日本維新の会の松井一郎幹事長は25日、衆院選政権公約を29日に発表し、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加を明記する意向を明らかにした。
大阪市内で記者団の質問に答えた。
公約原案では、TPPに関して「自由貿易圏の拡大」とするにとどめていたが、さらに踏み込んだ書きぶりに修正することにした。松井氏は「世界第3位の経済大国が参加しないのはおかしい。(交渉に参加して)国益に合わない場合は断固戦う」と語った。
また、党代表代行の橋下徹大阪市長が主張してきた原子力発電所の2030年代までの廃止については、原発を容認する石原慎太郎代表に配慮し、公約には明記しないと明言した。
一方、野田首相は25日のテレビ朝日の番組で、民主党の衆院選政権公約(マニフェスト)を27日に発表し、TPPの推進や、30年代の原発稼働ゼロを明記すると明言した。自民党の安倍総裁は同じ番組で、民主党が提案する首相との一対一の党首討論について、「生産的な政策論議ができるのではないか」と応じる意向を示した。自民党は29日の開催を想定しているが、両党でなお開催方法や日程の調整を進める。
東京・小平市の住宅から、一部白骨化した女性2人の遺体が見つかった。警視庁は、2人の家族とみられる男性から事情を聴いている。
2世帯住宅が脚光を浴びている。東日本大震災で流行語にもなった「きずな」が一因と思いきや、実はそうした動機は一部に限られているという。2世帯住宅が注目されているのは共働き世帯の増加や所得の伸び悩みなど子供夫婦が抱える“切実な現実”にある。
嫁姑の煩わしい家族間の人間関係を避けるため、玄関はもちろんのこと、台所や浴室も別々-。2世帯住宅にこんな印象を抱く人は少なくない。しかし、いわゆる「完全分離型」の2世帯住宅は今では少数派だ。最近の2世帯住宅は玄関や浴室、階段などを共有した「部分共用型」が主流という。「孫の面倒や家事を手伝ってほしい」と考える子世帯の意向をくみ、親世帯と一緒に食事やコミュニケーションをとる部屋を設けた間取りが増えている。
こうした2世帯住宅の変化は、子世帯の生活実態を反映したものだ。長引く景気低迷で現役世代の所得は伸びず、共働き世帯が増えてきたが、「保育所の待機児童など核家族の生活では難しい場面があることは確かだ」。旭化成ホームズの広報担当者は、2世帯住宅が注目される理由をこう説明する。
同社は8月、親世帯と子世帯に加え、単身の兄弟姉妹も暮らす「2.5世帯住宅」を発表。非婚・晩婚化の世相をとらえたプランで、単身の兄弟姉妹が食事と入浴以外、自立して生活できる部屋を設けた。これまでならば「小姑がいる家」と消極的にとらえがちだが、世代を越え趣味などを楽しむ共有スペースもあり、家族全員で孫の面倒を見るといった良好な協力関係を築く提案がなされている。同社では2世帯住宅の建築棟数が平成22年で前年比23%増と大きく伸び、今年4~9月も前年同月比約1割と増え続けている。
積水ハウスは、共有と分離をうまく使い分けた2世帯住宅プラン「シェアウィズ」を平成20年に発売。台所や居間を共有することで広さを確保しながら、タイミングに気遣いが必要な浴室まわりは洗濯機を2台備えた専用の脱衣所を作るなど、共有・分離度合いの要望に沿って設計する。
完全分離から部分共有へ-。こうした移行は、金銭や育児などの面で「親世帯を頼る子世帯と、孫との暮らしに喜びを感じる親世帯の利点が一致した形」(積水ハウス)だ。
リクルート住まいカンパニーが11月16日に発表した「2012年注文住宅動向・トレンド調査」によると全国4021人のうち、多世帯住宅を検討している人は22・9%。その理由のトップは親の老後(51・5%)だが、子供の面倒を見てもらえる(20%)、生活費などの経済的なメリット(15・2%)、自分単独で家を購入するのが困難(11・3%)など、子世帯の生活援助につながる項目が上位10位に並んだ。一方、震災後に家族のきずなを大切にしたいと答えた人は、6・5%と回答項目の中で2番目に低かった。
