こんにちは、高野です。
壱岐対馬に訪問した時にバスガイドさんが壱岐対馬の戦隊ヒーローを紹介してくれました。シュールなヒーロー離島戦隊イキツシマンです。島の自然を守り、「島を汚す奴らは許さない」というキャッチフレーズがついています。修学旅行生が喜んでお土産に買っていったりするみたいです。
右から説明すると、モンキーイエローは壱岐島のランドマーク「猿岩(さるいわ)」がモデルです。モデルというほど似せてもいない気がしますが(笑)
海岸にそびえる「猿岩(さるいわ)」。まるで猿のように見える、高さ45mの玄武岩です。2015年には「日本の奇岩百景」に選定されたそうです。浸食している部分が目と口と鼻の穴に見えます。自然の力で偶然なったのですから、すごいですよね。
続いてシマナガシブルー。ちょっと可哀想な名前な気がしますが・・・。リーダーです。
壱岐は九州本土から70km以上離れているため、古くから流人の島でした。
江戸時代、江戸で犯罪を犯した者は、八丈島、大島、三宅島などに流され、京都以西で罪を犯した者は、五島列島、壱岐、天草などに島流しにあっていました。
そのようなことから、大化の改新以降から壱岐には流人がいました。江戸時代には京都の無宿者70人、高野山の僧侶が一度に120人が、壱岐の島に流されました。
もしかするとシマナガシブルーは元罪人なのかもしれないですね
鬼タコブラックは壱岐の伝統工芸、「鬼凧(おんだこ)」から来ています。(最初は食べる方のタコかと思っていました。)
鬼凧は、壱岐の島に鬼が降りてこないように、壱岐に住む人たちが、悪毒王の首が百合若大臣の兜に取り付いた様子を描いた鬼凧を天に向けて揚げたのが起源だとか。それを天空から見た鬼たちは、怖気づいて、二度と壱岐の島には降りてこなかったそうです。
運良く凧上げをしているのを見ることができました!鬼凧の背には弓状に張った弦が取り付けられていて、空中で、「ビューン ビューン」と音がするのが特徴です。
肝心の凧が小さすぎて見えない、、、すみません
ウニレッドは壱岐はムラサキウニが有名なことから誕生しました(ウニパープルでないのが気になりますが)。唯一の女の子です。
そしてなぜか最後は対馬から。天然記念物ツシマヤマネコをモデルとしたヤマネコグリーン。ここまで来たなら全部壱岐の名物で構成してほしかった気もしますが・・・。イキツシマンという名前がついている以上一応対馬名物も入れたのでしょうか。
ちなみに壱岐にはゆるキャラもいます。↓ 人面石くん。
北海道のゆるキャラ達と並ぶ気持ち悪さ、、いや、キモカワさですね。
本物の人面石は一支国博物館で閲覧できます。ムンクの「叫び」に似ているのが特徴で、弥生時代に先祖の霊を鎮める儀式に用いられていたと考えられています。一支国博物館には人面石クッキーや人面石キーホルダーなども売っていましたよ。