コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

化物語 第7話 「するがモンキー 其ノ貮」 感想

2009-08-22 03:17:28 | 化物語シリーズ(2009~)

 なんだか久しぶりな気がする化物語感想。前回会話がなかったぶん、今回は暦と神原の会話ばかりで嬉しかったです。やっぱりこの2人の会話、おもしろすぎです。ノリが最高です!


 はじめは前回からの続き。黄色い雨合羽を着た謎の怪異に襲われ怪我を負った暦ですが、たまたまひたぎが忘れ物を届けにきたことで助かります。ここの2人の会話も2人らしくてよかったです。というか、ひたぎの出番今回冒頭だけ…。

 OPは今回も神原回なのに、またひたぎOP。流れ的に次回に持っていきたいのかもしれませんが、前回もやったことですし、ここはまよいの時と同じようにOPナシで本編をやった方がいい気がしました。ありがたみが薄れてしまいます…。
 でも今回するがモンキーの告知CMが流れたことで、神原OPの曲が聴けました。結構爽やかそうな曲でよかったです~。神原っぽさが出ているのも良い感じ。更にOPが流れる時が楽しみになってきました。じらされています…。

 暦が怪異に襲われたその翌日。暦は犯人の可能性が高い神原の家へ向かいます。まあ前回あれだけ急に接触してくれば誰でも疑いたくなりますよね…。包帯を巻いた手もまんまですし。神原もそれを分かっているようで、それを受け入れます。
 そして暦は神原の部屋に案内されるのですが…そこは想像を絶するほどの汚い部屋でした。2人が座るスペースもない様子…。アニメでは赤い本ばっかで汚さが軽減されているのが、ちょっと残念だったかも…。原作を読んでいる時、どんなに散らかった部屋なのかかなり気になっていたのですが、アニメでは何か淡白で正直がっかりしました。シャフトのことだからすごいことをするに違いないと思っていたのに…。やっぱりアニメを見てから原作を読んだほうが楽しめるのかもしれません…。
 しかも神原はあまり片付けられないことを自覚していない様子…。仕方なく暦が座るスペースを作るために1時間ぐらい片づけをすることに。真面目そうな神原の意外な一面でした。


 それから場所を確保したところで暦は昨日のことについて話をすることにします。ここからしばらく暦と神原の会話が続きます。
 前回はまよいに押され気味になってしまいましたが、今回は本当に神原のターンという感じでした!ひたぎとの会話もいいですが、神原とのやり取りも暦の素が出ていて良い感じでした。もしかすると暦のノリが一番よく出るのは神原との会話かもしれません。その神原も前回は普通の女の子っぽいなーと思っていましたが、今回は原作のイメージに近い硬い口調っぽくて更によくなっていた気がしました。今回はイメージ通りです!

 話に入ってすぐに暦は神原に、昨日自分を襲撃したのは神原なのかたずねますが、それに神原は分かっていたのか、神原はあっさり自分が犯人だと認めてしまいます…。やはりあの怪異の正体は神原でした。
 次に話はヴァルハラコンビの話になりますが、ここではその名を命名したのが神原自身だと明らかになります…。自分からあだ名をつけるのって何かもなしいですね…。暦の気持ちもよく分かります。神原はなんか色々ギャップがあるキャラみたいです。
 色々話した後、話は神原の包帯が巻かれた左手の話に。神原は早速包帯を外し、その腕を暦に見せます。で、その包帯の下にはなんと猿の手になっていました…。しかも結構大きめです。妙にリアルです…。暦はその腕に驚きますが、神原は暦が猿の腕と言い当てたことで何故か尊敬。神原が暦を尊敬するシーンは何だか面白かったです。暦はその腕を生きている怪異とみますが、果たして…。あとどうでもいいですが、この辺セリフがやや早口なのが気になりました。たまたまでしょうか。
 で、この後神原から衝撃発言が――

「私はレズなのだ」

 これを恥ずかしがることなく、堂々と言える神原がすごいと思いました…。または百合。ここまでくるとちょっと尊敬かも。とりあえずこれで神原が暦に接触したのがひたぎを想ってのことだと明らかになりました。神原はどうやら本気でひたぎのことを好きなようです。暦もその事実に驚きを隠せないようです。

 そこからは神原がひたぎへの想いを語っていきます。神原はひたぎに一方的な憧れを抱いていたこと、高校に入ってから中学の時と比べて変わり果ててしまったひたぎを見て驚いたこと、そしてひたぎに重さをないことを知り、協力を申し出たものの、拒絶されてショックを受けたことを暦に打ち明けます。神原のひたぎへの想いは本物でした。前回の話と照らし合わせると面白そうですね。
 それ以来神原はひたぎの唯一の望みだと、ひたぎに近づかないようにしていたようです。ひたぎからの唯一の望みが拒絶だったとは…なんとも切ない話です…。神原はそんな自分の気持ちを「重イ」と感じ始めていました。

 そして最近、誰も人を寄せ付けなかったひたぎに、暦が親しそうに話しかけているのを見て、また神原の気持ちが揺らいでいきました…。神原はひたぎを笑顔にできる暦に嫉妬していました。ここの気持ちを語る神原がとても力が入っていて良い感じでした。沢城さんの演技が素晴らしかったです。
 暦への嫉妬に悩む神原。2人が仲良くしているのを見て神原は、暦には嫉妬・ひたぎには失望していました…。そして行き着いた先が親から渡されていたミイラの手。その手に祈ったことで神原の左手は猿の手に…。
 これにより神原は力を抑えるのに困り、そして皆とバスケもできない状態になってしまいました。試合とかする時色々困りそうですね…。神原がバスケ部を休んでいるのもそういう理由があるからのようです。ひたぎの傍にただいたかっただけなのに、この今の状況…。やるせないものがありました。


