千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

今年の音楽を振り返る

2016年12月08日 21時03分02秒 | 音楽

今年発売のCDじゃないものが多いのですけどね。今年買ったなぁ、よく聴いたなぁというものを並べました。

鈴木慶一「シーシック・セイラーズ登場!」

曽我部恵一とやったソロ作では第一作が圧倒的に有名で、後の2枚が隠れちゃいますが、この2作目が個人的には一番好き。今年一年延々と聞き続けました。「不戦戦艦シーシック号」と「FMとAMの間のゴースト」が特に好きで好きで好きで。しかしyou tubeにも上がっていないのでどんなに良いか示せないのが歯がゆいですね…。他にも佳曲が目白押し。

メトロトロンレコード「metrotron records 25th anniversaryライブ「軌跡」」

これは、鈴木慶一45周年記念コンサートで買った思い出の1枚。カーネーション、グランドファーザーを知るきっかけになりました。付属のDVDもまたいいんです。リラックスして楽しんでる皆さんがとっても楽しそう。

カーネーション「Multimodal Sentiment」

そのカーネーション。本当は「a beautiful day」の方が一杯聞いてますが、心により深く届いたのは最近買ったこっちの方。今年の新譜。「メテオ定食」が特に好きです。しかしこれを歌いながらネームをすると、最後の「救いはどこにもないが でも何か忘れてないか 何か忘れてないのか~」の辺りで、「もっとこのネームよく出来ないかな?」とか考えこんじゃうことがあるのが問題(^_^;)

ジャック達「Forbidden Jackfruit~禁断のジャックフルーツ~」

こっちは10月のムーンライダーズのライブの時に購入したもの。ドラムの夏秋さんが、「軌跡」のバックで叩いてたり、ムーンライダーズのドラムやってたりして、ずっと気になってたのです。聴いてみたらおかしな声と、おかしな歌詞と、凝っていてでも気持ちいいロックな演奏で結構病み付きになりました。「 UNHAPPY BIRTHDAY TO YOU SONG」の歌詞というか語りに「ミルがコーヒー豆を砕くように恋に落ちた」みたいな台詞があって、この表現いいなー、大好きだなーと毎回聞くたびにやにやします。
去年出た「JOYTIME」も良いアルバムで、結構聞き返してます。

鈴木祥子「Live At GB」

で、そのジャック達がバックを務めた鈴木祥子のライブ盤。選曲も結構堪らん感じのライブ盤です。今まで高くて買わなかったのが悔やまれた!このアルバムを起点に「snapshots」「candy apple red」も相当聴き直しました。このアルバムにまつわるジャック達リーダーの一色進の書いたブログがとても面白かったのでリンクでhttp://jacktachi.exblog.jp/13382113/

ZABADAK「平行世界」

今年のショックは沢山ありましたが、吉良知彦の他界は個人的にはかなりのショックでした。このアルバムはそのニュースが駆け巡る前に近所のブックオフで偶然購入したもの。上野洋子脱退後のアルバムって聞いていなかったのでどんな感じだか心配しながらかけた覚えがあります。重厚でメロディアスなアルバムで、最初はそれ程でもなかったのですが、気付くと何度も何度もかけていました。

新居昭乃「降るプラチナ」

で、これもブックオフで購入。どうして購入したかというと、「ボニータ」で不定期連載中の黒井あがさ「着るプラチナ」のタイトルの元だったから。ま、聞いてみようと買ってみたのですね。でも、かけたらかなり虜になりました。一曲目の「スプートニク」がもうすごく好みで好みで。昔大貫妙子さんに相当はまっていた時期があったのですが、久しぶりにその時大貫さんに求めていたものを満たしてもらえたという感じでした。

パトリシア・カース「Le mot de passe(パスワード)」

これはムーンライダーズのライブのとき、東京のブックオフで見つけて喜んで買ったもの。昔、中島みゆきが楽曲提供していて、その縁で知った歌手。フランスの方です。この方のライブCDが昔大好きだった(今も聴いてます)ので、他のもいつか聴いてみたいと思っていたのです。フランス語の歌詞なので本当にさっぱり聞き取れませんが、その歌唱を聴いているだけで幸せになります。

なにか落としているような気がしないでもないですが、こんな感じに今年も楽しい音楽と出会えました。来年もまた新しい出会いを期待したいものです。なにせ音楽で漫画の勢いも変わる(*^_^*)。

来週は漫画を纏められたらと思いますが、そういってると失敗しそうで不安が…

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6月に向けて頑張ってます

2016年12月01日 19時08分43秒 | 創作

6月の新潟コミティア。新潟コミティアのたびに新刊を出すというのを自分の中の締め切りにしています。

今考えている作品は、内容が結構重たいものになりそうです。「BEATITUDE」の反動?