こうした子世帯の気持ちは、多世帯住宅にした後に感じた利点としてはっきりと表れている。1位の「いざというときに身寄りがいる安心感がある」(39・7%)に次いで、(親世帯が)子供の遊び相手になってくれる(39・1%)、住居費などの生活費が削減できる(35・9%)、食事を用意してくれる(34・8%)などが2~5位に並び、親世帯を頼りにする子世帯の実情が垣間みえる。
しかも、平成22年度税制改正で相続税の課税対象となる土地の評価額が、同居を前提にした2世帯住宅か否かで変わることも、2世帯住宅化を押し上げる要因になりつつある。年間50兆円規模の遺産が生じるともいわれる大相続時代の突入とともに、2世帯住宅の注目は今後も高まりそうだ。
保存食・非常食など地味なイメージが強かった缶詰が、おしゃれで、美容にも役立つ食材と見直されている。缶詰が楽しめる缶詰バーや、惣菜缶など、様々な分野で進化している。
実は缶詰は下ごしらえが済んでいるため、本格的な料理が簡単に作れて、忙しい人にはぴったりの食材だ。そこに目をつけ、缶詰レシピ本も続々出ている。その中に、『缶詰deゆる薬膳。』という本を見つけた。缶詰で薬膳ができ、美しく健康になれるなんて本当なのだろうか。著者で、薬膳アテンダントの池田陽子さんを訪ねた。
薬膳とは、中国の伝統医学(中医学)に基づいた理論で、すべての食材は体のいずれかに必ず作用するという考え方だ。
「今の自分の体は、自分が食べたものが作りだした結果です」
池田さんがこうして食べ物の重要性を強調するのは、自身の体験があるからだ。30を過ぎたころ、肌の衰えを感じ、食を見直そうと薬膳を学んだ池田さん。サバ、イワシ、サンマなどの青魚は「活血」食材で美白に効果があると学んだが、仕事が忙しく、残業を終えて帰るころにはスーパーも閉まり、青魚は手に入らない。買えたとしても調理が面倒で、「青魚を生活に取り入れるのは、非常にハードルが高かった」。
そんなとき、コンビニに並んでいたサバ缶が目に入った。
「缶詰は保存も調理も簡単。さらに、骨もやわらかいのでまるごと食べられるし、一番おいしい旬の時期に詰めているので、薬膳にぴったりでした」
缶詰を食生活に取り入れてから、肌の調子も良くなり、月に数万円かけていた化粧品代は3千円に。肩こりやむくみも改善し、体重も5キロ減ったという。
缶詰の効能を解説してもらうと、青魚は老廃物を洗い流すため美肌に効果あり。ホタテは肌に潤いを与えてくれ、中医学の五臓のうち老化とかかわりの深い「腎」にも効くといい、アンチエイジングに重要な食材だ。カニは血行を促進し、肩こりに効くという。
「いい化粧品を使うより、何を食べるかのほうが大切で、一食一食をエステやサプリ、化粧品だと思って見直したほうがいい。忙しい女性たちこそ、缶詰をうまく使ってきれいになって」
「逃げ馬をかわす時に微妙な進路をついてしまい接触して申し訳ないことをしました。あれさえなければ完璧だったので悔いが残るレースになってしまいました」
3冠馬同士の豪華叩き合いを制し、ジェンティルドンナに4つ目のGIタイトルをプレゼントした岩田康誠騎手(38)=栗東・フリー。しかし、最後の直線で進路を変更した際にオルフェーヴルと接触。長い審議の末の勝利に、検量室前でインタビューに応じた岩田の表情に笑顔はなかった。
しかしながら道中のレース運びに話が及ぶと「1コーナー、2コーナー、3コーナーとも完璧な位置取りだったし、普通にすべてを出し尽くした結果、オルフェーヴルに勝てたということだと思います」と騎乗ぶりを自画自賛。「レースは53キロを生かすこと、昨日きょうのレースや馬場状態を見て、インを取りたい一心で臨みました。オルフェーヴルという化け物の存在はなしにしたレースをしようと考えて、それで負けたら仕方ないと思っていました」という賭けは見事に功を奏した。
日本の3歳牝馬のジャパンC制覇は史上初めて。「初めて彼女の本気を見せてもらった気がします。まだ底を見せていないことを証明できました。本当に心の中にすごいファイトを持った女の子です。今はお疲れさまです、と言いたいです」と最後は偉業を達成した“女傑”を称えた。
なお、岩田騎手は最後の直線で外側に斜行した進路の取り方が強引なものであったため、12月1、2日の2日間騎乗停止。このため、ジャパンCダート(12月2日、阪神、GI、ダート1800メートル)の有力馬ローマンレジェンドには騎乗できなくなった。
