コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CLANNAD~AFTER STORY~ 第13話 「卒業」 感想 その1

2009-01-10 17:41:46 | CLANNAD 1&2期AFTER STORY(2007-2009)

 2週間ぶりになったクラナドアフター13話。今回は前のときのように時間が瞬く間に過ぎていきます。まかさ今回で「卒業」をしてしまうとは…。見ていて驚きましたが、皆の姿が久々に見れてよかったです。特に春原~。ということで今回はそこに力をいれてお届けしていきたいと思います!

 で、力を入れすぎたせいか、今回も文字加工分で文字数オーバーになってしまいました。卒業式に関してはじっくり書いておきたいので2つに分けます。よろしければ最後までお付き合い下さい。TBはできればこちらにくださると嬉しいです。


 始めは朋也が秋生に渚との結婚のことを報告するために、古河家におじゃましているところから。でも秋生はこういう時に限って留守。朋也のあの手の怪我が前回のことを思い出させて痛々しいです…。朋也は早苗に迷惑をかけたことを謝りますが、早苗はそれを気にしておらず、朋也を励ましてくれます。

「でも道は一本ではありませんから。
 あの子ならどんな道でも朋也と一緒に歩もうと思っています」
「信じてあげてください。あの子を」

 こう話を聞いていると早苗も早苗で色々あったんだろうなと感じます。やっぱり母親なんでしょうねー。と、そこに渚がお茶を。しかも早苗は新開発のパンを出してこようとします…。これは嫌な予感。しかもそのタイミングで秋生が帰ってきて、パンは倍額で、でも早苗のパンなら定価で売ってやると、早苗のパンの文句を言います。が、それを早苗が聞いてショックを受けてしまい、またもや早苗は家から出て行ってしまいます!まあ定価ですけど、秋生の言い方にやっぱり問題があったんでしょうね。しかしバナナを皮をむかずにいれるのはどうかと。
 それを追う渚でしたが、追おうとする秋生を朋也が止めます。くわえたパンをすぐ食べる秋生に驚き。で、話を始めようとするのですが、ここでまたまた話は野球での勝負になってしまいます。でもここで野球勝負を持ちかけてくるとは、秋生も鋭いのかも。

「おう、俺に話か?」
「ああ。真面目な話だ」
「よーし、真剣勝負だ!」

 そうバットを突きつけ朋也に勝負を迫る秋生。朋也も話をするために勝負を受けることに。この時点ではまだ朋也も真の意味では本気ではありませんでした。朋也はそれに加え強気に条件を加えます!

「聞くだけじゃない。俺の言うことを無条件で了承しろ!」
「いいだろう。お前が勝ったらなんでもOKしてやる。
 だが俺が勝ったら聞く耳もたねえ。それでいいな」

「ああ」

 それに秋生も真面目に受け答えします。こうして渚・早苗が見守る中両者の戦いが始まります。止めようとする渚を早苗が無言で止めます。早苗も止めてはいけないことを分かっていました。
 が、結果は空振り三振…。1回目の挑戦は失敗に終わってしまいました。朋也はその場に膝を付き、落ち込んでしまいます。渚に謝る朋也の表情が随分荒んでいますね…。でも早苗の言葉で朋也はまたやる気を取り戻します!

「努力をすれば、届くかもしれませんよ?
 渚のために頑張ってみてはどうでしょうか」

 早苗の笑顔が眩しく見えました。そしてこの日以降朋也は何か火がついたように、仕事の休憩時間の合間をぬって素振りの練習をしたりと、練習にうちこみます。芳野にも、

「さっきから何してる?」
「人生をかけた戦いが、あるんです!」
「ああ?」

 と、呆れられつつも、朋也は真面目に素振りを繰り返し、そして悪天候の中でも秋生に勝負を挑み、渚との結婚を認めてもらおうとします!が、練習をしてもまだ届かず2回目、3回目の挑戦も失敗に…。3回目の挑戦の時、朋也は秋生に、

「勝てねえよ。それぐらいの力の差があるんだよ。てめえと俺様には」

 と、痛いところをつかれて朋也はまたブルーになってしまいます。

「知っているんじゃないのかな、あの人…
 何か今、言われた気がしたんです。
 お前はまだ子供だ。
 誰かを守るなんておこがましい話だって…」

 でもその後早苗の言葉に何か動かされるものがあったのか、朋也は雨が降る中残り、練習を続けることに!