「BEATITUDE」の続きも、ネタはなんとなく浮かんでいるのですが、新作に頭がかかりきりで中々形に出来ないなぁ、と過ごしています。新作が終わってから、イベント毎に描いていけたらと思います。

3月には創作同人電子書籍で「握手の神様」総集編を出します。多少手直しをして、準備大体完了です。150pくらいあって、拙いですが読みごたえだけはあるのではないかしら。安く販売するので、宜しかったら買って下さい。ってまだだいぶ先か(^_^;)。

パソコンで打ったシナリオから、わら半紙を8分割に折った紙に小さくネームを描いて、それをコピーして本にしてみたところ。

この後、流れがおかしかったり、面白くないところに紙を当てて描き直して、ネームの設計図を作っていく予定です。

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製本の思い出とりとめなく

2016年11月24日 20時51分55秒 | 創作

今、3月の電子書籍のため自分の過去の作品を見返しています。

何冊もオンデマンドで、プリンタで本を作ってきました。

本、というひとまとまりになると、作品内容だけでなく、その質感や大きさ、発色なども含めてひとまとまりとして受け取ることになります。電子書籍は便利で、バックライトが綺麗で、それはそれで良いものとして、本はそういうひとまとまりとしての喜びがあるなぁと言うことを改めて感じました。

特に同人誌の本は千差万別で、商業の本よりも、製本されたものひとまとまりでその本を思い出したり、覚えたりしている気がします。

私は遅れてきた同人誌描きで、カラー表紙ばかり描いてきたので、2色刷りとか、憧れがあっても上手くできる気がしません。あれは人がやってるのを見て、それがイケているといつまでも印象に残ります。

あと、何度やっても自家製本はそっけない出来上がりになってしまうので、かわいく作り上げる人が羨ましいです。まぁ、絵が可愛くないというのもありますが(-_-;)

厚い同人誌はそれだけで作者の熱い思いを感じて、本が実際より重く感じたりします。そういえば最近厚い本を描く人が増えました。皆描くスピードが上がってるんでしょうか。

薄い本は、その薄さが手にぴったりくるものとこないものがあり、あの違いはよくわからないところです。ぴったりくる本はいつまでも鞄に入れときたくなりますが、段々角が曲がっていってしまうので注意が必要。

本当は最近のつるつるした加工をした表紙より、昔ながらの画用紙の質感がある表紙の方が触り心地は好き。でも、つるつるしている方が折れにくいし、見た目は目立つのです。値段も変わらない(ポプルスだと)ので、ついつるつるにしちゃいます。

自分の同人誌はこのデザイン、と決まっている人はすごいなぁといつも思います。自分はそうしたいと思っても、良いデザインが全然思い浮かばず、すぐ経年劣化しちゃうため、続けたくても続けられません(T_T)。

ひとかたまりになった時に「これはよくできた!」と思ってもあまり売れなかったり、やっつけでやったものが逆によく売れたり。

思いつくまま製本のことを書きました。

ちなみに自分が作った本で好きなのは、

薄さ、表紙の質感、絵、中身と、見事に全てさらりと軽やかなところが好きでした。

下巻②の方が製本の出来は良いのですが、すんごく悩みながら描いて出来たとき、「中身はともかく製本に助けられたー」と安堵した本。これも全てにさらりとしてました。

最近ではこれ。絵の雰囲気とつるつる加工が合ってる気がしてます。

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映画を見て思ったこと

2016年11月10日 23時29分43秒 | 映画

今日「TAXi2」を見ましてね、とっても面白かったんですよ。

題からすると車の映画、ってイメージを持つと思いますが、基本はコメディです。

2000年制作。フランスの映画。

何が面白いって、登場人物皆「そばにいるとちょっと困るかも」な人たちなのに、皆堂々と、生き生きとしているんですよ。

そしてそれに呆れたりする人はいても、足を引っ張ったり責めたりする人は出てこなくて。

こういう映画は本当に元気になります。漫画で言うと自分の好みだと文月今日子のコメディみたいな感じ。

最近プロットを考えていて、相変わらず暗いプロットやら、暗い過去やらをもんもんと考えて、穴倉にはまった気分になっていたのですが、なんだかやっぱり自分が楽しいことを忘れるほど思いつめないようにしたいな、なんて思いました。

