奇怪な森友学園

森友学園というのは、安倍昭恵氏が校長、そして安倍晋三記念小学校と名を借りて小学校を造るための寄付金を募っていたのだという。
安倍首相は、熱心に勧誘されて、断っても断っても名を使われたというのだそうだ。
実に腑に落ちない話である。

大阪はＪＲ塚本駅前に幼稚園を経営していて、ここは園児に教育勅語とか五箇条のご誓文を暗唱させ、集合させて朗誦するのだそうだ。
園児にとっては判らんだろう。興味などないだろう。こんな幼稚園生活を送った子が、小学生になり中高大と進学してゆくと、どんな人間になるんだろうか。
また、そんな幼稚園に子を通わせる親はどんなことを思うのだろうか。実に謎なのです。

さて、小学校の用地は豊中にあって、国有地を捨て値で取得したらしい。時価9億ぐらいの土地を1億3千万で購入。国有地は国のもの。国交省が管轄している国有財産がこの相手にこんな値段で売った。
地下に大量のごみが埋まっているからというので大幅ディスカウントしてしまった。
国有財産なのに、こんな安値で処分するとは、信じられない。また、この値決めをした理由の資料はすぐ処分してしまって、分からない。答えようもないというのだ。

この学校用地は、昔私も大体わかる。豊中の荘内。
昔は田んぼだったところなのだが、梅田に近いというので中小の不動産屋が競って上物をつくって儲けた地域なのだ。典型的な過密スプロール開発で、伊丹空港の飛行機がうるさい。名神高速が通ってややこしい土地。
だから田んぼに廃棄物を捨て放題のところだったんだろう。

大体、私立の小学校というの、やってそもそも引き合うものなのだろうか。
安倍さんがそんな学校に加担したのが、奇怪でしょうがない。
真相は、どうなんだろうか。