髯仙人の気まま歌

 60代の気まま爺の気まま歌。

 こんな へんてこな 爺も おりますぞ

過去一時

2014-11-26 14:26:33 | 短歌


 過去一時 愛せし人ゆ 施設より TELあり行くや 行かざるべきや

 冬だけは 越せぬベゴニア(四季なし海棠) 秋深く 庭あちこちに 最期を盛る

 初雪が もみぢの山の 色消せば 天地に深く 鎮もれよ 冬

 秋深し 熊には熊の 事情あり 招かれざるも 里をおとなふ

 初雪や 冬を籠れず 食求め 里をうろつく 熊たちあはれ

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2014-11-04 10:05:41 | 日記
「墨の入った方はご遠慮ください」の掲示も多いですが・・・先日



  ① 閑古鳥 鳴く湯屋にゐて 文身の 

      老爺の長き 身の上聞けり



  ② どう見ても 下手な彫り師の 手になるか 

      鯉を背負ひて 一世(ひとよ)しのげり



  ③ 強がりに 疲れ果てむや 皺肌の 

      鯉を背負ひて 老い坂のぼる

秋の瀬戸の海

2014-11-01 19:33:25 | 日記
先日、雪国よりの友を案内して、尾道沖からしまなみ海道を生口島
平山郁夫美術館へ。 快晴、凪の瀬戸の海は絶好でした。

 海の青 秋空の青 交わらず 藍濃く淡く 島々の影

 島々は 瀬戸に浮きつつ その影は 雲に一線 画して動ぜず

 小春日に しみじみ語る 瀬戸の海 雪国ゆ来し 我が老い友と