「いえ、俺残ります。
 力に差があるなら、あとは熱意しかない。練習していく!」

 これに戸惑う渚でしたが、今回ばかりは早苗も止めませんでした。

「そうですね、今回は止めません。とても大事なことですからね」
「渚、男の人が戦う時、邪魔をしてはいけませんよ」

 娘の一生がかかった問題ですし、それぐらいの意気込みが必要なのかも。もしかすると秋生と早苗にもそういう時があったのかもと思わず思ったり。
 で、渚も早苗に連れられ帰るかと思いましたが、渚も朋也を見守り、そこに残ることに。早苗も止めようとはしませんでした。何だか熱い展開になってきました~。

 それからも朋也は仕事の休憩時間の合間にひたすら素振りを続けます。これを見ている芳野にも笑みが。芳野なりに朋也を応援しているのかもしれません。いや、朋也頑張りますねー。
 そうして豪雨の中、朋也は公園でまた素振りをしていました。こんな豪雨の中でもやるとは、本当にスポ魂ですね…。そんな朋也を渚が見守っていましたが、そこに何か思っているのかのような秋生が出てきて、黙って朋也の元へ。早苗もそんな秋生の様子を見て出てきます。何かが起きそうです…。そして、

「これが最後の一球だ。いいな」
 
 の声の後、朋也も深く頷き、野球勝負に――。2人とも真剣そのものです。そうして秋生が投げたボールを朋也が見事いい音をたてて打ってしまいます――。ホームランです。朋也の努力がようやく報われた瞬間でした。ここの一瞬の止まるかのような白い画は良い演出だったと思います。
 打った後、朋也はすぐさま秋生の元へ走り、そして土下座をしてお願いをします。しかもここであの切ないあのメロディがかかってきてもう…。本当泣きました。

「渚を俺に下さい!!」

 しばらく場には沈黙が。秋生もどうしていいのか分からなそうにしていましたが、

「ふん、こいつは似ているぜ、俺とよ」
「私はずっと前から気づいていましたよ。そっくりです!」
「ずっと大人になりたくて気が逸っていたんだ。
 まだまだガキのくせによ」
「だからこそですよ」

 と、朋也を認めようとしていました。2人は似たもの同士だったんですね。結局、年を重ねることで本当の意味で大人になれるんだと思います。でも父親としては色々複雑な思いもあるんでしょう…。
 渚も朋也の元に駆けつけます。で、秋生は朋也にこう言います。

「顔を上げろよ。
 渚が辛い思いをするようなことがあったら、すぐに連れて帰るぞ」
「それじゃ…!」「お父さん!」
「朋也さん、渚は私達の夢です。
 そして今日からは朋也さんも私達の夢です。
 2人の幸せが私達の夢なんです。
 だから、幸せになってくださいね!」

 朋也の顔が本当に泥まみれなのがリアルだなと思いました。でもそれがまた良かったり。立ち上がった朋也、渚はそんな秋生、早苗の言葉に嬉しそうに礼をします。ようやく朋也も報われました…。良かったです。こうして2人は結婚を許してもらいました。

 で、季節が夏だったと思えば、次のシーンではすぐにクリスマスの時期に。秋はまた飛ばされてしまいました。今回のクリスマスは朋也・渚2人で過ごしたようです。しかも渚、またまただんごを発見して大喜び!これでまただんご大家族が1つ増えました。だんごに夢中になる渚はかわいいですね~。ツリーの傍で2人は幸せそうでした。
 クリスマスの後は古河家でのお正月。渚が二十歳になったということで、渚は初めてお酒をすすめられます。ここで面白いのはやっぱりお酒に酔った渚!酔っていないと渚はいいますが、どう見ても酔っていますねー。渚に、

