コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

宇宙をかける少女 第19話 「閉じた迷宮」 感想

2009-05-13 23:40:55 | 宇宙をかける少女(そらかけ)(2009冬春)

 今回はレオパルドサイドとアレイダに捕らわれた秋葉と2つのサイドの話。捕らわれた秋葉はどうなるんでしょうか…。箱人間の話は予想していたとはいえ、深夜に見ると色々辛かったです。あと今回もブーミンコンビが輝きすぎていて面白かったです。結局課が変わっても役回りは変わらなさそうです。


 前半はレオパルドサイドの話。あれから皆の励ましで復活したレオパルドは、すぐに自分のミラーを取り返しにベンケイに奇襲をかけることに!最初はいい気になっていたベンケイでしたが、つつじの言う通り油断したその瞬間にあっさりレオパルドにミラーを奪い返されてしまいます!短い天下でした…。お風呂に入っていたつつじがかなりかわいそうでした。しかも今回の出番ここだけって……。いつも報われないつつじでした。ここの流れは本当にあっという間で思わず笑いが。

 ミラーを取り返した後、レオパルドは珍しく秋葉のために一生懸命に!

「そんなことは後でいい、枯葉探しが最優先だ!
 あいつをこのままにしておけん!」
「レオパルドさん…!」

 ここのレオパルドは何だかカッコよかったです。前回のことで2人の距離が縮まってきたかと思っていましたが…

「あいつがいなければ、僕はソウルシャウツを撃てんのだ!
 これは非常にまずい状態ではないだろうか」
「…そういう意味ですか」
「まったく、人工知能って奴は…」

 …そうでもなかったようです。最後の方の一言がなければ本当にカッコよかったんですが、レオパルドはレオパルドでした。まあきっと心配は少しはしているのでしょう…。
 面々は秋葉を早く助けようとするのですが、レオパルドコロニーの避難民を落ち着かせてからでないとと、なかなか思ったように動けず…。他にも戦力の問題や設備の老朽化など、問題は山積みでした。今回レオパルドサイドではその問題にあたることになります。

 いつきは今回レオパルドのミラーとコロニーのパワーラインを繋ぐために、ブーミンと作業しに行くことに。はじめて3人が一緒に仕事をすることになります。この3人が一緒に仕事をする姿は何だか新鮮でした。
 その中でまたレオパルド内に沸いた温泉に3人が入ることに。今回は入浴シーン多いですね。まあテレ東なのでサービスシーンにはなりませんが…。DVDだとどうなるか気になります。
 ここでひょんなことから話はいつきの過去に。最初話が始まりそうな時は「またか~」と思いましたが、話が始まるとなんといつきの話が早送りに!!さすがにスタッフもそう思っていたようですね。空気よみすぎです!ちゃんと過去映像も早送りされているのが面白かったです~。今回見た中で何気に一番面白かったシーンような気が。
 で、その話を聞いてブーミンはいつきの過去に同調し、涙を流します…。2人とも涙もろいようです。とにかく流されやすい2人でした。そういうところがこの2人の良いところなのかもしれませんが。3人の距離が縮まってきました。

 ここのシーンを見ている時はようやく3人が仲良くなれそうだと思っていましたが、ここはそらかけ。そうはいかず。ここではかったかのように巨大タコが出現!いつも空気ぶちこわしです…。これにより、ブーミンは真っ先にタコの餌食となり、体内に取り込まれてしまい…。つつじもですが、不憫さではブーミンも負けてませんね。
 いつきはどうにか逃げ延びて対抗しようとしますが、ウルの率いていた自警団員はすぐ逃げ出してしまい…。いつき達に危機が迫っていました。
 と、ここでこれまで潜伏していた風音がようやく帰ってきて、銃で援護!どうにか巨大タコを倒すことに成功します…。割とあっけなかったような。
 そうしてタコは倒されますが、ブーミンは氷漬けにされ、また災難にあっていました…。その後2人はいつきに関わるとロクなことがないと、いつきに関わったことを後悔しながら病院へ運ばれていくことに…。そういえばこの2人が酷い目に遭うときはいつもいつきが絡んだ時ですね…。今回で初めて気づきました。2人にとっていつきは疫病神なのかもしれません…。

 風音が帰ってきたことで山積みになっていた避難民の問題は風音により一気に解決!これで秋葉を救いにいくことが可能になります。
 またここで理事長が風音が帰ってきて安心してダウン…。かなり苦労していたようです。あと今回ニーナと理事長が学生の頃、風紀委員長と過激派の問題児だったことが明らかに。なんかその光景が目に浮かんできます…。やっぱり同級生だったんですね。
 その後風音もいつき・ほのかの話により、秋葉がアレイダ(神楽)にさらわれたこと、高嶺とナミも行方不明になっていることを知り、驚く…というか戸惑ってしまいます。あまりにも状況が動きすぎていました…。無理もないです。とりあえず、バラバラだったキャラも1ヶ所に集まり、これでまた話が更に進展しそうです。