大阪市内で記者団の質問に答えた。
公約原案では、TPPに関して「自由貿易圏の拡大」とするにとどめていたが、さらに踏み込んだ書きぶりに修正することにした。松井氏は「世界第3位の経済大国が参加しないのはおかしい。(交渉に参加して)国益に合わない場合は断固戦う」と語った。
また、党代表代行の橋下徹大阪市長が主張してきた原子力発電所の2030年代までの廃止については、原発を容認する石原慎太郎代表に配慮し、公約には明記しないと明言した。
一方、野田首相は25日のテレビ朝日の番組で、民主党の衆院選政権公約(マニフェスト)を27日に発表し、TPPの推進や、30年代の原発稼働ゼロを明記すると明言した。自民党の安倍総裁は同じ番組で、民主党が提案する首相との一対一の党首討論について、「生産的な政策論議ができるのではないか」と応じる意向を示した。自民党は29日の開催を想定しているが、両党でなお開催方法や日程の調整を進める。
東京・小平市の住宅から、一部白骨化した女性2人の遺体が見つかった。警視庁は、2人の家族とみられる男性から事情を聴いている。
2世帯住宅が脚光を浴びている。東日本大震災で流行語にもなった「きずな」が一因と思いきや、実はそうした動機は一部に限られているという。2世帯住宅が注目されているのは共働き世帯の増加や所得の伸び悩みなど子供夫婦が抱える“切実な現実”にある。
嫁姑の煩わしい家族間の人間関係を避けるため、玄関はもちろんのこと、台所や浴室も別々-。2世帯住宅にこんな印象を抱く人は少なくない。しかし、いわゆる「完全分離型」の2世帯住宅は今では少数派だ。最近の2世帯住宅は玄関や浴室、階段などを共有した「部分共用型」が主流という。「孫の面倒や家事を手伝ってほしい」と考える子世帯の意向をくみ、親世帯と一緒に食事やコミュニケーションをとる部屋を設けた間取りが増えている。
こうした2世帯住宅の変化は、子世帯の生活実態を反映したものだ。長引く景気低迷で現役世代の所得は伸びず、共働き世帯が増えてきたが、「保育所の待機児童など核家族の生活では難しい場面があることは確かだ」。旭化成ホームズの広報担当者は、2世帯住宅が注目される理由をこう説明する。
同社は8月、親世帯と子世帯に加え、単身の兄弟姉妹も暮らす「2.5世帯住宅」を発表。非婚・晩婚化の世相をとらえたプランで、単身の兄弟姉妹が食事と入浴以外、自立して生活できる部屋を設けた。これまでならば「小姑がいる家」と消極的にとらえがちだが、世代を越え趣味などを楽しむ共有スペースもあり、家族全員で孫の面倒を見るといった良好な協力関係を築く提案がなされている。同社では2世帯住宅の建築棟数が平成22年で前年比23%増と大きく伸び、今年4~9月も前年同月比約1割と増え続けている。
積水ハウスは、共有と分離をうまく使い分けた2世帯住宅プラン「シェアウィズ」を平成20年に発売。台所や居間を共有することで広さを確保しながら、タイミングに気遣いが必要な浴室まわりは洗濯機を2台備えた専用の脱衣所を作るなど、共有・分離度合いの要望に沿って設計する。
完全分離から部分共有へ-。こうした移行は、金銭や育児などの面で「親世帯を頼る子世帯と、孫との暮らしに喜びを感じる親世帯の利点が一致した形」(積水ハウス)だ。
リクルート住まいカンパニーが11月16日に発表した「2012年注文住宅動向・トレンド調査」によると全国4021人のうち、多世帯住宅を検討している人は22・9%。その理由のトップは親の老後(51・5%)だが、子供の面倒を見てもらえる(20%)、生活費などの経済的なメリット(15・2%)、自分単独で家を購入するのが困難(11・3%)など、子世帯の生活援助につながる項目が上位10位に並んだ。一方、震災後に家族のきずなを大切にしたいと答えた人は、6・5%と回答項目の中で2番目に低かった。
こうした子世帯の気持ちは、多世帯住宅にした後に感じた利点としてはっきりと表れている。1位の「いざというときに身寄りがいる安心感がある」(39・7%)に次いで、(親世帯が)子供の遊び相手になってくれる(39・1%)、住居費などの生活費が削減できる(35・9%)、食事を用意してくれる(34・8%)などが2~5位に並び、親世帯を頼りにする子世帯の実情が垣間みえる。
