松江人の日帰り登山

私のモットー SIMPLE IS THE BEST

山王寺棚田へ

2022-05-29 | 風物詩

3年振りの山王寺棚田行き
5/29 晴れ 雲南市大東町山王寺 

新型コロナで中止が続いていた棚田祭り。インターネットで棚田の田植えが行われることを知り、出かけてみた。県道24号線を南下、須賀神社前から右折して県道267号線を奥へ入ると、途中三叉路で通行止めの看板あり(「解除中」の表示を見落とす)。県道をそのまま進み、大きく迂回して標高300mにある棚田に着く。人の姿が少なく、子供連れの親子は一組だけ。乳母車には赤ちゃんが。そういえば、県道に入る地点に棚田祭りの幟が立ってなかった。参加者は地元農家の人、主催者側の関係者、棚田オーナー、それにアマチュア・カメラマン。コシヒカリと古代米を植えて10時前に終了した。近くの〝てんばの森〟から大太鼓やカラオケが聴こえてくる。アマチュア・バンドの姿も。時折、踊っている人も見かけた。見渡すと休耕田が多いが、のどかな広々した大棚田である。遠く、山並みに天狗山や大出日山おおしびさんが見える。












東比田へ

2022-05-24 | 風物詩

2年前から資料を集めていた安来市広瀬町東比田にある坊床の歴史。4月に資料集ファイルを東比田交流センターへ持参したが、もう少し資料を付け加えたくなって、再度写真撮影を兼て東比田へ出かけた。
5/22(日)
未だ訪れたことのない角力庭すもうにわへ行ってみることにした。休日ということもあって、サイクリング車で走る若者を何人も見かける。国道432号線から県道274号線に入り、途中の標識の無い市道を奥に入る。前谷川に沿って、田植えの済んだ田んぼを見ながらどんどん進むと突然開けた盆地に出た。車で走ること2.3kmで一番奥の民家、坊床道の半分の距離。その手前で軽トラのおじさんと話しておられた人に坊床開拓のころのことを聞く。手前3軒目の方だそうで、終戦後に12人の開拓団員と団長がここから尾根を越えて坊床まで建築資材を運んだこと、自分の家に彼らが寄宿していたこと、自分たちも坊床に住んでいたことがあるなど話された。家の前には、田んぼだった所に水を引き入れてドジョウを養殖されている。坊床も広々とした盆地だが、角力庭は田んぼが広がり、空が明るい。角力庭は3軒の農家があるだけののどかな盆地集落で、「寂しくないですか?」と聞いてみたら「うん~あるけど、いい所」。
引き返して県道に戻り、坊床に行ってみようとしたが、入口に「工事関係者以外はご遠慮ください」の看板。奥に入るのを止めて道城集落に行き、Fさんに会って聞いてみると、再び坊床の伐採作業が始まっているとのこと。つい先ごろ、坊床で若者たちがレーザービーム銃遊びをやっていて火薬を使ったらしく、その火が草に燃え移り、防災ヘリが飛んで来るという騒ぎがあったという。ニュースでも流したようだが私は知らなかった。
要害山の入口まで案内してもらったが、イノシシの侵入を防ぐ柵扉から奥へは太い竹が倒れていたりして荒れており、入ることは諦めた。未整備の、忘れ去られてしまったような山である。
5/24(火)
パソコンの写真ファイルを見たら要害山の写真を撮ってないことが分かり、暑いけれど撮影に出かけた。写真を撮れば「坊床資料集」を完成させることができる。要害山や案内板を撮影したが、住人の姿を見たのは近所のお婆さん1人だけ、静まり返った道城であった。


角力庭集落の一番奥にある民家 左奥の山を越えれば坊床 


赤い屋根の建物に開拓団先遣隊が寝起きしていた 手前はドジョウの養殖池(元は田んぼ)


一番奥の民家前に咲いていた花 何という花? 園芸種?


無量寺の前にある要害山の案内板 山へはこの裏から入るが未整備で登山不可


要害山の城名は「松本山靎ヶ城とびがじょう」とある 一般的には「道分城」 


CDを聴く 『ギャザリング・オブ・フレンズ』

2022-05-23 | CD

音色も演奏も、素晴らしい録音で聴かせる
ヨー・ヨー・マとジョン・ウィリアムズの組み合わせ

映画音楽の作曲家としてご存知のジョン・ウィリアムズ(1932-)は今年90歳、あと何年映画音楽を作曲できるのか気になるところ。最近、続けさまに自作の曲をクラシック・オーケストラやヴァイオリニストと録音しているが、今回もウィリアムズの指揮により、チェリストのヨー・ヨー・マと録音したCDが発売された。ヨー・ヨー・マのために作曲され1994年に初演された《チェロ協奏曲》は、昨年改訂された楽譜を用いての録音。現代音楽的な旋律はちょっと馴染めない人もいるかもしれないが、すがすがしいクール感と、大太鼓やコントラバスによる低音感が印象に残る。「シンドラーのリスト」からは3つの小品(〈テーマ〉〈1941年冬、クラクフのユダヤ人街〉〈追憶〉)、バーンスタイン生誕100年に作曲された〈ハイウッドの幽霊〉、「リンカーン」より〈誰に対しても、悪意を抱かず〉、「ミュンヘン」より〈平和の祈り〉が収録されている。真空管1本入っている装置で聴いたが、ふくよかな音色は私好みの音質、いい買い物をした感あり。ソニー・レーベル。

