コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

魔法少女まどか★マギカ 第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」感想

2011-01-29 04:30:19 | 魔法少女まどか★マギカ(2011冬)

 前回思わぬキャラが退場してしまい、予想外な展開になってきたまどか。ネットでの盛り上がりっぷりにも驚かされました。やっぱりあれは衝撃でしたね…。状況も変わってきて、まどか達は一体どうなってしまうのでしょうか…?


 今回はまずさやかが病院に上條のお見舞いに。いなくなったわけではなく、リハビリ室にいるようでさやか一安心。看護士さんに難しい患者さんと呼ばれる上條…。上條は事故に会うまではバイオリンの天才少年と呼ばれていましたが、事故により手が麻痺してしまい、楽器を弾くのは二度と無理だと診断されていました…。やはりこちらも状況は絶望的です…。
 上條を恭介と呼び、願いを叶えた後のことを考えるさやか…。願いを叶えるのは自分のためなのか、上條のためなのかと悩み、自己嫌悪するさやか。さやかはまどかより先に契約してしまうのでしょうか…?なんだかこのシーン的に、さやかにも死亡フラグが立ってきたような…。虚淵さん脚本なだけに怖いです…。

 家族と朝ごはんを食べるまどか。ですがマミが死んだ時のことを忘れられず…。卵がまた生々しいです…。そしてマミの死にまた悲しむまどか…。これは今は仕方ないですね…。あの死に方はあまりにも惨いものが…。引きこもりになってもおかしくありません。
 そんな中、いつものように登校するまどか達。さやかは強がって明るく振舞いますが、やはりさやかも吹っ切ってはいないようで…。授業中もまどかは落ち込んだまま…。そんなまどかを見つめるほむらがじれったそうにしている気がしましたが、一体何を思っているんでしょうか…。

 屋上で休むまどか・さやかですが、2人とも放心状態でした…。そして昨日と今日が違う世界のようだと話す2人。そしてマミの死を皆知らない…そのことが2人を暗くさせます…。そしてこのことに早く気付くべきだったとさやかは感じていました。魔法少女という運命はあまりにも過酷なものでした…。
 で、契約の話に。キュゥべえの位置が~。ですがまどかは今は契約したくないようで…。マミの死がまどかをかえって魔法少女から遠ざけてしまったようです。マミのような死を怖がるまどか…。なんだかまどかの感情が妙にリアルです…。人間は結局こういうものなのかもしれません。前回の時点では弱ったまどかがマミを生き返らせたいと願うんじゃないかと思いましたが、違ったようです。
 マミの代わりに誰が戦うのか…そのことを心配するさやか。キュゥべえはマミの縄張りが空いた今、他の魔法少女が黙っていないとまどか達に教えます。どうやらマミの死でグリーフシードを巡り、更に魔法少女の争いが起こってしまうようです…。マミの死を悲しむ暇さえなさそうです。
 そしてキュゥべえは2人が契約しないと聞くと、他の魔法少女を探すことにすると2人とお別れしようとします。キュゥべえ諦めよすぎ!そうしてひとまずキュゥべえとお別れすることになる2人でしたが、このまま終わりそうにはなくて…。


 まどかは放課後マミの家へ。家はまどか達が来たままの状態で保たれていました。昨日までの生活感があるのがなんだか辛いですね…。一人マミの部屋に立ちつくすまどか…。まどかは自分が弱いことをマミに詫びます…。
 家を出た後にほむらと出くわすまどか。マミの死に落ち込み、自分を責めるまどか。そんなまどかをほむらが優しく慰めます――。今までとは何か違います。ほむらはまどかが魔法少女にならないことに安心している様子。ほむら、やっぱりまどかと何かありそうです。 
 マミとは違った意味でのベテランだねとほむらにいうまどか。ほむらもこれまで色々な修羅場を駆け巡ってきたようでした。それまで魔法少女の死も数えるのを諦めるほどにみてきたとか…。
 マミの部屋やその後を考えるまどか。それにほむらはマミの死には誰も気付かず、失踪届けが出るのは当分先だと話します。とりあえずマミの記憶が皆から消えることはなさそうですが、どっちにしろ寂しいですね…。
 魔法少女の最期は壮絶なものばかり…。その事実に局面したまどかはその事実に嘆きます…。

「ひどいよ…」

 そしてマミのことを思い、涙を流すまどか…。ですがほむらはそこも割り切っているようでした。そうでないとやっていけないんでしょうね…。

「誰のためでもない。
 自分自信の祈りのために戦い続けるのよ。
 誰にも気付かれなくても、
 忘れ去られても、
 それは…仕方ない事だわ」

 それでもマミを忘れないと誓うまどか。ここも冷静にツッコミされると思いましたが、意外にもマミがそうまどかに思われることをほむらも羨ましく感じているようでした。

「羨ましいことだわ…」

 やっぱりほむらにとってまどかは特別な存在のようです。そしてまどかはほむらにも同じことをいうのですが、ほむらはまどかのそういうところを複雑に感じているようです…。どこか嬉しそうにも見えたりしましたが…。
 そしてまどかにまた忠告するほむら。


