういう神経してるのよ!思わず呆れて、頭に来たカルビは思わず大きな声で叫んでしまった。「(お金は)ありません!(オプソヨ!=없어요!)無いんだってば!(オプタニカニョ!=없다니까요!)」急にワタシが大声を出したものだから、店内のお客さんはもちろん、従業員の人たちの視線が私のテーブルに一気に集中。厚顔のおじさん(アジョシ=아저씨)もさすがにこれには参ったのか「ちぇっ!ついてねぇ~やぁ、まったく!(ア~シッ!チェスオプタヤ~。チョンマル!=아~씻 ! 재수없다야. 정말 !)」と呟(つぶや)きながら、駅構内の雑踏の中へ消えて行きました。
それにしても、何で私がそんなこと言われなきゃいけないの?そりゃ、私のセリフだよと思いつつも、ここが韓国のソウル駅構内であることを勘案すれば、別に驚くべきことでもないかと妙に納得してしまった日曜日の朝でした。
どうやらカルビも在韓四年にしてすっかり現地に溶け込んでしまったようです(良いんだか、悪いんだか?)。日本にいた時よりもかなり性格がキツクなってます・・・。
追記(8/8):日本語訳した方言はあくまでも想像力を働かせて書いたものであり、特定の地域出身者や方言を誹謗中傷する意図がないことを明示しておきます。
初めまして、ようこそお越しくださいました!
横断歩道で信号待ちをしていたり、地下鉄に乗っていると良くそういう方々と遭遇します。ガムなどを通常価格より少し高く売って(買ってもらって)、その差額で利益を得るのです。差額といっても一個当たり数百ウォンですが・・・。多くの場合無視されてしまいますが、募金したつもりで買ってあげる方もいるようです。
本当にその人の生活のためにお金が使われれば良いのですが、残念ながら“組織的”に行われている場合が多いようです。そのためその日の“ノルマ”を達成すべく必死に売り歩かなければなりません。
それが日本以上に貧富の格差が激しい、韓国社会の悲しい現実です。
ブログを拝読しましたが、ハヌルさんも来月から韓国で勉強を始められるのですね!準備で忙しいと思いますが、有意義で楽しい留学生活になるようお祈りしています。またぜひ私のブログに遊びにいらして下さいね。お待ちしております!
また遊びに来ます!!では。