千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

「いたいけな瞳」再訪。

2016年06月24日 01時25分29秒 | 読書・漫画

吉野朔実先生「少年は荒野をめざす」を読み返し、その他色々読み返しながら、ついに「いたいけな瞳」の読み直しを始めました。

「いたいけな瞳」は短編集。大判では全8巻、文庫版では全5巻。大判の方がカラーが入っていて良いですが、とっくに絶版で手に入りにくくなってます。

私は5巻まで大判、残り3巻分は丁度文庫で4,5巻分になっていて、そっちで読みました。

好きな話を並べてみると、

「ラブレター」…カラーが綺麗なのでこれは大判で欲しい。「北極熊が好き」が、そこからの展開が何度読んでもわくわくします。

「橡つるばみ」…「いたいけな瞳」全作の中で1.2を争う作品。橡子(しょうこ)が可愛くて、切なくて、美しくて、悲しい。

「ささやかな不幸」…こういうブラックなコメディは一遍描いてみたい。作中では福子は可愛くない設定だけど個人的にはとっても可愛いと思う。なので最後に主人公が切れるところは大いに納得しながらいつも読んでる。

「本物の贋物」…昔のスケッチブックを見返してたら着物の模写とかしてました。この作品はストーリーよりも演出や主人公の造形、着物や桜などの小道具の描き込みが好き。

「月の桂」…全作の中で1,2を争う作品。夏目漱石の「夢十夜」みたいな作品。最後まで完璧な展開だなぁといつも思いながら読んでいる。

「淡水魚」…待つ女が解放される瞬間の美しさ。それまでの閉塞されてるけど完結して美しい世界からの解放。静かな劇のような話。こういうのを自分が描こうとすると大体雰囲気だけ~になってしまうので、読むたび羨ましく思う作品

「いつも心にスキップを」…ブラックなコメディで好きな話その2.個人的にはスキップのキャラクターはすごく好き。

「天使の祝福」…私が気にするのは顔だけよ…という主人公の気持ちがわかってしまう、わかっちゃいかん気がするけどわかってしまうと言う愛すべき作品(笑)

「夢喰い」…一番好きな話。何が好きって燿(かがり)の造形。髪、表情、体格、性格、そして何よりもあの花模様のショールが個人的にツボ過ぎる。また、雨の匂いがしそうな画面構成、救いのあるラストも大好き。

「百合の吐息」…これも一番好きな話。のゆりの造形がやっぱり好き。ワンシーン脇腹が見える所があるのだけど、そのシーンがどうにも個人的にはセクシー。また、髪をほどくところの演出も大好き。ラストが前向きで読んで凹まないのも全作品の中では救いです。

「潤む炎」…これは最後の3ページの見せ方がもう大好きでたまらない作品。拙作「A Fozen Boy,A Girl In Love」のラストは似ても似つかないけどこのラストが念頭にありました。

次点は、

「少女漫画家の瞳には3等星の星が光る」…創作をやってる今読むとその出来ない苦労話が沁みるわ~…な話。

「極めて個人的な病気」…ちぐみの造形がやっぱり好き。でも他の2人も好きです。何とも言えない味わいの話ですね。

「死は確かなもの、生は不確かなもの」…素晴らしい出来の話なのはよーくわかるのだけど、怖い、怖くて駄目(>_<)。でも素晴らしい悩ましい話。

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新潟コミティア45ありがとうございました!

2016年06月16日 20時01分10秒 | 創作

去る6月12日に朱鷺メッセで新潟コミティア45が行われました。

今回は朱鷺メッセの会場の中でも行ったことがない4階での開催で、わくわくしながら到着。普段見ない4階からの新潟の眺望を眺めつつ、丸い会場に入りました。

行ってみると、今回も活気があって、新たに参加しておられる方…東京コミティアで見かけられた方とか、全くの初めての方とか、…が多い印象がありました。活気があって、終始楽しそうなイベントでした。

今回はベルネ先生の画業40周年展があって、それが楽しみでした。行ってみたら、目が釘付けで…とても時間が足りない。せめて大好きな異端文書の「太郎丸」(鯉の話)の原稿をじっくり見ようと、何度も何度も見直していました。もっと時間が欲しかった!ベルネ先生が「自分は絵が上手くなかった」と良く言っておられますが、見せて頂いた原稿はどんな古いものでも細部までしっかりと手が入れこんであって、上手い下手を超えて見ていて惹きつけられるものでした。

