銀座と新橋の境「新橋郵便局」の前にある銀座柳の碑です。
銀座煉瓦街ができた頃、風趣を添える街路樹として松、桜などを植えましたが、
次第に柳だけになってしまいました。
大正10年に「いちよう」に植え替えられましたが、柳の風情を惜しむ声は強く、
昭和4年には西条八十作詞、中山晋平作曲、佐藤千代子が歌う 昔恋しい銀座の柳
という「東京行進曲」が一世風靡しました。
同6年、柳並木が復活し、再び西条、中山コンビが今度は「銀座の柳」をつくり
ました。碑文には 植えて嬉しい銀座の柳 江戸の名残りのうすみどり 吹けよ春
風紅笠日傘 けふもくるくる人通り とあります。