1月12日(日)
昨日用事で実家の福澤に行ってきた、久し振りに小正月の風物詩どんど焼きの見事な櫓が出来上がっているの見て、70年も過ぎし時の流れの中に小学生時代の遠い記憶が甦ってきた、当時の三角の櫓は数段の横木に藁束を掛け家で編んだ手製の注連飾りや縄などで周りを巻き下の段には出入り口を造り藁を敷き暖かく、中に入ってミカンや芋切干を食べたりしながら、日が暮れる頃寒い中を綿入れ半纏に母の編んでくれた毛糸の帽子に手袋を嵌めて友達と「どんど焼きのお祭りだ6時になったら来ておくれ」と太鼓を叩いて内を触回って親方(上級生)を中心に正月の遊びを楽しんだものだ・・・ あれから幾星霜、往時の面影を残す友も数も少なくなってしまった、
時代の流れと共に生活様式も変り櫓の姿も周囲は立派な注連飾りと沢山のダルマで飾られ子供達の正月の集まりも遊びも変ってしまったが、数多くのに残る小正月のどんど焼きの櫓は伝統を受け継ぐ子供達により、これからも毎年大空を焦がす炎になるまで寒空にその姿があることを願っている・・・・・
豊平福澤のどんど焼き櫓