「そんなにお母さんがいいですか!?」

 と、詰め寄られ、たじろぐ朋也が面白かったです~。しかも早苗まで乗り気で更に修羅場に…。しかも朋也も早苗の胸は大きいと秋生に言われ撃沈。その後も修羅場は続きますが…古河家は平和でした。最近シリアスな展開が続いたのでちょっと和みました。


 時はまた冬・3学期に。でも冬になり渚の体調はまた悪化。寝込む日々が続きます。この病気がまた曲者ですね…。ここで注目なのは街の再開発が進んでいる様子。何だかどんどん街の景色が変わってきて寂しい感じがします。
 寝込む渚に付き添う朋也。気になっていた渚の卒業に関しては、今回は去年より頑張ったおかげか無事卒業できることに。一安心です…。これで3年目とかだったら見ているだけでももう耐えられません…。寝込む中朋也に笑いかける渚がまたかわいかったです。
 ここで思わず笑ってしまったのは、今年追加になっただんごが去年のだんごの上に重なっているところ!妙~に存在感があります。どこまで積み重なるのか気になったり。

 で、ここからも時が流れるのは恐ろしく早く。次の瞬間にはもう春の卒業式に――。早すぎてついていけないです…。まあハイペースでいかないとこの後尺がなくなるのはよく分かるのですが。仁科・杉坂、智代、有紀寧は無事に卒業。ここも見ていると色々面白かったです。
 ですが、卒業式にも渚は病気で出席することができず、窓から学校の方を見つめていました。やるせないです…。そこで朋也は渚のために皆で卒業式をやってあげたいと思います。

 まず朋也が連絡したのはアフターに入って以来出番がなかった春原。待っていました~。家に電話した時出来たのは芽衣でした。ちなみに原作では春原母が出たりします。普通でしたけど。芽衣も少し前のことなのに何だか懐かしいような。でも春原は家には今いなく、会社の寮で暮らしていました。ここで朋也が一瞬寮のことを思い出すのがまたよかったです。
 で、芽衣から連絡先を聞き、今度は春原との電話に。電話に出た春原が礼儀正しいのは知っていても妙に驚きでした。でも変わっていないところもあり。しばらく会話していくとまるで高校時代に戻ったような感じになっていきます。 

「春原か?俺だ。岡崎だよ」
「えっ、岡崎マジかよ!」
「元気か?」
「ああ、元気だけどさー。
 この会社って理不尽なことが多いんだよ。聞いてくれる?」

「今度ゆっくり聞いてやるよ。今は俺の話に付き合え。
 実はな…」
 
 ここの2人の会話は何か懐かしさがあっていいですね。卒業してから出番がなかったのがききました。あとは春原もまた朋也と同じように社会で頑張っているだなという感じがしてしんみりしました。
 で、朋也は自分の計画を春原に話します。最初は研修中だから、勝手に寮から離れたらクビになると渋っていた春原でしたが、かつてのように朋也が春原をからかうと、春原もそれに乗っかってきます。

「悪いな!」「クビになれってか!」
「1日ぐらい何とかなるだろう」
「簡単に言うなよぉ。融通がきかない会社なんだよ」
「頼むよ!俺のために♪」
「渚ちゃんのためだろ?
 …まあ1日だけならどうにかなると思うけど」

「悪いな♪」
「人の彼女のためにこんなに苦労するって、
 僕って最高にいい奴ですね~」

「だからお前に頼んでいるんじゃん」
「へっ、分かったよ。
 この時間ならつかまるから、またかけてこい」

「ああ。そうする」

 やっぱり2人のやり取りは見ていると和みます。笑顔の朋也がちょっとアレでしたが…。相変わらずな2人ですが、最後のセリフには2人の友情を感じました。これ以降も春原の出番がちょくちょくありそうなので楽しみにしています。

 ここから話は渚の卒業式の話に。文字数オーバーのためその2に続きます。毎度すいません。TBは2に送っても大丈夫ですが、できればこの「その1」の方にお願いします。

 その2にはこちらからどうぞ~。