 

で、唐突に思い出したのが007のこと。

私はピアーズ・ブロスナン時代の007が一番好きで、ロジャー・ムーア時代は1作、ショーン・コネリー時代のは2作しか見てないのです。

なんでその2人のものをあまり見ていないかというと、まず一番は女性の扱いがあまりにひどいことがあります。そういう時代だったとはいえついていけない。

ただ、なんでここまで女性の扱いがひどいんだろう、そして他の人が見ればそんなに変わらないかもしれないブロスナン007はなぜ楽しめるんだろう、というのは自分の中の謎でした。

そして気付いたのです。007の本当の恋人は「国」なんだということに。そう考えると合点がいきます。コネリーやムーアの時代、まだ冷戦時代で、国は強かったし、国を守ることはイデオロギーを守ることと結びつき、イデオロギーはある意味信仰のようなもので、つまり、強い力を持った国を信仰し、それを守るために非情に行動する男として007は描かれていたのだな、と。そう考えると女性へのあのひどい扱いに合点がいきました。

んで、ブロスナン時代。丁度冷戦が崩壊して、国のために戦う理由が無くなったのですね。そして、イデオロギーは勝利を収めたはずが、バラ色の未来は来なかった。敵がいなくなり、信仰が揺らぎ、まさに「何のために戦う?」の状態になった007なのだと思うのです。

そこで何を守るかとなったとき、目の前にいる女性を守るーブロスナン007が一番かっこよいのは、任務のために守る必要性がないのにも関わらず袖を振り合った縁で一緒にいる女性を「きみを必ず守る」と言葉にするシーンだと思うのです。あの瞬間私は、007を国を守る諜報員でなく、目の前の人を守るただの人になっているかのように見ているのだと思います。

そしてブロスナン007の女性たちは皆元気で、じゃじゃ馬です。これも、今まで国のためにと重くのしかかっていた男性の支配から自由になるかのように感じます。

そんな「生き生きとした女性、ただ一人の男に還元された007」という構図が、やはり私には生き生きとして見えて好きなのだと思います。

そういう意味では、世間的に人気のないらしいダニエルクレイグ007「慰めの報酬」は正にその設定なわけで、私はものすごく好き。

なんてことを、映画を見終わった後考えてました。

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新潟コミティア46ありがとうございました。

2016年11月03日 18時15分21秒 | 創作

10月30日、旧大和で行われた新潟コミティア46に参加しました。

寄って下さった方、読んで下さった方、買って下さった方、お声をかけて下さった方、ありがとうございました。とても幸せな時間でした。

新刊は完全自家製本、表紙と表2,3はインクジェット、本文はレーザープリンタという作り。どうしてもモアレが出るのに右往左往したり、紙質の問題でめくりにくかったり、端が揃わないからカットするのだけど、どうしても綺麗に切れないところが残ったり、紙切れを起こしたり…色々大変で、少部数しか作れませんでした。お蔭で?売切れました。買って下さった方ありがとうございました!売り切った後も「ないの?」とお声をかけて下さる方がいる度に申し訳なく…ごめんなさい。

午後に長岡で用事があって、午前中1時間だけ参加、夕方からコミックワークショップに参加するという日程でした。そのため、見る方が30分も取れなくて…もっとゆっくり見て回りたかった!一杯買い逃したものがありそうで、ものすごく残念でした。そんな中でどうしても欲しい作家さんの本は無事に買えました。なんと偶然にも隣だったため、買いのがさずに済みました。良かった!

