ソールズベリーの歌舞伎愛好家としての日々

歌舞伎や読書をこよなく愛するものです。私の身の回りのできごとや興味あることについて書いていきます。

菊五郎の加賀鳶

2009-03-31 00:12:17 | Weblog
今日は新聞屋の仕事と居酒屋の仕事をこなす。
 五月の歌舞伎座は菊五郎の加賀鳶をやる。
 気にはなるが、どうなるか、注目はしたい。
 加賀鳶は鳶の梅吉の威勢と、按摩の道玄の小悪党を際出させるのが見ものといえば見もの。加賀鳶は、初演が五代目の菊五郎、六代目も得意とした演目。
 因みに、当代は初演である。
 加賀鳶は好きな芝居なので見れたら見たいものである。
 将棋の棋王戦で挑戦者の久保さんが佐藤棋王を破り、初タイトルを獲得。
 最近の久保さんの充実ぶりからして当然といえば当然といったところ。
 関西に久方ぶりのタイトルである。
 最近、低調気味の振り飛車党にも励みになるかも。

塩野七生の新刊は

2009-03-30 11:36:00 | Weblog
昨日は朝刊の配達をこなす。
 夕方から三宮に繰り出す。
 正月以来の三宮であるが、以前の寂しさを比べると華やかである。
 中華街にてジャスミン茶と中華料理を食べる。
 これで明日からも踏ん張れるかなである。
 先日、関学の図書館から借りてきた塩野七生の新刊、ローマ亡き後の地中海世界を読んでいく。
 中世の、イスラムとヨーロッパの地中海の興亡を描いているが、イスラムの海賊たちの対処に苦しむヨーロッパの姿は、いまのアフガンとテロの対処に苦しむアメリカと類似している。
 ヨーロッパ、西欧の苦悩に東欧、ローマの後継者、ビザンテンは何をしていたかが見えてくる。何もしていない、何もできなかったと表現した方がいいかも。内部の対立、キリスト教の教義の対立でどうにも動けなかったといってもいい。ギボンの衰亡史の後半のつまらなさはわからぬわけでもないが。