以前もこの「カテゴリー」で書きましたが、面接の時間が長かったか短かったか、いわゆる「面接時間の長さ」を気にされる方が本当に多いです。
でも私はそれは気にされなくとも良いかと思います。聞こえようによってはとても無責任に感じるかも知れませんが。
お付き合い頂いている面接官の方々、その多くは経営者の方々ですが、そのご性格は十人十色、千差万別です。
中にはダメだと思っても折角来てくれたのだからと気を使って長く面接される方もいらっしゃれば、誤解を招かないように淡々と早めに切り上げる、という方々もいらっしゃいます。
また以前も書きましたが、面接時間が短くても内定がでるときもありますし、その逆に面接時間が長くとも内定が出ないときもあります。
要は面接時間の長さは気にしないことです。
面接は「双方向」であるべきと私は思っていて、うちから面接に行かれる候補者さんにはいつもこう言って送り出しています。「面接は双方向です。企業さんもあなたを面接しますが、あなたも企業を面接して下さい。」
もしかしたら理想論に聞こえるかも知れませんが、私は本気でそう思っています(笑)。
私は平均的アメリカ人くらいの転職回数は持っていますから、人生でかなり面接に行かせて頂きました。が、お会いした瞬間鳥肌が立ったところへは内定を頂いても行きませんでした。ホントの話です。それもシンガポールで(笑)。
先日うちのお客先でこんなことがありました。面接が始まって5分くらい経ったとき、社長さんが候補者さんに向かってこう言い出したそうです。「ちょっと話をさせてもらいましたが、どうも違うよね。うちには合わないと思いませんか?」と。それを受けて候補者さんも、「はい。お話をお聞きしていて、どうも違うな、と思いました。」と答えたそうです。それならばと、その社長さんは一笑されて、少し雑談をした後、「じゃあこれで。頑張って下さい。」と。候補者さんも、「お時間ありがとう御座位ました。」ということで面接は10分程度で終了しました。
なかなか見聞きするケースではありませんが、私はこれで良いと思います。面接が上手く行かなくともそれは「ダメなこと」ではなくて、「この人はうちでは伸びない。この人の能力が活かせるところは他にある。」ということであり、「自分の能力が活かせる場所はこの会社ではなくて他にある。」ということになるのだと思います。
なので「速攻お断り」を受けても大丈夫なのですよ(笑)。気にされないことです(笑)。
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