『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

感動をプロデュースする力 その1

2009年06月11日 | シンガポールで暮らす

 最近「携帯音楽プレーヤー」の購入を思い立ち、それらに詳しいN社長からいろいろと教わり、ある機種を特定しました。購入数日前、そのN社長に当日は「いっしょについて来て下さい」と子供のようにすがりつくと、「その日出張」と軽く振り払われ一人で行くことに(笑)。

 今思い出しても、「その店で買うんじゃなかった」と後悔しています(苦笑)。お店の店員さんにとっては、これは売れ筋の商品であるため、これまでいくつも販売し、何度も触ったことがあるのでしょうが、こっちとしては日本円で5万円近くする商品なんてそー簡単に何度も買えるモンではないんですよね。容量の異なる三つの機種があり値段もそれぞれ異なります。こっちとしては、その三機種の間で心が揺れ動く訳です。ところが店員さんからは、(顔にこそ出しませんが、)「さっさと決めてくれ光線」が出まくりです(笑)。

 結局「大は小を兼ねる」の論法で(?)一番容量の大きいものにしました。店員さん、「じゃあスクリーンにキズがないかどうか確認して下さい。」とスクリーンをプロテクトしているカバーを、なんの躊躇もなくザーっとはがします。これって、自分ではがしたかったなあと思いながらスクリーンを見てみると、「大きな親指の“指紋”」が新品のスクリーンについていました。これって、あんたの指紋じゃ?と思いながら私は頭がクラッとなるのを感じました。ちょいと兄さんベタベタさわんじゃねーよ!といきなり口調が江戸風に成りかけましたが、そこをグッとこらえ、静かに押し殺した声で、「ここに指紋がついているのでふき取って下さい」と震える声でお願いした次第です。

 お兄さんが布でふき取っているときに、私の背後から「○○下さい」と声が聞こえました。こんなピリピリしている時にいきなり割って入ってこられて、咄嗟に私はその声のした方に、コンマ1秒の速さで振り返ってしまいました。するとそこには、こんなに暑いシンガポールで、スーツをビッシと着込んで、顔立ちも彫りの深いアラブ人のビジネスマンが立っていました。全てが「濃すぎ」て再度クラッと来た瞬間でした。

 そのお店のお兄さんにとって、私は支払いは済んでいないけど既に販売が完了した人。一方アラブ人のビジネスマンはこれからコミッションが稼げる人、ということで、私は他のスタッフへ預けられ、お兄さんはそのアラブ人への売り込みに専念しだしました。自分の指紋くらいは自分で拭けよな、と思いながら私はごしごし人の指紋拭き。何かが間違っています(笑)。

 ・・・と、いうことで、この続きはまた明日(笑)。

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2 コメント

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Unknown (シャンパーニュ)
2009-06-12 23:44:05
「ポチッ、ポチッ、ポチッと」自然に押してしまいました。いつも押そうと思っていますが、つい忘れてしまう事もあります。内容の興味等に関わらず、文章のリズムみたいなものが、自然とマウスを持つ手そこに運ばせるような、、「ポチッ、ポチッ、ポチッと」を通じていろいろ考える私です。
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シャンパーニュさんへ (佐藤)
2009-06-13 18:11:47
シャンパーニュさん、はじめまして!書き込み、それに「クリック3回」誠にありがとう御座位ます!

文章を書くときはいつも苦労しておりますが(笑)、私の駄文からも「文章のリズムみたいなもの」を感じ取って下さって、本当にありがとう御座位ます。

読み手をして自動的にクリックさせてしまう文章力、これは理想であります(笑)。

これからもどうぞ宜しくお願い致します!
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