「骨格提言」の完全実施を求める10.27大フォーラム

2017年10月31日 | 社会問題
10月27日(金)に、日比谷外音楽堂で「骨格提言」の完全実現を求める10.27大フォーラムが開かれました。
今年は参加出来ませんでしたが、大会アピールはとても胸を打つ内容です。
誰もが自分らしく暮らせる社会をつくる。
改めて、頑張ろう!と思います。

以下、大会アピール文です。


大人になったら、家族から独立し一市民としてくらしたい」。
これは、誰もが少なくても一度は思い描くことだと思います。しかし、しょうがいや病気があり、支援が必要な身になると、それが一気に難しくなり「何だかいけないこと」として感じてしまう。非常に恥ずかしいことに、それが今の日本社会です。
 「市民としてくらしたい」を難しくさせているのは、しょうがいや病気のせいではありません。自分の必要な支援が、周りに十分に無いためです。
今日の集会では、公的支援を抑制しようとする国の動きや、多くの社会福祉の課題が語られました。昨年起きた津久井やまゆり園事件の大きな原因の一つは、しょうがいしゃを厄介者扱いにして一カ所に集め管理する、日本が長年とってきた国策にあります。しかし隔離施策の反省をせず、小規模化という名のもと、また入所施設を作ろうとしています。施設での虐待が後を絶ちませんが、通報対象に病院・学校・官公署が含まれていないという大きな問題を放置し、障害者虐待防止法の改正議論を進めようとしません。
しょうがいしゃが地域生活を送るのは、健常者に比べ簡単ではないです。津久井やまゆり園事件を機に、政府は何ら根拠も無いのにもかかわらず、措置入院をした人の生活を警察も含んだ会議体で支援していくのだとしています。精神しょうがいの人の生活支援を述べるならば、障害者総合支援法の活用と拡充で良いはずで、なぜ警察が出てくるのか。「支援という名前を借りた監視」は許されません。難病の人は支援を、病名によって制限されています。行政は、本人の生活よりも医学的なことを重視するのです。多くの自治体では地域生活のために必要な介護時間の上限を勝手に設け、国はその実態を容認しています。介護保険では、一人暮らしの人に欠かせない家事支援、生活援助を勝手に必要ないと決めつけ、国の事業から外そうとしています。
今日の集会でみえてきたのは、“財政難”というインチキ言葉を多用し、しょうがいや病名ごとで施策を分け、本人の自立した生活に向き合わない、生活の最も基盤となる生活保護を切り捨て、支援が必要ならばできるだけ地域住民のボランティアを使えと、国家が担うべき憲法第25条の責任を軽くしようとする国の姿勢です。障害者権利条約、骨格提言と相反するものです。
しょうがいや病気があると、家族から独立して市民生活を送るのは、そんなにだめなのでしょうか。「障害者自立支援法違憲訴訟団」と国との基本合意や骨格提言では、そのようなことは全く書かれていません。2つの文章では、公的支援を受けながら自立生活をすることは、権利として述べられています。先月の9月29日に行われた私たちと厚生労働省の意見交換で、厚労省の職員は、骨格提言を「これから読んでみます」とおっしゃったのですが、あれからきちんと読まれたのでしょうか。
 私たち大フォーラムは、違憲訴訟団と国との基本合意に基づいて創られた「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言」の完全実現を求めています。この骨格提言は、ひとを線引きしない福祉政策を提言しており、しょうがい・病気があっても地域で十分に生活できる社会、優生思想がはいりこむよちがない社会を描いています。
 私たち大フォーラムは、他の団体と連携し、「市民として生活したい」を深く追求し、強く訴え続けます。
 
 2017年10月27日
「骨格提言」の完全実現を求める10.27大フォーラム参加者一同

世田谷区男女共同参画条例パブリックコメント締切は明日!

2017年10月10日 | 日常活動
10月5.6日と連続で、24条の会@せたがやの勉強会を開催し、世田谷区男女共同参画条例骨子案について意見交換をしました。
出てきた意見は以下の通りです。
せっかく、他自治体の後発でつくる条例です。
内容はいいものにしたいな☆と思います。

パブリックコメントは、明日10月11日(必着)まで。世田谷区のHPからメールで提出することも可能です。多くの皆様にパブコメを提出して頂けたらと思います。

【骨子案の気になる点:前回学習会の意見交換より】
①盛り込みたい視点
・推進拠点としての「男女共同参画センター」の位置づけ、設置
 →これは、骨子案に盛り込まれていないので、ぜひぜひ入れたいですね!

・男女共同参画推進体制の位置づけ
 →他自治体では、予算の位置づけや専門所管について言及しているものも!

・苦情処理の設置
 →苦情処理委員会などの設置が明記されていません。これも、ぜひぜひ設置すべきですよね☆

・教育分野の取り組み。
 →学校教育はとても大事な部分です。例えば、「保育、幼児教育、学校教育、生涯学習その他のあらゆる教育及び学習の場において、男女平等社会を支える意識及び態度の形成に向けた取組みが行なわれること」(武蔵野市男女平等の推進に関する条例第3条(8)) などと、明確に教育分野の取組みを記している自治体もあります。

・「差別」への言及。
 →条例骨子案では、「差別の解消」とあるけれど、「性別による差別の禁止」にするべきではないの??

あと、ちゃんと明示すべき取組みとして・・・、
・暴力の根絶、DVの根絶
・リプロダクティブヘルスライツ。
・防災の視点
・間接差別の視点
・調査研究  などなど

② 策定過程などへの疑問
・誰が策定に関わっているのか
・なぜ策定することになったのか
 →今回の条例制定のプロセスでは、区民委員や有識者などが加わるような策定委員会が設置されないまま、庁内作業で骨子案が作られました。
  この点について、疑問の声も出されています。
  例えば、武蔵野市では策定委員会が12回もの話合いをして、骨子案が作られたました。
  区民参加の保障、ただ単に、シンポジウムなどを行なうだけでは、十分でしょうか。
  基本構想を作る時には、無作為抽出のワークショップなどを開催したほど。
  熱の入れようの違い、とすれば・・・。
  他自治体と比較して基本理念がとても薄いのはそのせいなのか?という意見も出されました。
  
  どちらにしても、パブコメの〆切は明日です。
  区民だけではなく、基本的にどこに住んでいても提出することが可能です☆   
  是非、関心をお持ちいただきたいと思っています☆

  http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/160/784/d00155202.html

1票で変える女たちの会

2017年10月09日 | 日常活動
10月8日、有楽町マリオン前に女性たちが集合。次々にマイクを手にして、思い思いの訴えをリレーしました。

私も、世田谷区内羽根木公園の雑居まつりから駆けつけました。
「憲法を活かす政治」これを実現ということから、9条を守ることと同時に、26条の義務教育の無償化の実現を使用!と訴えました。

連休の真ん中の日。
衆議院選挙直前の有楽町に、「1票で政治を変えよう!」と女たちの声が響き渡りました❣️



衆議院選挙へ

2017年10月07日 | 日常活動
いよいよ来週火曜日10月10日から第48回衆議院選挙が始まります。
社民党は東京では、21区に小糸健介さん(35)を擁立して戦う予定です。

憲法を変えさせない、戦争法・共謀罪廃止に向けた闘いとともに、低迷を続ける経済と私たちの暮らしを良くするための闘いでもあります。
アベノミクスの失敗は明らかです。
どのような状況になっても安心して暮らせる社会構造へ変革に向けた闘いでもあります。
小糸健介さんと。