『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

人材は適所適材

2008年07月08日 | 就職や転職についてあれこれ

 シンガポール人はなぜ転職するのか?

 シンガポール人のみならず日本人もそして他の国の人たちも転職はするのですが、とかくこの「ジョブ・ホップ」が一般的な国にいると、上記の質問は堂々巡りのように、特に日系企業の人事担当者の頭の中では現れては消え、消えては現れるを繰り返していることと思います。

 日々地元の人材に接していて彼らから直接聞く理由は様々です。給料が安い、上司と合わない、環境を変えたい、学ぶことがなくなった、はたまた、「俺はもうこの会社に5年もいるんだぞ、いまさら聞く必要はないだろう」的な勢いのあるものもあります(笑)。

 であるならば、「シンガポール人は辞める」を肯定的に捉えてはどうかなと思います。その前提に立ってビジネスを組み立てていかないことには、いつまで経っても属人的で、その特定の人が辞めたら「大変」なことになってしまうという状況からは抜け出せません。

 適材適所と言われますが、実は適所適材です。まずポジションがあってそれに見合う人材を探す、人材が先にあってその人材に見合うポジションを作る、というのは欧米系企業ではあるように聞きますが、それは甚だ属人的な組織になってしまいますので、転職が盛んなシンガポールの日系企業には合わないでしょう。

 そのポジションの役割や責任を明確にして、それに見合う人材をあてがい、たとえその人から辞表を出されても困らない組織作りがシンガポールでは大事なような気がします。



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