本も色々買い物をしました…今回いつもよりスペースにいなかった気がします。ごめんなさい…沢山買いました。が、新しく開拓した本は案外少なかったのが残念。スペースに行ってもおられなかったりして買えなかった本が多かったような気もします。しかしたくさん買ったというのは、ひいきのサークルさん方が新刊を一杯出してくれたから。

その中で一番嬉しかったのが、「サークル自由巣」で売られている「面白家老」が完結したこと。私は3巻目くらいから追いかけて買っていました。一巻は2007年発行なので、10年くらいかけて完結されていたのですね。とにかくめでたい。時代劇漫画ですが、謎有り、笑いあり、恋ありの内容、時々ドキッとするほど色っぽい絵が好きでした。何年かかってもいいから最後まで描き続けてほしいな、と思う作品に出会えたのは幸せでした。もうこの作品のキャラクターに会えないのは残念ですが、でもこの作家さんの新作にはきっと会えるので、それはそれで楽しみです。

拙新作の方は無事にいつもと同じくらい売れてちょっと安心。当日に、読んで楽しかったと教えて下さった方がお二方おられたので、もう大喜びでした。とは言え個人的にはまだこうすれば、ああすれば、という所があるし、コミックワークショップで、感想で「あぁ、そうだよなぁ」という批評を有り難く頂いたしなので、また新作に頑張りたいなと思います。

コミックワークショップは会場借りている時間の問題があったようでちょっと駆け足でした…正確には駆け足でやろうとして却って長くなってたような気もしましたが。今回は皆さん気合が入っておられて、先生に色々質問される方が多く、その分漫画描きの業の深さがもやもやと滲み出てくるようなワークショップだったなぁと思います。

最後の打ち上げは何時もの如く楽しく23時前まで飲んでました。アナログ作家が席に集まり、画材について色々話しあったり(上手い人はやっぱりGペンだった)、コミティアについて話したり、…ベルネ先生や、自分が好きな作家さんと気軽に話の出来る機会があるのはありがたいなぁと思いました。そして新潟コミティアを通して好きな作家さんが段々増えてきて、こういう時生きてきて良かった、などと思ったりもしたのでした。

次回は7月23日のみちのく。8pペーパー漫画を描く予定です。ネームをきって、これから下描き。そろそろまた頑張りたいと思います。

その次に8月21日の東京。こちらでは「紙・電子書籍同時出版」に参加します。今回の「リヤ/スイ」で参加。おまけ出来たら付けていきますので近づいたらここにUPしていきます。

10月23日の東京は今回は欠席予定。10月30日の新潟コミティア46に参加します。その時には新刊持っていきたいです。できたら今までの千秋小梅らしくない優しくない話。それでも千秋小梅らしい描かれる意味のある話を描きたいなと思います。

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6月12日は朱鷺メッセにて新潟コミティア45です。

2016年06月12日 00時00分00秒 | 創作

サークルナンバーは35bです。

11時~15時。入場料は無料。創作同人即売会です。新潟コミティアはこじんまりしていて、全部をじっくり見ても十分時間があります。

カタログは自由購入で400円です。コミックワークショップの文章を起こしたものが載っていて、読むと元気になれます。

また、新潟コミティアの漫画だけでなく、東京コミティアの見本誌も出張してきています。

広々としたところでゆっくりと閲覧できます。それだけでもお得です。

コミックワークショップは15時半からです。前にも書いた気がしますが、自分の作品を真摯に読んでもらえる機会ってそんなにないと思います。参加者が増えると終了時間が伸びるだけなので(笑)、興味のある方は一緒に参加しましょう。

自分の方は、

新刊「リヤ/スイ」 38p 300円 販売します。憧れだったいとこが学校に行かなくなっていて・・・というところから始まる、好きなことを言い合うお話です。良かったら読んでみてください。

他、既刊も少々持っていきます。

ペーパーに4p漫画を載せています。そちらも良かったら貰っていって下さい。

そして、ペーパーにも書きましたが、朱鷺メッセ隣の万代島美術館で「ビアズリーと日本」展やってます。これもお勧めです。時間がある方は新潟市美術館の船越桂「私の中のスフィンクス」展もお勧めです。新津美術館の「藤子・F・不二雄」展も行くことが出来ました。とても良かったですよ。12日はその時買ったシャツを着ていく予定です。