 後半。暦はひたぎの時と同じように神原を忍野のところへ連れて行くことにします。なんか今回は話の流れが1話と似ていますね。
 行く途中ではもう恒例になっている2人の会話がしばらく続きます。話的にここまで時間をかけなくてもいいのかもしれませんが、やっぱり化物語の醍醐味は会話にあるんだとアニメを見ていて思います。この会話があまりなかったら化物語じゃなくなるんでしょうね。
 神原はもし暦がひたぎの体目当てで付き合っているなら、自分ではダメかと暦に提案してきます。神原の愛もひたぎ同様なんか重いですね…。ここでの攻めを受けきる!という言葉には思わず爆笑してしまいました。さすが神原。
 会話の最後の方で暦はその神原の提案に、誰かの代わりにはなれないと、神原の提案を断ります。神原もちょっとがっかりしつつも頷きます。暦もこの辺はきっちりしていますね。さすがです。この辺はシリアスめでちょっとドキドキしました。

 しかも次はBLの話に。百合だけでなくBLまで…。女の子の後輩とする話題としてはちょっとしんどいかも…。神原は本当色々無茶苦茶なキャラですね。まさにカオスです。ちなみに神原のBL好きは本物で、今後も色々面白いことがあると思います。
 その後神原はまたまた問題発言を暦に…。話は神原のスパッツの話になりますが、神原は自分からスパッツの下に下着をはいていないと問題発言をしてきます…。ここまで堂々と言えるとは…もはや変態かも。この話題には暦も何故か動揺して、やけにこだわってきます。結局はぐらかされましたが、実際どうなんでしょうか。スピードの演出も面白かったです。
 あまり内容は頭に入ってきませんでしたが、暦と神原の会話はとても面白かったです。ボケツッコミに関しては他のキャラ以上かも…。


 忍野のいる廃ビルについたことでようやく本題突入。と、その前に暦は階段で忍と出くわします。じっと見てみると忍もかわいいです。化物語ではセリフがあまりないのが本当残念です…。いつもは忍野と一緒の部屋にいる忍でしたが、どうやら忍野にミスドのドーナッツを1個多く食べられたことを根にもっているようです。忍は本当ドーナッツが好きなんですね。ちょっと微笑ましかったです。
 でいつものように忍野は暦を待っていました。何故分かるんでしょう…。ここで暦はひたぎの借金10万を忍野に渡します。これでひたぎの借金は返済に。忍野も当分生活していけることでしょう…。

 そして話は最後の最後で本題に。忍野は神原の名前などを聞いて、その怪異を分析。忍野はその手を「悪魔の手」と呼びます。猿の手ではなかったようです。しかも左手に取り付かれたということで、更に厄介なようで…。今回最後は忍野のこのセリフで終わり。

「当たり前なことさ、悪魔なら」

 魂と引き換えに望みを叶えるというその左手…。暦はその神原の左腕を何とか鎮めることはできるのでしょうか。また波乱の予感がするところで次回へ続きます。


 次回は「するがモンキー 其ノ参」これまでOPがひたぎのものだったので、神原OPに期待。ここまで神原のOPがなかったのは話的な都合なのでしょうか。暦は神原の左手をどうにかすることができるのかどうか気になります。バトルシーンもありそうで楽しみです。これまでの展開的に、次回はラストのシーンに期待しています。ハンカチの準備をして見たいと思います。ひたぎの動向も気になるところですが…。

 あと今回のエンドカードはこげどんぼさんでした。ひたぎが美人さんで良い感じでした。暦も雰囲気似過ぎていてびっくりでした。こげどんぼさんも色々な絵のタッチを持っているんですね。綺麗なエンドカードだったと思います。

 ではまた次回に!

 



2 コメント

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第7話見ました。 (ひらがなでことみ)
2009-08-22 08:09:11
おはようございます、ソウキさん。
今回の暦と神原の会話が面白かったです。
神原の自分が百合だと堂々言ってるところが凄いですね。性格が出てますね。
暦が神原のあの本を片づけるシ-ンはとても
片づけてる風には見えませんでしたけど(笑)

神原のOPは次回なのでしょうか?気になります。ラストシ-ンもどうなるか楽しみにしてます。

先日、化物語のギャグ同人誌が出てましたので
つい買ってしまいました。面白かったです。

ではでは。
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-08-25 00:30:42
 ひらがなでことみさんコメントありがとうございます~。

 これまでのヒロインも個性的でしたが、神原もなんか色々面白いキャラですよね。こういう作品で百合もBLもいけるというキャラは初めてみました。ある意味尊敬します!次回もどんなやりとりがあるのか楽しみです~。
 原作では足の踏み場もないくらい物が溢れいている空間を暦が片付けているという描写が事細かに書かれているのですが、アニメでは全部赤いからかいまいち凄さが伝わってきませんね…。きっと忠実に再現しようとしたら放送が危うくなると思います。
 化物語も同人の方で流行ってきたみたいですね~。なんか夏コミにいけばよかったと今更思ったり。

 拍手の方もありがとうございました。色々ありましたが、帰って記事をうpしたりと、いつものペースに戻ったからか、おかげで調子が戻ってきました。ご心配おかけしました、多分もう大丈夫です。
 とりあえず普通が一番と改めて思えただけでも、今回の帰省は価値があったなと今は思えます。

 ではでは~。