CDジャーナル、特集企画「CDJ SNOBS DICTIONARY」のジャズ・ジャンルのイラスト3点。
左から、アルバート・アイラー、チェット・ベイカー、マイルス・デイヴィス。
なんだか3人とも、長くはないが濃い人生の方々ではある。
フリージャズの巨人、アイラーは享年34才、ニューヨークのイースト・リヴァーで死体となって発見された。自殺か他殺かさえ明らかにされなかった、だと。
チェットの麻薬漬け「破滅型」人生は有名で、若い頃はジェームス・ディーンばりの二枚目だっただけに、後期のポートレイトはまだ50代にしてしわしわの惨憺たる「ジャンキー顔」で、哀れな感じだ。オランダ、アムステルダム のホテルの窓から転落して死亡した。転落の原因は定かではない、だって。享年58才。
で、「帝王」マイルス、この人も後期はだんだん妖怪じみた風貌となっていった。吹か(け)なくてもカリスマの権化みたいな人だった。享年65才、それでも長生きした方か。
チャーリー・パーカー、34才。ジョン・コルトレーン、40才。ビル・エヴァンス、51才。ジャズマンの「ドラッグ人生」、平均寿命は50才くらいか。