コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第11話「来訪者・燃ユル雪原」 感想

2010-03-16 16:54:46 | ソラノヲト(2010冬・アニメノチカラ)

 前回リオが旅立ってしまいましたが、話はまだ続きます。そして話はいよいよ佳境へ…。これまで出てきた戦争話が繋がっていくのか気になるところです。に、しても今回は本当シリアスすぎて違う作品のよう…。


 季節はすっかり冬。カナタ・クレハは2人で巡回。2人も更に仲良しになってきたようです。
 そんな中、2人は倒れた敵国ローマの女性兵士を発見…。焦りつつも、2人は砦まで連れ帰ることにします…。このことが状況を変えていくことになります。

 タケミカヅチの前で過去のことを思い出すノエル。かつてノエルは天才少女ともてはやされていたようです…。ですがノエルはローマ兵を見た瞬間、凍りついてしまい…。どうやら過去に何かトラウマがある様子…。ノエルにもこういう設定がまだ仕込まれていたんですね。ノエルは動揺しつつも、ローマ兵を助けようとします。

「僕に任せて!」

 ローマ兵は凍傷を追っていましたが、どうにか助かります。その後持ち物検査をするフィリシア。ローマ兵はラッパ吹きだった様子。これにカナタもローマ兵を見てローマ兵の人も同じだと安心。カナタと仲良くなる可能性もありそうです。

 ですがクレハは他のキャラより冷静。クレハは軍に引き渡すのかどうかフィリシアに訊ねますが、これにフィリシアは状況を理解している上で、クレハに待つように頼みます。クレハが去る前、見ていた人がいたかどうかなど、時間はあまりないようですが…。フィリシアもローマ兵をどうするかで苦悩していました…。
 一方謎の兵隊達が行動開始…。全体的に不穏な空気になってきました…。なんかいかにもという感じが。


 翌日。目を覚ますローマ兵士。寝ているノエルから鋏を奪おうとします。ですがノエルがローマ兵の胸を触った事で終了~。ちょっと和みました。ノエルも一安心。

「目覚めた、よかった…」

 今回はノエルがかわいすぎでした。に、しても本当ローマ語の翻訳ないんですね…。雑誌でそうすると分かってはいましたが、何を言っているかさっぱりです。
 その後クレハが尋問をしますが、ローマ兵に言葉は通じず尋問は進みません…。どうやらローマ兵の名前はアーイシャというようです。フィリシアのいいおっぱい発言には笑。かまかけだったということで納得ですが、この発言はMAD素材とかにもなりそうな予感が。
 尋問はできないということで、それまで隊で保護することになります。ですがアーイシャは時告げの砦というこの場所の名前を聞いて動揺…。何かわけありのようです。こうしてアーイシャをしばらくここに置くことになったわけですが、終盤ということで何かひと波乱起きそうです…。


 後半。アーイシャに食事を食べさせようとするカナタ・ノエル。そっぽをむくアーイシャですが、そんなアーイシャの気持ちを知らず、2人は一生懸命。ふーふーするノエルがまたかわいいかも。
 またクレハとフィリシアは妙に張り切っているノエルを心配していました。フィリシアはそれがノエルの罪滅ぼしだと事情を理解している様子…。ノエルもまた過去と向き合わなくてはならなそうです。


 一方ユミナ・ナオミ達は街の住人から砦の嫌な噂を聞いていました。街にも不穏な空気が流れ出します…。
 カナタのラッパにアーイシャも興味を示します。それでカナタはアーイシャにラッパを差し出し、ラッパを吹いてもらうことに。アーイシャが吹いたのは3話でもリオが吹いていたアメージング・グレイス。これもイリヤがもたらしたものの一つでした…。確かに音によってすべて繋がっているように思えました。このことにカナタは音は響くと感激。なんか音楽が世界を救うみたいな流れになりそうな予感が…。
 また寒さにアーイシャにノエルがマフラーを。このノエルの行動にアーイシャは戸惑いを感じていました。でもノエルの鼻水が~。これにはアイーシャも笑。言葉はさっぱり通じませんがアーイシャもそんな二人に心を許し始めます…。

 ですがアーイシャといるところをナオミとユミナに見つかり…。2人は軍が動いているらしいとカナタ達に知らせ、アイーシャのことも含め問題になると警告してきます…。そしてユミナがローマ語を使えるということで再び尋問。どうやらユミナはローマ語が使えるようです。見ている時は言葉が分からないので、今まで以上に空気を読もうと必死になりました…。今回ほど場の空気を読もうとしたことはなかったかも。
 話ではアイーシャの祖先が時告げ砦の兵士だったということ、アーイシャの目的が天使の化石・世界を滅ぼした黙示録の天使が見たかったということが明かされていきます。どうやらローマに伝わっている天使の伝承と、この国の天使の伝承は異なっているようです。このことは何を意味しているんでしょうか。何か別作品のような空気になってきました…。


 が、ここで進軍ラッパが聞こえてきて…。第9部隊のホプキンスがやってくることに――。かなりの乱暴者のようです。ノエルはこのことを知り、酷く怯えます…。ノエルのあの過去のトラウマに大きく関わっている人物のようです。
 結局リオは間に合わず、絶望的な状況へ…。フィリシアはある宣言をしますが、今回その内容は分からず。次回に繋がってきそうです。

 コートを着て、ホプキンスを迎えるカナタ達。ホプキンスはじわじわとフィリシアを追い詰めていきます…。どうにか切り抜けようとするフィリシアですが、それを見越していたのかホプキンスは鎮圧を宣言…。砦が踏み荒らされていくことに…。ここまで見て思いいれも深まってきたので、このシーンはキツかったです…。
 一方ノエル・アーイシャ・ナオミ・ユミナは砦に隠れていました。ここでユミナがアイーシャから炎の乙女の伝説のことを聞いて何かに驚いていました。1話で出てきたあの話も何か今、意味があるのでしょうか。伏線だけが増えていきます…。
 その後ノエルという名に動揺するアーイシャ。見えない死神という名は…。またその時電話が…。そこでカナタはセーズ国境にローマの大群が押し寄せてきていることを知ります…。しかもメカがたくさん…。次回は大変なことになりそうです。

 過去のトラウマを思い出したノエルは悲鳴をあげ、部屋から出てしまいます。ですがノエル・アイーシャが兵に見つかってしまい、そして銃声が――。緊迫した空気の中、次回へ続きます…。これはどうなるんでしょうか。


 次回は「蒼穹ニ響ケ」いよいよ最終回です。敵国の兵士を匿ったことで、反逆の罪に問われることになるカナタ達…。カナタ達は争いを止め、意志を貫くことはできるのでしょうか。
 WEB予告にも次回の映像はなく、OPの映像が使われていました。しかも最終回っぽいカナタナレーション…。カナタ達が無事生き残ってくれることを祈るばかりです…。リオの助けがあるのかも気になるところです。タケミカヅチが動くかも。に、しても本当次回で収拾つくんでしょうか…。日本っぽい世界との繋がりは一体…。とりあえずまたEDのような空気が見れればいいなーと思います。

 ではまた次回に!