★弥生のひとりごと★

弥生センセの従然日記♪

お疲れさま

2006年08月29日 | Weblog
話は随分前にさかのぼる。ある春の日、私たちの在籍する大学の競技ダンス部に、2人の新入生が入ってきた。
一人は、大柄でイケ面だけど、少しぶっきらぼうな感じの男の子、もう一人は、とても明るくて頭がよく、カラオケで中森明菜の物真似をしては周囲を笑わせているような楽しい女の子だった。
当時、我が校はとても弱小であったから、運動神経が良さそうなこの2人が組めば、すばらしい大型カップルが出来、きっと私たちの持つ根強い弱小校コンプレックスを払拭してくれるに違いない!と私たちは思った。
ただ、新人戦の間、男の子は殆どやる気がなかった。やはりこの計画も無理なことであったか・・・と残念に思っていた矢先、男の子が急に頑張り始めた。なんでも人に負けるのが嫌になったらしい。
・・・そして2人はカップルを組んだ。

それからというもの、彼らは破竹の勢いで成績を出し始め、とうとう全関戦でモダンチャンピオンになってしまった。我が校から優勝者が出るとはまさか考えられなかったので、私たちはたいへん嬉しかった。弱小校であったため、誰も行かなかった東京での全日本大会にも、彼らが初めて出場した。結果、ワルツで4位という成績を持ち帰ったのだった。
これ以後、我が校からも優勝者がぽつぽつ出るようになった。これもひとえに彼らの業績であると言って過言ではない。

そして彼らはプロになった。
これ以後の彼らの活躍は、言うまでもない。プロになってすぐに西部のファイナリスト、そして西部日本チャンピオンになった。関西を代表する選手に育ってくれた。そして全日本戦においてもすばらしい成績を残したことは記憶にも新しい。

そして彼らは闘いきった。2005年6月、現役を引退。
先日の彼らの引退パーティは、彼らの人柄がよく出た、とてもいいパーティだった。
彼らのダンス人生の始まりに立ち会った私にとっては、とても感慨深いものがあった。
ダンスに賭ける人生の一部始終(現役において)を見せてもらいました。彼らとダンスとの血みどろの闘いを見せてもらいました。
心から、お疲れさま、と言いたい。
これからは、ダンスの楽しさを味わいながら、ライフワークとしてのダンスを極めてほしいと思っています。

ココロの強さ

2006年08月21日 | Weblog
いや~すごかったですね!高校野球決勝戦!
近年まれに見るいい試合でした(…って、近年ほとんど見ていないけど)。
じつは中学・高校の頃は高校野球が大好きだったので、夏と春の甲子園が始まると、毎日欠かさず試合を見ていたもんです。
さすがに最近では、とうにそんな熱も冷めてしまっていて、地元の高校の試合を観ることさえなかったんですが。
でも昨日、たまたま決勝戦を見ていたところ、すばらしい試合内容だったので、今日の再試合も決着を見届けるべくTV観戦いたしましたよ。やっぱり、すごくいい試合でした。

でも一番印象に残ったのは、両校の投手の冷静さでした。
この場面であんなに落ち着いているなんて!!!
この子ら18歳でしょ~?!なんでこんなに落ち着けるん?あんな大観衆の前で!しかもこれに勝ったら「全国優勝!」っていう場面で!

特に、優勝校の投手。
ピンチの時、「ここでこの冷静さはありえない…!」って場面がたくさんありました。
4連投で、しかも前日には15回も投げていて、普通ならそれだけでも疲労が溜まっていてたいへんなのに、それを上回るこの強靭な精神力は何だろう? 弱冠18歳なのに…すごいなぁ~!って思いました。
このくらいの歳の子って、時にとんでもない力を発揮することがあるんですよね。
それには技術ではなく、もっと大きい力が働いている。
それって精神力から来るものなんだろうなぁ、って改めて「ココロの強さ」について考えさせられました。

きっと競技ダンスにも通じるものがあるように思います。
勝つためには、ココロを鍛えることもかなり重要な要素なんだなぁ…と痛切に感じいった次第です。

時間の感じ方

2006年08月15日 | Weblog
先週月曜日から一週間のお休みをいただき、気分もリフレッシュし、今日からまた再スタートいたしました。
これから年末まで4ヶ月半、頑張って仕事したいと思っています。

そう、よく考えれば、年末までもうあと4ヶ月半しかないのですよ!
時間が経つのがすごく早いと思う今日この頃。だって去年の白浜旅行からもう1年も経つなんて信じられないんですよねぇ。
せいぜい半年くらいしか経っている気がしません。
でも、最近読んだ本の中にこういう記述がありました。やはり加齢によって時の経つのが短く感じられるらしいです。
ある心理学者が統計をとってみると、60歳の人は、20歳の人が感じる1年という時間を、4ヶ月くらいにしか感じていないらしいのです!
ということは、20歳から60歳までの間は40年あると思っているけれど、実際は13年くらいの感覚しかない(!!)
・・・ということなんだそうです。もちろん、人間が感じる時間というものはあくまでも主観的なものではあるけれど。

う~~~ん、やっぱりそうだったのかぁ。。
どうりで1年前の旅行から半年くらいしか経ってる気がしないハズだ。
子供の頃は、1年ってすごく長かった気がしたのになぁ。。。
じゃ、うかうかしていられない!
このままじゃ、すぐに歳をとってしまう!なんとかしなけりゃ!
・・・と、意味もなくジタバタと焦ってしまったヤヨイでした。