ワークショップで嬉しいことがあり、今回打ち上げでハイになってたかもしれません。家に帰ってから「身の丈より大きなこと言ってしまった気がする…」と不安になってました。

次回の参加は春の新潟コミティア予定です。今年中にプロットが出来たら安心して臨めるから、今の内色々考えています。本も読まなきゃ。

そう、今日は11月3日の、「創作同人電子書籍」いっせい配信の日です。今回の新刊、BOOK☆WALKERにて2冊を1冊にまとめた本を100円で売ってます。良かったら買って下さい。

3月にも一斉配信ありますが、そちらは新刊無理なので、「MyDearLife」か「TSUBAKI」か「握手の神様総集編」かで出そうと思います。今見ると絵があまりに拙いのですが、話は頑張ってます。また近づいたら発表したいと思います。

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新潟コミティア46

2016年10月28日 15時28分10秒 | 創作

遅れましたが、新潟コミティア46の連絡です。

10月30日11時から古町旧大和ビル2階で行われる新潟コミティア46に参加します。

私は用事があって11時~12時の参加になります。

新刊は、夏の東京コミティアで出したペーパー漫画まとめの表紙とあとがきを変えたもの。

それと、同じ登場人物で描いた20pの作品を持って行きます。

全体のシリーズまとめた題は「BEATITUDE」。

東京で出したまとめ本に1話目~3話目が、2冊目となる今回の新刊に4話目が入っています。

あれ?画像おかしくない?No.1~4って書いてある…と思った人、正解です。この画像は11月3日にある「創作同人電子書籍」に参加するために作ったデータ。

創作同人電子書籍、というのは、日時を決めて、そこで同人漫画家が作品を持ち寄って、一斉配信しよう、それで多くの人に目をとめてもらうきっかけを作ろう、という試み。

私は「BOOKWALKER」で登録しています。創作同人2016年11月で検索してみて下さい。いろんな同人漫画が出てくると思います。

私のは明日くらいに11月3日配信予定で公開されるのではないかしら。


話を戻して、新潟コミティア46は最初の1時間程度の参加ですが、その後のコミックワークショップには5時頃から参加予定です。

新刊買いそびれた人がいたら、そこで声をかけてもらえるとうれしいです。


新刊、レーザープリンタでつくりましたが、至らぬところが多く、残念な仕上がりになっております。

各々50円です。是非買って下さいね(^_^)/

今年最後のイベントです。ではでは。

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今日も再び思いつくまま

2016年09月30日 00時57分46秒 | 読書・漫画

制作に忙しくてブログ書く暇が作れなくてこんな夜になっちゃいました。

また徒然なるままの日記です。

 今、高屋奈月「フルーツバスケット」読んでます。初めて読んでます。現在旧版の10巻を。いや、正確には最終盤を雑誌で見ました。なんと重くて暗い漫画なのだろうとおもっていて、ずっと読んでいなかったのですが、縁があって。

 今なら冷静に読めますが、高校時代にもし勧められて読んでいたらどっぷりつかって出てこれなかったかもしれないな…と思いました。心理描写がストレートに心に突っ込んでくる感じ。高校時代、こんな美しいものに対する憧れが私はものすごく強かった方。
 ただ、美しい面を読み手の心に届けるために、ものすごい人間の負の面を作者は見つめていたのだろうな、とか、感動的なシーンに至るまでに、ものすごく綿密で時間を描けた積み重ねや演出をしているのだな、ということは高校時代には多分気付けませんでした。なんてことを夾くんの本性が明かされるあたりで考えていました。
 あと、ファッションが華やかで見ていて楽しい。今のところ個人的に好きなのは花ちゃんと綾女さん。

 草川為、というLaLa(DX)の漫画家さんに少しずつはまっておりまして一番好きなのが「八潮と三雲」という全7巻のものですが、それはこんど頭が整理できている時に書きたいなと思います…眠い…

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最近の出来事。

2016年09月15日 18時45分03秒 | 生活

う~ん、綺麗にまとめて書ける状態でないのです。

なので、最近あった出来事をつれづれに。

ゴーストバスターズ見に行きました。旧作を見ていなかったので、見てから新作を見に行きました。新ゴーストバスターズ、面白かったです。ずっと映画館で笑ってました。旧作も面白かったのですが、女性への扱いがこの30年で随分変わったんだなぁ、と隔世の感を持ちました。新ゴーストバスターズは男女の役割が逆転した話で、逆転した可笑しみは勿論ありつつも、それによって炙り出される世の理不尽さが隠し味としてものすごく効いてました。枠にはまらない人間に対する社会の反応の冷酷さとか。旧作が社会に対して戦うことで居場所を作ることが出来たのに対し、新作は社会のどこかに居場所が作れたらと思うのに拒絶される物語のような感想を持ったのです。勿論救いはあり、それがとても描写として美しかったです。

