老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

野村克也トークショー

2010-03-21 06:12:05 | 地域
昨日は兵庫県揖保郡太子町の「あすかホール」へ「野村克也トークショー」を聞きに
行きました。最寄の駅はJR山陽本線網干駅です。そこからバスでと案内にありましたが
土曜日は2時間に1本でした。

JRの電車に六甲道から乗ると「沿線火事で明石から姫路間運休しています」との
アナウンスに嫌な予感。結局20分ほど遅れて網干の駅に到着。読書のため乗り換えの
無い快速でしたので1時間45分でした。

バスが当分無いのでタクシーに乗ると「今日は繁昌してます。野村克也トークショーの
前売り券の完売のお陰」と運転手さんが嬉しそう、こちらはまだチケットが無いので
悲しくなりました。

残り2枚の当日券を手にして大ホールに入ると800席が満員。人気が窺えます。
野球選手、監督だったせいか観客は老若男女、バラエティーに飛んでます。

話のほうは、今流行のツイッターのようにボソボソの呟き口調です。
タイトルは「わが野球人生」でしたが、話の半分以上はテスト生になるまでの京都府
竹野郡網野町での極貧の苦労話でした。
「進むときは上を見て、暮らすときは下を見て暮らせ」

新聞の南海ホークスの募集を見て、旅費を先生から貰って受験して7人の合格の中に、
4人のキャッチャーは全て「○○郡」出身者だった。1年後の契約更新のときに、
「更新をしない」と言われて、全身全霊をかけて説得して更新を捥ぎ取った気持ちを
忘れずに、相手の気持ちになって生かしたのが「野村再生工場」です。

野村克也氏が師と仰いでいるのが草柳大蔵氏で、いろいろと教えて頂いたそうです。
「選手を育てることは、自信を育てること」
「監督の技は、気づかせること」

トークショーが終わってから、歌舞伎のように大向こうから「野村! 監督になってや」
と声がかかり、あちこちから声がかかるという今までに無い講演会になりました。
それが続くと、自然に質問時間となりました。終わってみると2時間15分でした。

以前、「オムロンけいはんな文化フォーラム」のスポーツジャーナリスト二宮清純氏の
講演で野村監督の話を聞いていたので、「どんな指導をしたかな」と期待していた
のですが、それとは違いました。でも、これもまた良しと2時間かけて帰りました。

新庄の才能を目覚めさせた野村監督の深慮遠謀


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