「あなたは優しすぎる。
 忘れないで。
 その優しさがもっと悲しいことを
 呼び寄せることもあるのよ…」


 そうして去っていくほむら。このセリフからして、マミの死以上にショッキングな出来事がこの先まどかに待ち受けている気がしました。なんだか皆死んでしまいそうで怖いです…。
 そしてまたもや未来を予見するかのようなことを言うほむら…。まるでまどかのこれからの運命を知っているかのようです…。やっぱりほむらは時間をループかなんかしているんでしょうか…?そうすればまどかに執着する理由にも納得できますが…。ほむらの謎が深まるばかりです。


 後半。さやかと上條。明るく振舞うさやかですが、上條は暗いまま…。そしてさやかに音楽を聴かせるのが嫌がらせなのかとあたってきます。そして当り散らす上條…。そしてCDを割って、手が血まみれに…。どうやら上條は医者から諦めろと告知されてしまったようで…。またもや鬱展開です…。
 このことで更に手が動かない、痛みも感じないと、上條は追い詰められていくばかり…。さやかも更に不安に…。そして上條はさやかを決意させる決定的なセリフを――

「諦めろと言われたのさ…
 もう演奏は諦めろってさ…
 先生からじきじきに言われたよ。
 今の医学じゃ、無理だって。

 僕の手は二度と動かない…
 奇跡でも魔法でもない限り、動かない限り…!」


「あるよ!
 奇跡も、魔法も、あるんだよ!!」


 ここで今回のタイトルが~。ここで魔法…そうきたか~という感じがしました。なんというかにくいです。

 そうしてさやかはキュゥべえと
 魔法少女の契約を交わすことを決意することに――。

 窓際で待ち構えているキュゥべえ確信犯~。やっぱりまだ諦めていなかったんですね…。キュゥべえ、黒い、黒すぎです…。


 その頃ほむらと仲良く出来ないかと悩んでいたまどか。ほむらと仲良くしているシーンを見る時はくるんでしょうか…?
 街で仁美を見かけるまどか。ですが仁美は魔女のくちづけを受けていて…!様子も自殺した人と同じです。ヤンデレっぽい仁美が怖い…。仁美、早くも被害者になってしまいました。
 で、他にも魔女に引き寄せられていく人がいて…。皆絶望し、自殺しようとしていました…。止めようとするまどかでしたが、仁美が止めに入られてしまい…。そのことに拍手する人達がまた怖すぎでした。仁美も喜んで死ぬ気のようで…。仁美やばいです…。一体何を仁美を追い詰めてしまったんでしょうか。
 まどかはそれでも自殺を食い止めようとしますが、今度は魔女の手下がまどかを殺そうとしてきて…。まどか、またもや追い詰められてしまいます…。
 そしてまた魔女登場。今回もイヌカレー演出が怖すぎです…。絵のタッチが変わっているのが面白いと思いつつも、どこか恐怖でした…。
 そんな中でも自分を責めるまどか…。痛々しいです…。

「罰なのかな、これって…
 きっと私が弱虫でうそつきだから
 ばちがあたっちゃったんだ…」

 そうして異空間で殺されそうになるまどかでしたが、そこに契約したさやかが現れ、魔女の手下を始末していきます――。で、そんな光景を苦々しげに見つめるほむら…何を思うのでしょうか。
 その後のまどかとさやか。さやかは照れつつ明るく振舞いますが、まどかは複雑なようで…。そこにほむらも出てきますが、やっぱり「あなたは…」と不愉快そうです。2人はなんだか敵対関係になってしまいそうな気がしますが、果たして…?と、こうしてまずさやかが先に魔法少女になってしまいました…。さやかが契約するシーンみたかった…。
 そして病室で手を見つめる上條。さやかは上條を救うことはできるのでしょうか…?


 このまま終わるかと思いきゃ、最後には赤い髪少女・杏子が登場…。この街に現われた新たな魔法少女のようです…。どうやら既にキュゥべえとも知り合いなようで、マミがいなくなったことで、キュゥべえが呼んだようです。マミが死んだからか思ったより早く出てきました。
 さやかが契約したことで役目がなくなるはずでしたが、ここで京子は引き下がらず…。どうやらさやかから縄張りを横取りする気、満々のようです――。


「ようするに、
 ぶっつぶしちゃえばいいんでしょ、
 その子」


 とにかくブラックな杏子でした…。野中さんにしては随分悪い役ですね…。びっくりしました。でもこういうキャラって大体、悪いことをたくさんした後、死んでしまう気が…。杏子は果たして最後まで生き延びることができるのか、ある意味気になるところです…。
 と、新キャラ登場で更に波乱な展開になってきたところで次回へ続きます――。生き残るのは一体誰になるんでしょう…?


 次回は「後悔なんて、あるわけない」まるで主人公のようなさやか。しばらくはさやかと京子の縄張り争いがメインになってきそうな気がします。
 あとまどかですが、まどかが契約して変身するまではまだまだかかりそうですね…。来週も変身しない気がします。でもそれだけにやっぱりまどかがどんな願いを抱いて契約するのか気になります。6.7話ぐらいまでにはどうにかそこまでもっていってほしいですが…。
 今回もキュゥべえがまた怪しい動きを見せていて、更に不安になりました…。なんだかすべてキュゥべえの思惑通りに進んでいる気もしたり…。とにかく意外な展開続きなまどかです。

 ではまた次回に!