清水玲子の「ミルキーウェイ」「竜の住む星」をついに読破。名作と誉れ高い「竜の住む星」は買ってあったけどずっと恐れ多くて手に取れなかったのでした。今回読んで、予想通り感動しました。死なないロボットと死ぬ人間の対比が鮮やかでした。死なないロボットがいることで、人間が死ぬということをものすごく深く味わうことが出来るようなお話。死を表現しているという印象を持ちました。中々そんな風に思う話ってないような気がします。ちなみに「ミルキーウェイ」に併録されていたコメディ短編、絵柄やテンポが文月今日子(特に星空の切人ちゃん)していて、あぁここにファンがいた!と嬉しくなりました。

近所のブックオフで手に入れた花郁 悠紀子の文庫を久しぶりに読み返しています。以前、18,9歳の時に読んだときにはよくわからなかったところが今では多少は分かるようになり、味わい深く読んでいます。この方は若くして亡くなられた少女漫画家さんで、私は氷室冴子さんの文章で知りました。かなり緻密なプロットと絵で、最近の世間の流行とはかなり離れますが、オリジナルな世界を堪能できます。

あ~、疲れていて今日はここまでで…おやすみなさい…

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コミティア117の感想、電子書籍の思い出

2016年09月08日 18時56分13秒 | 創作

今回夏のコミティアで、「紙・電子書籍同時発行企画」部活動に参加していました。

ここ数年、電子書籍には興味はあっても難しそうで、新しいことを覚えないといけないと考えると面倒くさくなってずっと手を付けていませんでした。今回主催者のなかせさんの「今回の企画で簡単にできるよ~」という言葉をきっかけに参加してみたのです。

実際のところ、「マグネット」を使った電子書籍作りは思いの外簡単で、これなら過去の作品をやってもいいかもしれないと思ったくらい。

悩んだのは、紙と電子書籍で中身に違いを持たせた方が良いのか。結局殆ど中身は変えませんでした。なんだか、あこぎな商法のような気がしてきたからです。また、変えるなら値段や、イベントに参加してくれている点を考えると紙媒体の方におまけをつけたいと思ったり。でもそれもまた部活動の趣旨に反する?とかぐるぐる悩んで、結局中身自体は差別は殆どなしになりました。

あと技術的なところではトーンと写植のことを悩みました。アナログトーンはどうしても縮小や解像度、明るさやコントラストによってモアレが出るので、丁度いいところがどのへんか、どのへんなら完成品が見やすくなるのかは難しかったです。そして写植。私はアナログ原稿だから原稿に直接写植を貼ってるんですが、それだとスキャナした場合原稿にフォトショップで入れるよりも読み辛いのです。全部打ち直した方が読みやすいかもしれないけどその手間はかなりのものだな~と気重でした。更に、うちのフォトショップでは振り仮名を簡単に付けられない、ということも相まって、結局打ち直しせずに読みやすくなるようなるべく加工して作りました。写植については今もどっちが良かったのか悩むところです。

実際の販売の場である「bookwalker」では、本の登録が中々上手くいかなかったり、登録が反映されるのに時間がかかったりして、そこらへんでは気が張りました。もっと迅速に反映してくれると嬉しいのだけど、運営する方も大変なんだろうなぁ。

そして…これはなんだか恥ずかしい話なんですが、今回の本は自分の中の動揺が強くてあまり宣伝に力を入れられませんでした。というのは、今回の新刊、新潟、みちのくのコミティアで先に売ってきました。そこで読んで楽しんで下さった方もいれば(本当に有り難かったです。有難うございます)、話の中に無駄が多いと言う方もいるし、こういうのじゃなくてもっと軽いものを描いてほしいと求められたりもしました。色んな反応が返ってくることが今までなかったことなのでまずそれに戸惑い、更にみちのくでは新刊なのにあまり売れない、既刊の方が売れるという初の事態がありました。そういったことで自分自身が動揺して、気分の波が激しかったので、宣伝に精力的になる心の余裕がなかったのでした。

