コミティア117参加してきました。
寄って下さった方、見て下さった方、買って下さった方、おやつを下さった方、本当にありがとうございました。
この日を楽しみにして買った本、新規開拓を目指して買った本、色々買いました。それでも漫画スペース全部は回りきれなくって悔しかったです。
イベント後の疲れが今回中々取れないので簡単に。
「長編部」で目に留まって買ったのはSho-on「10th」。高校生たちの行動がとっても自然に受け止められて、「あぁ、まっすぐでいいなー」と嬉しくなっちゃいます。とは言え、これからの展開はきっと辛いんだろうなぁという雰囲気で心がざわざわ。そして絵が上手い。登場人物の肉感が行動の自然さと相まってとても生きてるっぽい。うぅ、いいなぁ。
「長編部」繋がりではRIMLANDさんの「別冊FD」。第2部とか3部とか4部のことで流石に覚えてないことがあるな、と読み返して気づきます。そして終わりまでの構成が明らかに。あぁ、終わりがあるのかー…とちょっと寂しい。いや、未完は嫌ですけど。あと、最後の方に世間での長期連載となった人気作とFDの期間の比較があって、その自虐さに笑いました(笑)。いや確かに長いですが、読む価値ある作品ですよ読んでない方。
部活動と言えばまるちぷるカフェ、なかせよしみさんの「紙・電子書籍同時発行」。「漫画の先生ep5」は新展開。これからどうなっていくか楽しみなところでおしまい。最近のなかせさんの作品は引きが強い。この作品の中で主人公が頭を抱える所、読んでいて「あ、自分はこれよくあるんだよな」とものすごく恥ずかしくなりました(笑)。創作者は一度は身に覚えがあるような恥ずかしさ。どんなところか気になる方は電子書籍でご確認を。「徒歩で5分の別世界」は「いとしわが家」という短編が良かったです。これは説明するより漫画を読んでほしい。
砂虫さんの本は現在妻に貸し出し中(ファンなので)。きっと近日中、うちにある梅酒を使ってなにか料理を作り出すんじゃないかなぁと思っています(^_^;)
web時代からの友人でいつも合同参加のはねむすオフライン「クロネコ喫茶ハチワレ」は「まかないこむすめ」番外編ともう一本黒猫ネタの短編。相変わらずもふもふとしています。今回のは1年前くらいの作品だったので、また新刊が読みたいです。
そのはねむすオフラインのざちおさんが楽しみにしていたのがはしくれ工房「戦え!BIG‐LADY」笑わせてもらいました。はしくれさんの描く人物は悪役でもどこかいい人なところがあって、そこが好き。
うーん疲れてきた…
pastime cafe「かんぴょう食べたいか?」夕顔を見てかんぴょうを夢見る子供たちの話。いや、かんぴょうそんなに好きかお前…とつっこみながら読んでいました。いつもの通り安定した作風。いつか自選集作ってほしい。そしていつも思うけどお年寄りの描き方が上手い。
tito、しば太さんの「四百四病の外/around the seacret」二つのお話が入ってます。どちらのお話もとても良かったですが、特に推しは「around~」。ザバダックの同曲から題を取ったそうですが、私もあの曲昔から好きです。ファンタジー世界で介護、という設定がすごい。思いつかないよそんなの。死と性と不浄と愛が入り混じった話をわずかなページにつめこんで結晶にするような作品。どうにも不十分にしか描けない自分から見るとかなわないなぁ、といつも思います。
アイカラッカ「ゆきのしんぞう」は冬の話。新刊「まるで星のような」は夏の話。表紙がそれぞれの季節を思わせるので、並べると夏と冬をいっぺんに味わえる気分。いつものアイカラッカ。このすっきりとした画面、憧れます。新刊の髪の長い主人公の造形がツボ。
みちのくに続いて購入したのがびりおんみくろん「FOURTEEN」3部作の1作目で謎がまだまだ沢山。突拍子のない人物と展開に良い意味で吃驚させられます。
アトリエそねっと「荒磯の姫君」上巻だけ買ったんですけどね、嫌な予感したんだけどね、中下巻買ってくれば良かった(T_T)。面白いです。小説は最近あまりに読み慣れていないため、長編読み通せるか自信なくて上巻だけにしたんですが、失敗したなぁ。
以降は今回初めて見かけた、買ったサークルさん方(あ、Sho-onもでした)。
絵に惚れて買った南志都「こいするめ」。2巻まで出てましたが、話がまだ始まったばかりで、先が気になります…。
P&Rで惹かれて買ったWATTS TOWER板倉梓「爆弾処理をする男の話と、相棒の少女ロボットの昔話」。ああー、これぞコミティアーと思いました読んだとき。ジャンル分け困難、色んな側面を持っていて、懇切丁寧じゃないし、必要な描写のみで出来ている、厚くないけど深い漫画。こういうの、いつか思いついてみたいなー。
沙羅双樹「ピンクの散歩道」うちの姉がピンクハウス好きだったよなー…と懐かしくて購入。ベテランのエッセイ漫画描きの方らしく、まぁ読みやすく面白い。そしてピンクハウスがこれでもかと描かれてます。ああいう服が好きな人は見てるだけで楽しい気分になれるかも。
L'ETOILE DU CIEL BLEU「幸薄い男ふたりが棲む館」どっかで見たことある絵なんだけど…思い出せない。コメディです。良質のコメディは出会えた時は幸せ。悪役のアクの強さが個人的に良かった(^_^;)
フルクラム「Vetitum Fructum」林檎をモチーフにした家庭教師と妹のやりとりが丁々発止かつ繊細で、読んでいてにやにやさせられっぱなしでした。
今回いつもより回ってる方が長かったかも…色々創作について、絵について、促販について、悩ましい気分で今回参加していました。その分終わった後うんと疲れてしまったようです。自分の至らなさを改めて突きつけられてるようなと言いますか。そんな中話してくれたり、感想を教えてくれたり、励ましてくれたり、様子を見に来てくれた方の存在が砂漠のオアシスのようでございました。本当にありがとうございました。
次回は新潟コミティア…子供の行事で参加できないかも、委託~コミックワークショップかなぁと思ってたのですが、妻に「天秤にかけるくらいなら来るな」と言われて悩み中。まぁとりあえず創作は出来るので、現在ネーム中。そしてネームしたり、創作しているのが一番元気が出ますね。次はもっと面白いものを描こう…と思いつつ、コミティア日記終わりにしたいと思います。長文読んでくださってありがとうございました。