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「第九」演奏について

2011-01-20 08:18:10 | 日記

教養懇話会資料(第55回)

2011.1.20

 

「第九」演奏について 

1 はじめに 

 20101223日姶良市誕生祭「第九を歌う会」演奏会に合唱団の一員として出演したことで「第九」について興味を持ち改めて調べた内容と今回の姶良市誕生祭の経過などについて紹介してみたい。

 

2 「第九」とは 

 ベートーベンの交響曲第9番ニ短調作品125はベートーベンの9番目にして最後の交響曲で副題として「合唱付き」が付されることも多い。日本では親しみをこめて「第九」(だいく)とも呼ばれる。

 第4楽章は独唱および合唱を伴って演奏され、歌詞にはシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられる。第4楽章の主題は「歓喜の歌」としても親しまれている。

 

3 日本における「第九」演奏の歴史 

① ドイツ人捕虜らによる日本初演

 191861日、徳島に収容されていたドイツ人捕虜たちが編成したオーケストラの第2回演奏会で、ベートーベンの「交響曲第9番」が演奏されたのが日本における「第九」演奏の初演とされている。

② 日本人による初演

 19251129日と30日の両日に東京音楽学校(後の東京芸術大学)第48回演奏会で日本人による初の演奏会が行われた。

 演奏したのは講師生徒あわせて200余名で指揮はドイツ人のグスターフ・クローンで演奏会は好評であった。

③ 日本におけるその後の演奏の歴史

 ・ベートーベンの没後100年に当たる1927年プロのオーケスロラによる初の「第九」演奏が現在のNHK交響楽団の前身にあたる新交響楽団により実施された。

 ・第二次大戦後の演奏は1948年に近衛秀磨の指揮で東宝交響楽団(東京交響楽団の前身)などが「第九」を演奏するようになったが、12月に「第九」を演奏する「年末第九」が恒例化したのは1947年、レオニード・クロイツアー指揮日本交響楽団が演奏して以来のことである。

・アマチュアの合唱団が「第九」を盛んに歌うようになったのは1960年代以降のことで、このころから日本のアマチュア合唱団の実力は「第九」という難曲を歌えるほどに向上してきたといわれ年末に「第九」を歌う人口は20万人を越えるともいわれている。

 

4 姶良市誕生祭「第九を歌う会」演奏会について

① 演奏会前日までの経過

 ・2010323日に加治木、姶良、蒲生の3町が合併して姶良市が誕生して間もない6月ごろから姶良市誕生を祝して「第九を   歌う会」演奏会が企画され実行委員会が結成され合唱団員の募集などが始まった。

 ・828日(土)合唱団員に応募した人たちが加音ホールに集まって楽譜や練習用のCD等の配布の後に1回目の合同練習が開始された。

 ・合同練習は土曜又は日曜の10回と本番前日(水曜日)のゲネプロ(本番と同じ内容の練習)の合計11回であったがそのうちオーケスロラとの合同練習は5回で残りは合唱団単独の練習であった。

 ・オーケストラは1996年の加治木町文化会館(加音ホール)の完成を機に文化会館に付属するオーケスロラとして創立され今年で15周年を迎えた加音オーケストラを中心に姶良市誕生祝祭管弦楽団が編成され練習を重ねてきた。

 ・合同練習の11回だけでは「第九」のような難曲はとても覚えられないと考えていたところ、地元の合唱団「コールのばら」の練習に特別参加が許されて毎週木曜日午後8から2時間はピアノの伴奏で練習することができた。

 ・練習用のCDを聞いて自宅でも練習できたが、私の場合はICレコーダー(ウオークマン)に練習用のCDを録音して朝夕の犬の散歩を利用して聞いて覚えるように努めた。

 

② 演奏会当日の日程

 ・11時に集合して発声練習をした後、舞台の袖に集合して入退場の練習をしてから本番と同じ状態でリハーサルを1回行ってから昼食をとり14時の開始時間まで待機。

 ・1410分前に集合して市長の挨拶の後に入場し1楽章から3楽章の演奏の間は舞台のひな壇に座って待機。

 ・4楽章が始まってバリトンのソロが歌うときに合唱団も立って準備。

 ・ソロと合唱団の演奏も終わり指揮者とソロ演奏者への花束贈呈の後に退場。

 ・1630分からは出演者のうちの希望者と関係者の親睦会が加音ホール内で行われ経過報告や感想などの話の後に参加者間の交流を深めた。

 

5 むすび

 「第九」は年末になると各地で演奏会が開催され合唱団がオーケストラと共演するのを見て一度は合唱団の一員として出演してみたいと考えていたところ、姶良市誕生祭「第九を歌う会」の情報があったので応募した。

  しかしドイツ語で「第九」を歌うことの難しさを1回目の合同練習で感じたので、犬の散歩の時にICレコーダーで練習曲を聞くなどの方法で練習時間を作り覚ようと努めた結果、演奏会では無事に歌うことができた。 

  来年以降のことはアンケートの結果などで決まると思われるが、もし実施が決まれば今後も参加したいと思っている。

 

● 参考資料

  ① フリー百科事典「ウイキペディア」交響曲第9番(ベートーベン)

  ② 姶良市誕生祭「第九を歌う会」演奏会(当日配布資料の内容)

   (挨拶)

  ・姶良市長  笹山 義弘(挨拶の内容は省略)

  ・実行委員長 深浦 卓二(挨拶の内容は省略)

   (紹介)・・(経歴は省略)

  ・指  揮  鶴田 律昌

  ・ソロ出演  ソプラノ 八木まゆみ    メゾソプラノ 東屋敷尚子

         テノール 大川内國男    バリトン   下茂大二郎

  ・曲目解説 (内容は省略)

  ・姶良市誕生祝祭管弦楽団出演者 64名(氏名は省略)

  ・姶良市誕生祝祭合唱団出演者 156名(氏名は省略)

  ・実行委員会及び事務局     15名(氏名は省略)

  ③ 加音オーケストラ新聞 シンフオニー№38(内容は省略)

 

 

 

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