沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

やまのあなたの

2008年10月27日 | 日々のこと

 山のあなたの 空遠く 

      幸い住むと人のいう

 噫 われひとと尋めゆきて

     涙さしぐみ かえりきぬ 

 山のあなたに なお遠く 

     幸い住むと人のいう              

 ドイツのロマン派詩人 カール・ブッセ (Carl Busse,1872-1918)の有名な詩。(上田敏:訳)

 山の向こうに幸せがあるという。行って見たけど幸せは見つからない、もっと遠くの山に行けばそこにあると人が言う。

 けれど、行けども行けども幸せは見つからないでしょう、なぜなら幸せは自分の心が作るものなのだよ ということなのでしょう。        

秋はこんな素敵な詩でも口ずさんで見たい。

   (写真はやんばるの秋の空)

 

 


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ハシカンボク

2008年10月26日 | 日々のこと

 先月行ったときには、ハシカンボクの群落に花がいっぱい咲いていましたが、今回はあまり見られませんでした。この写真に写っているのは、珍しい斑入りのハシカンボクです。愛らしい花です。

 


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山の中のハイビスカス

2008年10月26日 | 日々のこと
 やんばるの山歩きの途中、休憩したトイレの脇にこのハイビスカスが。誰も訪れる人がいなくても、太陽の光をいっぱい浴びて、今日一日の短い命を咲き誇っていた。

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「開高健とC・W・ニコルの野生の呼び声 」

2008年10月25日 | 日々のこと

  80年代CWニコルという人をTVでみて、ナチュラリストでワイルドな彼に惹かれていた。そして、ある日のこと、本屋に入った私の目に「開高健とC・W・ニコルの野生の呼び声 」という本が飛び込んできた。

 文学・酒・食・自然について二人の対談をまとめた本だった。

 ずっと私のなかで、気になる二人の対談が行われると言う事、つながる不思議さに驚いた。当時私が好意を寄せていた二人。その二人がまた通じている。それは偶然?必然? この本を見つけた時も嬉しかったなあ。    (写真はニコルさんも訪れたやんばるの森)

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やんばるにも秋が

2008年10月24日 | 日々のこと

 日中はまだクーラーがないと蒸し暑い沖縄ですが、やんばるの山には、ススキの穂が秋らしい風情をかもし出しています。

 見晴らしのいいこの山からは、東シナ海と太平洋が望めます。どんなに手入れの行き届いた公園よりも、森にいると癒される。草や木や雑多な植物が繁茂している様を見るとこの世に神様はいるのだと。

 それぞれの植物がいきいきとしているのが

 は「調和」の世界。す・ば・ら・し・い。


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やんばるの山

2008年10月23日 | 日々のこと

 今、やんばるの山(国頭村)芙蓉の花盛り。うすい桃色と白い花が行く道々に咲き乱れ、まるで、私たちをお迎えしてくれているかのように。

 この花は日当たりを好むそうです。山を分断して出来た林道の両脇は遮るものがないので、芙蓉並木になっていました。

 


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腕時計

2008年10月20日 | 日々のこと

 この時計は私が二十歳ぐらいの時に買ったもの(CIZEN QUARTZ)ですが、あれから30年、ずっと頑張ってくれています。ほんとに日本人の作る精密機器ってすごいなと思います。

 時計がなくても困らない世の中になりましたが、肌身離さず持っていると、年々愛着が湧き、これだけ長い間愛用していると、今度はこの時計が壊れちゃった時、ずいぶん寂しいだろうなと思ってしまいます。こうやってUPしてみると、ずいぶん傷がついていて年季が入っているのがわかりますね。

 


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「最後の晩餐」

2008年10月20日 | 日々のこと

 私が開高健を知るきっかけになった本。

 学生の時長い間アルバイトをしていた店を、私が辞めると言う日に、A氏がプレゼントしてくれた。うれしくて早速読み始めたのだが、難しい漢字が出てくるわ出てくるわで、漢和辞書を片手に奮闘していたが、お手上げ。

  せっかくプレゼントしてくれたのだから、きっといい本に違いない、でもこの開高健との出会いの本は「いつか読みます、ごめんなさい」で本を閉じてしまった。

 しかし、開高健という名は私の頭の中に強くンプットされていた。

 ある日、本屋で開高氏の「オーパ!」という釣りの紀行文を発見。

 これがとても面白い!。釣りをしたことのない私がこれ以来、彼の本にはまりっぱなし・だ。

 この本は、まだ読み切れていない。


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お気に入り

2008年10月17日 | 日々のこと

 この青いカーテンは私のお気に入りです。何度か引越しを経験しているのですが、たまには模様替えでも?と思っても中々このカーテンを取り外せません。とてもきれいだと思います私には。

 15,6年前に光が丘IMAで買い求めたものです。しかもバーゲンで。いっぱい買っておけばよかったなと。

 なぜなら、うちの息子たちもこの青いカーテンが好きなようで「自分の部屋ができたらこのカーテン俺の部屋に掛けるよ」と言っています。長い間になじんできて、なくてはならないテディベアのようなものかも知れません。

 なぜか、私は青い色が落ち着きます。

 このシリーズまだ、どこかで売ってませんか?


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「身がわり」 著:有吉玉青

2008年10月15日 | 日々のこと

 私は中学の時、有吉佐和子の「海暗」という小説を読んで、小説の面白さを知りました。東京伊豆七島のひとつ「御蔵島」を舞台に、ある事件をめぐるオオヨン婆を中心とした村人の物語です。島の情緒あふれる、愛すべき人々が心に残り、この本がきっかけで、有吉佐和子が好きになりました。

 中学、高校時代は、部活や遊んでばかりで数少ない読書はほとんどが有吉佐和子でした。

 素晴らしく魅力的なたくさんの著書があります。晩年、TV「わらっていいとも」にゲスト出演していたのを偶然に見て、その奔放な彼女を見てますますファンになってしまいました。しかし、その直後ぐらいにあっけなく逝ってしまったんですよね。

 有吉玉青は彼女の一人娘です。私は彼女がいつか偉大なる母のことを書いてくれるだろうと期待していました。

 彼女が逝って四年が過ぎ、「身がわり」が書き上げられました。有吉佐和子ファンなら誰でも彼女の私生活の部分も知りたいと思うのだろうと思いますが、私も例外なく。

 偉大な有吉佐和子が、どこにでもいる愛すべきかわいい母であったことが微笑ましい・・・。読んで見てくださいね。


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