それでは、お待ちしております。

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表紙はこんなのです

2016年05月26日 20時36分54秒 | 映画

男の子がスイ、女の子がリヤ。

38p。300円予定です。

やーっとこさ終わりました。昨日は久しぶりにゆっくり寝ました。

この二人が立っている、という構図は、新潟市美術館でやっていた船越桂「私の中のスフィンクス」展を見に行ったときに思いつきました。展示の中で、「戦争をみるスフィンクスⅠ」「戦争をみるスフィンクスⅡ」という対の彫刻がありまして、それがとても印象に残っていたからでした。

ということで、(無理があるかな?)6月12日は新潟コミティアです。

まだ手紙が来ないので、スペースNoとかはわかりませんが、申し込み忘れてはいないはず。

新潟では万代島美術館(今回の会場と繋がってる美術館です)で「ビアズリーと日本」、そこから3キロ離れた市美術館で船越桂の彫刻、大分離れますが新津美術館で藤子不二雄の展示がやってます。まだ藤子不二雄は見に行ってないですが、ビアズリーも船越桂もお勧めです。

ビアズリーは「サロメ」の挿絵で有名な方です。でも、他にも色々な絵があって私が気に入った絵は「サロメ」でなく本の表紙のシリーズでした。若くして亡くなったのですが、絵の変遷があり、それを追うことが出来る展示でした。漫画をアナログで描いている方にはものすごーくお勧めです。そして人物の背景の装飾も素晴らしいので、ゆっくり見ていただくことをオススメします。また、後半の日本人による線画もものすごく良いです。線画と言っても人によってこんなに違うものなのね、と感心しながら見ました。また、理論的には言えないのですが、日本らしい湿っぽさを感じる線画、日本人が好きそうな線画、というのが、ビアズリーとの比較で考えることが出来ます。万代島美術館は出口から入口にすぐ行ける作りになっているので、一回見終わった後、引き返さないで最初から見直すことが出来ます。私は今回3周しちゃいました(^_^;)。

藤子不二雄も見に行きたいのですが、中々時間がありません。うぅん、困った。ただ、個人的にはその後にやる天野喜孝が気になります。ガッチャマンとFFだそうで、自分の趣味からは少し外れるのですが。そして秋には市美術館でアンパンマン展があって、これも子供が卒業してるんだけど、行きたいなぁとかなんとか。

はっ新潟コミティアの話題から遠く離れていますね。また詳細が分かったらアップします。6月12日お会いできたらうれしいです。ではでは。

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タイトルは「リヤ/スイ」

2016年05月12日 23時22分38秒 | 創作

新刊タイトルです。表紙入れて38p。

まだ表紙が描けてませんが(なんだか力尽きちゃったのよ)、レイアウトは決まっているので、多分体力が戻れば描けるでしょう…そう思いたい。

6月の新潟コミティアで初売り。

その後、みちのく、8月コミティアと参加予定です。

8月のコミティアでは8月21日「紙&電子同時発行」企画に参加予定。

この「リヤ/スイ」を電子書籍にする予定です。

う~ん、寝不足続きでくらくらしてます。なんとか表紙だけまで来ました。あとがきや内表紙で夜更かしが続いていました…

 

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本文出来上がり~

2016年05月12日 23時22分38秒 | 創作

やっと出来ましたー。

あとは表紙と内表紙、口絵です。もう少し。

あ、一番大切なものがまだ。タイトルが決まりません。

でもこれで少し安心しました。

たまった本や漫画を読もうと思います。

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頑張ってます

2016年05月06日 00時55分20秒 | 創作

トーン貼りまで出来ましたよ。

忙しくて滞っております。

もう少ししたら時間が出来るはず・・・

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背景下描きやっと終わりました。

2016年04月15日 00時32分56秒 | 創作

これだけの量をペン入れするのかーと思うと気が遠くなりそう(笑)。

しかし、鉛筆では付けることが出来る微妙な陰影のタッチが、ペンではまだ出来ないため、どうしても平面ぽい背景になってしまうのがいつも悔しいところです。

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頑張ってます背景

2016年04月07日 23時15分54秒 | 創作

近況報告ばかりでスイマセン…

頑張っています。6月の新潟コミティアに向けて。

いつもより背景頑張ろう、とやってます。

こんな感じ。

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頑張ってますペン入れ中

2016年03月31日 23時22分00秒 | 創作

顔のペン入れを開始。今回30pで、その内今のところ8pまでペン入れしたところ。

今回まだ時間に余裕があるので、新潟コミティアまでに背景も含めじっくりと描きたいところです。

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