ソニー・ミュージック '21/9録音 '22/5発売 5作品(10曲)  68:28 1,802円(輸入盤 国内通販)
           ヨー・ヨー・マ(チェロ)
           ジェシカ・ジョウ(ハープ)
           パブロ・サインス=ビジェガス(ギター)
           ジョン・ウィリアムズ(指揮)
           ニューヨーク・フィルハーモニック





出雲かんべの里へ 5/18号

2022-05-18 | 風物詩

先日、テレビで三瓶山のカキツバタを紹介していたが、こちらも満開になっているのでないかと思い、自然観察園へ行ってみると、湿地には青と白のカキツバタが咲いていた。木道横のヤマツツジはこれから。まむし谷池の北側に小さいのが咲いていた。大堤にある鉄橋の所で、先ほど東屋で見かけたおばちゃん2人に出会い、道を聞かれた。「この奥を少し行かれるとカキツバタがいっぱい咲いてますよ」と言ったので遊歩道を奥に入られたようだ。どこも緑一色の森林浴。工芸館の道路下にある田んぼでは残り2面の田植えが始まっていた。近くの「田んぼアート」は来週田植え。今日はここで園児たちが泥だらけになって遊んでいる。「水は暖かいけれど、風がちょっと冷たい」そうだ。元気な笑い声が聴こえて楽しそうだった。子供は泥んこ遊びが大好き、きっと今夜はぐっすり眠れるのでは。













佐摩山から孝霊山へ

2022-05-08 | 日帰り登山

佐摩山 さまやま 612m ~ 孝霊山 こうれいざん 751.3m
5/8 晴れ 出発地:鳥取県大山町佐摩 孝霊山・佐摩山登山駐車地 約270m

今日も晴れ。昨日より気温が下がり、さわやかな青空の登山日和となった。インターネットで見つけた佐摩山に登山しようと、山陰自動車道の大山ICから県道36号線で大山方向に南へ。途中右折して佐摩集落の道に入り佐間神社のところから右折、県道310号線を260mほど進むと「孝霊山登山口  1キロ直進」の道標あり。左に入って橋を渡り700mほど林道を行くと、舗装の切れる右側に車が数台置ける空地があり、ここに車を置いて林道を真っ直ぐ奥に入る。林道途中から大山小学校に行ける別の林道に入るが、道標があるので道を誤ることはない。林道の峠のような所(標高約300m)に登山道入口。佐摩山山頂まで尾根を直登の登山道となるが、階段状になっていて、しっかりした道が続く。ヒノキの植林帯の中を歩くので暑さがしのげ、ほとんど汗をかかずに45分で山頂。若者二人が居て、ちょっと言葉を交わしてから孝霊山に向かう。ここから道は小さな岩石が目立つようになり、道沿いにダイセンミツバツツジが見られるようになる。40分で孝霊山山頂。青空で程よい気温、汗をかかずに到着できた。暫くすると、先ほど会った若者が到着。話を聞くと、2週間前に免賀手山経由で孝霊山に登ったそうで「道は今日のコースよりきつかったです」。双眼鏡を持参していて遠くを見ている。
下山は同じ道を引き返す。林道にはタニウツギの花が満開、初夏を感じさせた。車で大山ICに向かう途中、仁王堂公園に寄る。子供がつく鐘の音、広場には幾つもの小型テントが。中に親子の姿が見える。コロナ禍も忘れて、親も子も伸び伸びの一日。公園から大山山系、それに先程登った山が手前に見える。巨大な天狗像も気持ち良さそうだった。今日出会った登山者は5人。


木洩れ日の中を尾根道の直登が始まる


5合目過ぎにある展望地から大山小学校を見る


佐摩山山頂 日本海側を眺める 


日本海と風力発電塔


佐摩山から孝霊山へ行く途中にある佐摩山の三角点


岩石が目立つ孝霊山への道


孝霊山山頂から大山を見る


孝霊山から見るテレビアンテナ群と弓が浜


 ダイセンミツバツツジ

タニウツギ


仁王堂公園の風景 右の山を登ると佐摩山・孝霊山へ