雑念雑記

雨月更紗が思いついたことを思いのまま…

帰りました

2005-08-31 08:30:36 | 日々の思い
昨日の夜、帰ってきました。

行く前は、あんなに気が重かったけど、行ってよかった。
会ってみないと感じられないことを、たくさん感じられたし、
お互いが作り上げてきた壁を通り抜けて話ができたから。
こういう状況になるまで、こんな関係になれなかったのが口惜しいけど、
きっと、こういう状況だったからこそ、壁を通り抜けられたのかもしれない。
ことばの裏に、父の孤独、不安、無念がひしひしと感じられ痛い。
また会えるかな。また会いたいな。

夏休み

2005-08-26 08:12:15 | 日々の思い
一応「夏休み」ということで…明日から4日間実家に帰ります。
これまでも実家に帰る前、気がおも~いことが何度もあったけど、
今回は最高に重いなぁ。
星の回りも悪いし。
あぁ~どうなるか(ため息)。

息子とレゴ

2005-08-25 08:14:50 | 子ども
昨日、親友の(←私は勝手にそう思っている)Rさんと娘のRちゃんが遊びに来てくれました。Rさんとはよく会っているけど、Rちゃんと息子が家で一緒に遊ぶのは初めて。母2人は、この2人がどんな風に遊ぶのか、ちょっと興味津々だったのです。なにしろ2人ともマイペースで、結構自分のやりたいことがはっきりしているので。息子は友達が来ていても、やりたいことが違っていれば、お互いそれぞれ違うことをしていても全然構わない、というマイペース人間で、どうなることか…と一抹の不安もあったのです。

ところが、予想外の結果となりました。1時前に来て7時前ぐらいまで、2人で仲良く遊んでいるではないですか!しかも、ほとんどの時間はレゴで!すごい驚き。だって息子は自称レゴビルダーで、彼にとってレゴは特別な存在で、宝のように思っているため、7歳になりながらもなかなか友達に貸せないし、一緒にリラックスしてレゴをして遊ぶなんて、これまでほとんどなかったのです。というかレゴを快く貸して、一緒に楽しく遊べた友達は過去1人だけ。それも1時間ぐらいのものでした。それが昨日は2人でず~とレゴをし、作ったもので遊び、Rちゃんが帰った後も「今日は楽しかった。Rちゃん、結構レゴうまいよね」なんて言っているので、母としては驚くばかりでした。この違いはなんなんだろう、と思わず考えてしまったほど。

自分が大切にしているものを、勝手に乱暴に扱うことはないと安心でき、話をしながら作るものを発展させていける友達だったら、一緒に遊べるということなのかなぁ…。それにしても嬉しい発見でした。
それに母2人はおかげでゆっくり話しができたし。

子どもと関わる人へのバイブル

2005-08-22 10:19:47 | 子ども

育児本とか「~の子どもを育てるには」といったHow toものは、興味が無いのですが、この本は、まさに子どもに関わる人すべてへのバイブルだと思います。

最近、息子のことで、子どものころ、自分も同じような態度をとったし、同じように反応したことがあるので、その気持ちをある程度は理解しながらも、どうそれに対処すればよいのか、考えてしまっていました。これまで私と夫は、子どもとの関わりについては、たいていの場合、似た考えを持っていたので、あまり問題となることはなかったのですが、今回のことに関しては、私と夫の対処の仕方、考え方が違ったため、それも悩むところだったのです。

なんとなく行き詰まりを感じ、導かれるように昨日の朝、この本のページをめくりました。見事に私の抱えている問題のヒントがそこには書かれていて、改めてこの本のすごさ再確認したのでした。

地球を一回り

2005-08-18 07:49:27 | 

図書館で息子が「これ借りたい!」と言ったので借りた本なのですが、私のほうが夢中になって、ページをめくってしまいました。写真で地球を一周し、しかもただ1周するだけでなく、人々の生活も感じ取ることのできる本です。作者の視点がビシビシ伝わってきて、写真だけでここまで伝えられるのってすごい!と思ってしまいます。「小松義夫 地球人記」も見てみたい、という気になりました。

今朝起き抜けに考えたこと

2005-08-17 06:55:11 | 日々の思い
人が本当に必要にしているのは、ダメな自分も認め、愛してくれる人ではないか。
だめな自分を出しても大丈夫という安心感はすごい。
人はいつもかっこよく生きることなんてできないのだから、ダメな自分も必ずいるのだから、そんな自分を全部ひっくるめて、愛で包んでくれる人がいたら、安心して自分を変え、試してみることができるのかもしれない。