 後半は捕らわれた秋葉の話に。あの後アレイダにより秋葉はクサンチッペの中に。どうやらアレイダはネルヴァルに命令され、秋葉をさらったようです。前回のクサンチッペがレオパルドを襲撃したのは囮としての役目をただ果たしただけに過ぎませんでした。しかしクサンチッペの歌は本当に酷すぎる…。今回も田中さんが絶好調でした!ソラの歌うお姉さんって~。
 また今回のアレイダの話を聞いていると、本当にネルヴァルの命令に従っているだけみたいで、秋葉のことを何も知らないように見えました。何かもう本当単純に操られているだけのような気が…。もう気にしすぎないことにします。

 秋葉はどうにかそこを抜け出そうとクサンチッペの中を探索しますが、その先で秋葉が見たのは無数の箱・箱人間が並んでいる、何だか恐ろしい光景でした…。箱に閉じ込められた人間はこうしてコロニーに組み込まれてしまうようです。
 そしてそこで秋葉はクサンチッペにより、何故コロニーが人間を自分の体内に組み込むのか秋葉に説明します。ちなみにこの辺はうろ覚えです…。
 それはコロニーが力を発揮するためには人間が必要だから。人間を箱に閉じ込めるのは、人間はコロニーにとって力として使うには、不純物が多く力として使いづらいためのようです。
 で、それをろ過するために箱に閉じ込めて、感情・記憶など余計な部分を除去し、従順させ人を利用しているとのこと。と、最近こういうアニメが多いので、予想はしていたものの、恐ろしい話ですね…。これじゃあ50年前反乱が起こったのも納得です。
 で、クサンチッペはこれを当たり前のようなことのように話し、秋葉を苛立てます。秋葉はレオパルドはそんなことしないと反発しますが、クサンチッペはレオパルドもコロニーだからどこかでそうしていると返します。この辺実際はどうなんでしょうね…。

 この説明シーンはネルヴァル・ナミ側と平行した形で進行していましたが、ここで印象的だったのは秋葉が反発しているのに対し、ナミはむしろ肯定していたこと。ナミの笑みが相変わらず怖かったです…。ネルヴァルの言うとおり2人は光と影のような関係みたいですね。ナミは箱に入らなくていいと言われていましたが、この先どうなるんでしょうか。この先もネルヴァルに利用され続けそうな予感がしますが…。

 その事実を知った秋葉は更に反発、どうにか脱出しようとしますが、そこはクサンチッペ自身の中。秋葉にはどうすることもできませんでした。逃げる中で秋葉は仲良くなったものの、アレイダにより奪われてしまったハコちゃんとここで再会します。やっぱりハコちゃんはここにいたんですね…。
 でも今のハコちゃんに秋葉の声は届かず…。ハコちゃんは秋葉のことを忘れてしまったようで、クサンチッペに秋葉の場所を示したりと、かえって秋葉を危機に陥れてしまいます…。ハコちゃんとの再会はやはり悲しいものになってしまいました…。救いがありません。
 で、追い詰められた秋葉は遂に箱に閉じ込められてしまうことに…。今回はそんな絶望的な状況の中終わりに…。秋葉最大の危機。ここを秋葉はどう乗り越えるのでしょうか…。

 また最後のネルヴァルのセリフも色々気になりました。

「何をするべきか、もう迷っている時間は無い。
 私はあれを失い、代わりに二人の少女を得た。

 白と黒、光と影。
 歴史は、私に何を求めているのか…」

 ネルヴァルもいわゆる小物的考えだけではなく、何か先を見通して色々考えているようです。この辺00のリボンズみたいでなくて安心しました。
 とにかく今は「あれ」が何をさすのか気になります。これはやっぱりレオパルドのことなのでしょうか。ネルヴァルの狙いもまた見逃せません…。ネルヴァルには小物で終わってほしくないなと思います。


 次回は「白銀の追跡」とにかく箱に入ってしまった秋葉がどうになるか心配です。地球でも簡単に操られていたので、すぐ取り込まれてしまう予感が…。とりあえず秋葉が変わる大きなきっかけになりそうなので楽しみです。今回も予告が面白かったです!
 あとそろそろほのかが限界のようで、この辺どうなるのかも気になるところ。まあ50年以上生きてきたことを考えるともう仕方ないのかもしれませんが…。

 あとこれからのあらすじを見てみましたが、何か思ったよりハードな展開になっていきそうで怖いです…。話も終盤になってくるんだなーという感じがしました。もう次で20話なんですね…。
 つつじもこの先活躍しそうな予感が。久しぶりに旧OPを見てみたら扱いがモブ状態でかわいそうでした。この作品の中で一番出世したキャラはつつじなのかも。

 ではまた次回に!