しかも、平成22年度税制改正で相続税の課税対象となる土地の評価額が、同居を前提にした2世帯住宅か否かで変わることも、2世帯住宅化を押し上げる要因になりつつある。年間50兆円規模の遺産が生じるともいわれる大相続時代の突入とともに、2世帯住宅の注目は今後も高まりそうだ。
保存食・非常食など地味なイメージが強かった缶詰が、おしゃれで、美容にも役立つ食材と見直されている。缶詰が楽しめる缶詰バーや、惣菜缶など、様々な分野で進化している。
実は缶詰は下ごしらえが済んでいるため、本格的な料理が簡単に作れて、忙しい人にはぴったりの食材だ。そこに目をつけ、缶詰レシピ本も続々出ている。その中に、『缶詰deゆる薬膳。』という本を見つけた。缶詰で薬膳ができ、美しく健康になれるなんて本当なのだろうか。著者で、薬膳アテンダントの池田陽子さんを訪ねた。
薬膳とは、中国の伝統医学(中医学)に基づいた理論で、すべての食材は体のいずれかに必ず作用するという考え方だ。
「今の自分の体は、自分が食べたものが作りだした結果です」
池田さんがこうして食べ物の重要性を強調するのは、自身の体験があるからだ。30を過ぎたころ、肌の衰えを感じ、食を見直そうと薬膳を学んだ池田さん。サバ、イワシ、サンマなどの青魚は「活血」食材で美白に効果があると学んだが、仕事が忙しく、残業を終えて帰るころにはスーパーも閉まり、青魚は手に入らない。買えたとしても調理が面倒で、「青魚を生活に取り入れるのは、非常にハードルが高かった」。
そんなとき、コンビニに並んでいたサバ缶が目に入った。
「缶詰は保存も調理も簡単。さらに、骨もやわらかいのでまるごと食べられるし、一番おいしい旬の時期に詰めているので、薬膳にぴったりでした」
缶詰を食生活に取り入れてから、肌の調子も良くなり、月に数万円かけていた化粧品代は3千円に。肩こりやむくみも改善し、体重も5キロ減ったという。
缶詰の効能を解説してもらうと、青魚は老廃物を洗い流すため美肌に効果あり。ホタテは肌に潤いを与えてくれ、中医学の五臓のうち老化とかかわりの深い「腎」にも効くといい、アンチエイジングに重要な食材だ。カニは血行を促進し、肩こりに効くという。
「いい化粧品を使うより、何を食べるかのほうが大切で、一食一食をエステやサプリ、化粧品だと思って見直したほうがいい。忙しい女性たちこそ、缶詰をうまく使ってきれいになって」
「逃げ馬をかわす時に微妙な進路をついてしまい接触して申し訳ないことをしました。あれさえなければ完璧だったので悔いが残るレースになってしまいました」
3冠馬同士の豪華叩き合いを制し、ジェンティルドンナに4つ目のGIタイトルをプレゼントした岩田康誠騎手(38)=栗東・フリー。しかし、最後の直線で進路を変更した際にオルフェーヴルと接触。長い審議の末の勝利に、検量室前でインタビューに応じた岩田の表情に笑顔はなかった。
しかしながら道中のレース運びに話が及ぶと「1コーナー、2コーナー、3コーナーとも完璧な位置取りだったし、普通にすべてを出し尽くした結果、オルフェーヴルに勝てたということだと思います」と騎乗ぶりを自画自賛。「レースは53キロを生かすこと、昨日きょうのレースや馬場状態を見て、インを取りたい一心で臨みました。オルフェーヴルという化け物の存在はなしにしたレースをしようと考えて、それで負けたら仕方ないと思っていました」という賭けは見事に功を奏した。
日本の3歳牝馬のジャパンC制覇は史上初めて。「初めて彼女の本気を見せてもらった気がします。まだ底を見せていないことを証明できました。本当に心の中にすごいファイトを持った女の子です。今はお疲れさまです、と言いたいです」と最後は偉業を達成した“女傑”を称えた。
なお、岩田騎手は最後の直線で外側に斜行した進路の取り方が強引なものであったため、12月1、2日の2日間騎乗停止。このため、ジャパンCダート(12月2日、阪神、GI、ダート1800メートル)の有力馬ローマンレジェンドには騎乗できなくなった。