自分を変えようとするときって、必ず少しの恐怖と不安がつきまとう。
たとえ変えたいものが、自分の欠点であっても、今まで自分が欠点とともに存在していた場所は、住み慣れた居心地の良い領域なのだ。
変わるというのは、新しい世界を自分で作っていくと言うこと。これまでとは違う自分にどう人が反応するか、自分はどう感じていくのか、やめたくなったとき後戻りはできるのか。さまざまな不安が頭と心を往来する。

そんな時「大丈夫。見ていてあげるから。失敗してもいいじゃない。試す勇気を得たことだけでもすごいよ。やってごらん、できるから」と言ってくれる人がいたら、恐怖や不安も、その人と分かち合い半分にして、新しい自分へと踏み出せるのかもしれない。

息子にとって、私はそんな存在でありたいな。夫に対しても、大切な友達に対しても。

小さな変化

2005-08-16 07:42:01 | 日々の思い
自分の何が問題なのか、よぉく分かっている。
変えたい、でもなかなか変われない。
あ~ぁまた同じことをしてしまった。
まわりから見れば、結果は同じで、
何も変わってなんかいやしない。

でも、自分の中では、変わっている。
ほんの1ミリだけの前進だけど、
変化は起こっている。
少しずつ、少しずつ。

今は小さな種だけど、
いつかそれが大きく花開く時が
くるかもしれない。
そう願って、少しずつ、少しずつ。

薬指の標本

2005-08-11 08:45:34 | 
小川洋子の薬指の標本を読む。不思議な気持ち。現実ではない世界なのだけど、現実に密着している。
この本の中に入っているもう1つの短編「六角形の小部屋」にも同様の雰囲気がある。
あり得ないものだけど、この標本室も、六角形の小部屋も、実際には必要としている人は、たくさんいるのではないか。
私もときどき欲しいかも。

幸せのカタチ

2005-08-11 08:36:01 | 日々の思い
幸せのカタチなんて、みんなそれぞれ違うから、
誰かの幸せのカタチがわからなくったって、
誰も私の幸せのカタチをわかってくれなくったってかまわない。
自分の心に問いかけてみれば、その人自身がわかること。

人をうらやんだり、ねたんだり、
嫉妬をすることからかけ離れた、
心の静寂。
自分を、ありのままの自分を認めてくれる人、数人。
そして自分はここに立っている、と感じられること。
それがシアワセ。

正しく知り、認めることの大切さ

2005-08-10 08:56:58 | 日々の思い
私は広島に生まれ育ったため、子どものころから原爆教育、戦争教育については盛んで、夏になるとそれに関する映画を見たり、本を読んだりするのが、学校でも課題とされました。正直なところ、私はこれがすごく苦手でした。戦争のことを知りたい、と思う反面、この時期語られ、見せられるのは、被害者としての戦争、戦争はどんなに悲惨かということだけで、それを起こす原因となったのは何か、加害者として日本人は何をやってきたか、を語られることが無いのが、あまりに一方的で、気持ちの治まりがつかなかったからです。

広島は韓国人差別の強いことでも結構有名な地域らしく、私の親の世代では何のためらいもなく、在日韓国人に対する差別意識をあらわにする人はたくさんいました。だから、東京に引っ越してきた時、在日韓国人が普通に社会に受け入れられているのに、違和感を持つほどでした。

戦争での被害者意識を持ちながら、韓国人にとっては加害者であることについては、まるで認識が薄い、という矛盾がとても理解できず、私は心のどこかで常に反感をもってきました。

臭いものには蓋をするのではなく、臭いものはなぜ臭いのかを知ろうとし、臭いと認めること。つらい作業だけれど、必要なことです。
歴史において、何の罪も犯すことのなかった国など、ないのではないかと思います。ただ、それをその後正しく知り、自分たちの罪を認め、同じ歴史を繰り返さない試みをすることで、歴史が残してくれたものが意味を成すのです。

そういう意味で、ドイツのやったことは偉大だと思います。ナチのユダヤ人虐殺の罪を認め、謝罪し、戦争を知らない世代にも、その正しい知識を伝え、同じ過ちを繰り返してはいけない、と教える。原爆の被害だけを取り上げ、同じ過ちを繰り返してはいけない、戦争を繰り返してはいけない、というのより、よほど説得力があります。

ドイツとユダヤ人の関係は、今や友好的なものとなり、互いに尊重しあえる関係となっています。

過去の過ちを認め、謝罪するところから関係改善の1歩は始まります。日本にも、早くその第1歩を踏み出して欲しいものです。