あと、電子書籍を宣伝する、という方法について全く考えてなかったため、いざやろうとしたらなにをどうすればいいのかな?と考えている内に当日になってしまいました。

初めて作ることで色々悩んだこと、登録が割とゆっくりで当日まで時間がなかったこと、自分の本に自信を持ちきれなかったこと、宣伝が必要な時点になって初めて「なにやればいいんだ?」と思い至ったこと等…気づいたら当日準備で追われていたような状態でした。

結局殆ど電子書籍については宣伝できずに当日を迎えたのですが、それでも何冊か電子書籍も売れました。多分自分がぽんと出版しただけでは、宣伝の仕方が分からないこともあって、一冊も売れなかっただろうことを考えると、有り難い企画だったかな、という気がします。

また電子書籍をやるか、と考えると、…既刊紹介の役目としてはとても良いよな、と思うんですよね。もう売れないだろうから製本しない昔の本になんとか日の目を見せてやりたい親心はあります。ただそれは誰かに読まれることを強く狙った作業ではない上、創造的な作業でもないので、それなら新刊にかける時間を増やしたい気もします。

新刊の電子書籍化は悪くない選択肢だと思うのですが、身を乗り出して「どんどんやろう!」とまでは至らないところです。理由は上手く言えませんが、多分自分の漫画を読んでくれる読者がいるという実感がまだ電子書籍の向こうに見えないからだと思います…いや今なんだか気分の波が底になっていて、とにかく自信がなくてネガティブになってるみたいなんです自分が(・。・;。なんかこんな状態で書くもんじゃないなぁとここまできて反省しています。

11月3日にまた一斉配信の機会がありそうです。その頃までには今描いている漫画(20pくらい)も出来上がっているはず。描いている内に元気が出てくると良いなぁ、そして今度は元気に色々やれるとよいなぁと現在考えているところです。

なんだか読み返すとへんな文章な気がしますが許してください。そんな思い出でした。

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君の名は。を見てどーでもいいことを考える。

2016年09月01日 18時01分01秒 | 映画

妻が見て感動し、「君も是非行きなさい」と送り出してくれたので、昨日の夜見に行きました。

盛況で、結構混んでいる中見てきました。

あらすじはあまり言うと野暮なので、男女入れ代わりだけではなくて、そこからの展開がすごいですよ、はらはらどきどきします、とだけ。

久しぶりにアニメ映画で満足しました。「かぐや姫の物語」以来かな?楽しかったです。

最近実写映画を見ることが続いていたので忘れてましたが、天候や、アングルや、フォーカスや、重力を自由にコントロールする(アニメだとすべて描かないといけないのはありますが)アニメ映画の快感を思い出させてくれました。個人的には本筋と全く関係ないところですが物語のクライマックスで主人公の女の子が転ぶシーン、あの体が転がる様が一番印象に残っています。重力から自由になったかのような動きでした。

背景の美しさは言うまでもなく。実写やCGは「本物だ」とは思わせてくれるけど、人間の脳に「綺麗だ」と思わせてくれるのは絵なのかもしれないな、なんて思いました。

しかし、残念だったのは自分の耳。この映画、あるバンドの曲がところどころに挟まれて話を情緒的に盛り上げるような作りをしているのですが、それに自分は乗れなかった。乗れない理由ははっきりしていて、自分がトシを取って、新しい音に厳しいから。どうしても「あぁ、この歌い方はあんな感じ、このメロディーはあれに似て…」とか気になってしまう。良く作ってあって、上手くて、メロディーも良い、なのに自分の耳が素直に感動させない。あぁ、若くないなぁ、ひねくれてるなぁと自分に対して苦笑しながら見ていました。

そうそう、時代の変化を感じたのは、背景の描写でもあって。たびたび列車が走るシーンが出てくるのです。そして、たびたび列車が東京駅に入る俯瞰シーンや、東京の街を定点で取って、早送りするというシーンが入ってくるのです。列車のアップの絵で質感を感じないなーというのに違和感を感じながら見ていたのですが、今のアニメはきっとそこに力点を置くよりもカメラを通して場所時間の全体を映すようなところに力点を置くのだろうなーなんて、美しい東京の街並みの早送りを見ながら思ったのでした。

ただ一点気になったのはお父さんを説得するシーン、そこを創りこんで見せてほしかったなーと思いました。いや若い人はそんなの見たくないかもしれないけど、気になったのでした。

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