停年後の生活を楽しみましょう。

常識を脱して、新しい目で停年後の生活を考えましょう。定年後は自分のために楽しむ時間です。

「自由と平等は両立するか?」№27 欧米人は自信過剰?

2017年08月14日 | 老人の知恵
 自由や平等の原点は「他人を認める事」もう少し具大的には「人の意見を認める事」が大原則です。「人の意見を否定するのは自由・平等を否定する」と言う事です。
 大事な事、大事な視点は「欧米人は多民族・他国家の文化・風習を認めているか?」一言で言うと「否」と言えます。それより前に「欧米人は自らの考えは絶対正しい」と言う事を前提に自らの思考を組み立てているというように思われます。
 欧米人と我々日本人更には黄色人種・黒色人種。にはそれぞれ独自の発達の歴史があります。人種が変わってもそれそれに誇れる文化を持っています。
 大事な事は先に検証したように「他人の意見を尊重するか。」「他国の文化を尊重するか。」と言う事ですが、欧米人に対するこの答えは残念ながら「NO」と言わざるを得ません。女性の権利や男女平等に関する欧米人の意見は「正しい。」と言って間違いでは有りませんが、それだけが正しいのか?と言う質問に対しては「NO」とハッキリ言えます。ここでもう一つ大事なことは「多様性を認める事」つまり自分の意見は正しいが相手の意見も正しい。と言う事を認めることが大事です。
 私が事ある毎に主張していることですが、「真理は1つでは無く、複数有る。」と言う事を認めるか否かの問題です。親子は何処かで考えが繋がっているのでしょうね、息子のブログにこんな言葉を見つけました。「同意せずとも理解する」解説は避けますが、私には言葉の総てが理解出来そうです。
 長々と屁理屈を述べてきましたが、大事な事は「欧米人は多民族・他国家の文化を理解し尊重しているか?」と言う事です。私の感想では「他人の文化を理解し尊重している」とは思えません。
 ここまで来ると、日本人の中にも欧米の考えに同調している人が多く居る。と言う反論が帰って来そうですが、それはその通り事実だと思います。問題は何故そうなるのか?同調している人はどんな人か?と言う事ですが、
 その考えの方が自分にも利益がある。と考える人が多く居ると言うことです。でも事実としては「日本人女性の就労率は約半分(特に既婚者の就労率はもう少し低い)」と言うのも事実です。就労女性特に既婚者にとっては「就労女性を多くすることで寄り多くの利得が得られます。」つまり専業主婦を無くす方が自分達の権利の主張がし易くなります。
 それともっと重要な事実は「欧米の思考に賛同する方が識者として認められる」と思う人が多いのも事実です。このような思考回路の人は自分の考えを持たないで人の考えに乗っているだけの人。と言う意味で私は尤も軽蔑する人種です。
 但し欧米の考えに賛同する人の中にも「自分の確固たる意見として主張している人も居ます。」この人は尊敬に値する人です。

 唯、欧米の考えに無条件に賛同する人・自分に有利だから賛同する人が多数居るのが現実ですから、「多数の意見イコール正しい意見」と言うように捉えるのは間違いの元です。

 大事な事は「自分の考えを持ち、自分の国に有った考えを創り上げる。」これが大事です。

 次回に続きます。