恒例のラ・ホールdeサイエンス。今年は2つのブースと2回のショーで出展しました。
ブースは、ものづくりが「輪ゴムのぴょん」。ゴムの力でボール紙が「ぴょん」と跳ねる、かわいい仕掛けです。もうひとつは「ハンズオンサイエンス」。実際に自分の手で経験して「面白~い」と叫んでしまいそうな楽しい実験を集めました。「図書コーナー」「触れない豚」「ボールチェーン」「皿回し」レオナルドの橋」「ペットボトルの中の雲」など。
ショーは2回。「風船のへそ」(針を刺しても割れない風船)や大気圧、空気砲、水蒸気爆発シミュレーションなどおおいに盛り上がりました。
皿回し・・・って、卓球のラケットを回しています。
こちらが本来の・・・ではなく、裏返しの皿回し
口で聞く音。骨伝導で、口で音を聞きます。額に当てても聞こえますが、口で聞くと上あごと下あごの両方から振動が伝わるせいか、擬似的にステレオ感があります。
ミラクルミラー。放物面鏡を2枚合わせてあります。中の豚さんが浮かんで見えます。実際に光が集まっている実像なのでリアルです。なのに、つかむことはできません。どう見てもそこにいるように見えるのに、触れないのは不思議な感覚です。
輪ゴムのぴょん作り。
手の入らない手袋。不思議です~
図書コーナーの本。今回は、レンチキュラーレンズ、スキャニメーション、鏡をつかったトリック本の3冊を紹介。どれもびっくりです。
レオナルドの橋。木を組み合わせるだけで、互いを支えあって橋になります。意外に丈夫です。
サイエンスショー。風船のおへそに針を刺しています。
昨年、市内のあちこちで実施した成果か、正解の人がとても多い「二つの風船」の実験でした。
大気圧で鍋のふたをくっつけてしまう実験。別名「マグデブルグの鍋」
空気の流れでバットも浮かぶ・・・
小空気砲。連射できます。つながって飛び出す煙の輪は大うけです。
そして、大型空気砲、発射の瞬間。
今回のイベントで気づいたことの一つは、出展物のレベルが高いこと。
以下は、私達の出展物ではありません。
こちら、手製の水飲み鳥。薬品を使わず、水の気化熱で動かすので、30分に1回ぐらいのペースだそうです。
レゴを使用したロボット。自律的に走ります。
3Dプリンターで作った台に、レーザー加工機で作ったアクリル板を立て、LEDで光らせるといった、凝った自作の展示物。
なつかしや電気パン。電流計なども使って、なかなかしっかりした作りです。
蓄光パッチを使った星座作り。中学生が活躍していました。
他に「電気くらげ」や「石ころ実験」など、常連出展者の楽しいブースがずらり。
科学館などのプロフェッショナルな組織が関わらず、アマチュアが集まっての科学イベントとしては、集まったもののオリジナリティの高さに驚きます。科学館のない地方都市では珍しく、ほとんど毎月のようにサイエンスイベントが開催され、来訪者にも常連がたくさんいます。出展するほうも、新しい内容に挑戦します。
私達も、うかうかしていられません。新しい実験を開発したいと思います。